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日々の言葉 #21『学年ビリのギャルが1年で偏差値を40上げて慶應大学に現役合格した話』

今日の日々の言葉は、坪田信貴さんの『学年ビリのギャルが1年で偏差値を40上げて慶應大学に現役合格した話』から。

話題になっていたころはスルーしていて、いまさらですが読みました。

で。

泣きました……。

3回くらいウルウル、ボロボロしました……。
こんな話だと思ってなかったよー。

・聖徳太子を「せいとくたこ」という名前の超デブの子だと思っていた。
・JAPANの意味は「ジャパーン」だと思っていた。

などなど、ガチで斜め上すぎる解答に、よくぞここまで…と思ってしまいます。これが、さやかさん高校2年生の時。

ここから猛勉強して慶應義塾大学に合格するまでを追った、ノンフィクション小説です。

「あのね、山登りでは、ずうっと足元を見て歩かなきゃいけないんだよね」

このセリフは、ホントは山登りさせたかったという坪田先生の言葉を受けて、さやかさんのお母さんが解説してくれたときのもの。

山を登っている間って、ほとんど頂上は見えません。しかも、苦しい。自分の足元だけを見て、一所懸命、右足左足右足左足…を交互に出すしかない。

視界が地面だけって、けっこう精神的にキツいんですよね。

でも、ちょっと休憩した時に目を上げると、意外と高いところまで登ってきたことに気が付きます。

じゃあ、テッペンまで行ったら、どんな景色が見えるのか。

それをしっかりとイメージさせ、ストレスを抱えるさやかさんを、ご家族や友だちみんなで支える様子がとても感動的でした。

教育と家族の再生の物語ですが、努力の方向性・周囲の声かけなどは、ビジネスパーソンにも活かせる話だと思います。

必死でがんばっているときって、ひとりぼっちな気がしてしまうけど、周囲には自分を応援してくれている人がいるはず。

わたしは、がんばる人を応援する人でありたいと思っているのですが。

もう十分がんばっている人に、「がんばって」という言葉は追いつめるものにもなりかねません。だから常に自分に問いたいと思います。

「がんばって」の代わりに、どんな言葉をかけようか?

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