日々の言葉 #28『自分の〈ことば〉をつくる あなたにしか語れないことを表現する技術』
今日の日々の言葉は、細川英雄さんの『自分の〈ことば〉をつくる あなたにしか語れないことを表現する技術』から。
「自分の〈ことば〉をつくる」とは、言い換えれば「わたしという存在の生きる意味を追求すること」。
まずは、自分の経験と対話し、感じたこと、考え、想いを把握することが大切、と著者の細川英雄さんは語っておられます。
本で紹介されているのも、徹底してコミュニケーションのための基本姿勢。正解を探すゲームが上手な「学校秀才」が、社会人になって苦労するのは、自分の「ことば」を持っていないからかもしれませんね……。
自分のことは、自分が一番分かっていると思いがちですが、本当にそうでしょうか？
人の想いは「タマネギ」のようだと感じることがあります。
「考えていること」のもう一枚内側に、本当の想いがかくれていることは、よくあること。これに触れると、自分のアイデンティティが揺さぶられてしまう……。
そんな時、人は一番外側の「皮」だけを他者に提示し、自分自身もそれが自分の考えだと思い込んでしまいます。
「タマネギ」の皮がめくれるのは、他者との対話を通してです。
なぜ、これがやりたかったのか。
自分にできる社会貢献はなにか。
達成したい未来はどんなものか。
話すことで本当の想いに気付き、ビジョンがクリアになっていくのです。
さて。
本当の想いを言葉にできたとき、自分自身にはどんな言葉をかけたいですか？
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