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ウクライナに関する橋下徹のツイート。生き永らえたらそれで良いのか?!

橋下徹のウクライナに関するツイートがどうにも腹が立つ。

6月14日、橋下徹はウクライナに関する一連のツイートにおいて、以下のように発言している。


●橋下徹
最も重要なことは、国家指導者・政治家は圧勝できる喧嘩しかしてはいけないということだ。だからこそ、いざというときに勝てるように防衛力の強化が必要だ。今は確実に勝てないというなら、政治家たちは恥をかき、国民から非難を受けながらも、ひとまず戦争を回避すべきだ。


――国家指導者や政治家にリアリズムが必要なことくらい理解できる。しかし、何とも情けない発言だと思わないか? ウクライナの人たちを馬鹿にしていやしないか?

以下に天乃川の送りつけた一連の反論を紹介する。少し長くなるがご覧いただきたい。
※誤字脱字等修正箇所あり。


●天乃川シン
圧勝できる喧嘩だったらしてもオッケーですか。私はそういう喧嘩をしようと企んだのが今回のロシアだと思いますが、現状がどうあれ彼らの考え方自体は正しいというお考えですね?そして、一片の正義もない戦争を仕掛けてきたロシアから自国を守る為に戦っているウクライナは間違っていると。

●天乃川シン
圧勝できる見込みがなくても、何だったら負ける可能性の方が高くても、巻き込まれてしまうのが戦争ではないでしょうか?また、徹底抗戦をすることで、もし降伏したとしても戦後条約を有利に運ぶことができるのではないでしょうか?

●天乃川シン
そもそも全てを自国に都合の良い条件で考えることなど不可能でしょう。ましてやギュウギュウに国家がひしめく大陸においては尚更でしょう。平時からの防衛力強化が出来ていなければ、軍事的に優位な他国に侵攻された際には降伏――いやいや、「軍事的妥結」をしなければならないって意味が分からない。

●天乃川シン
リアルな話し、何処まで戦って何処らへんで和睦するのか考えておく必要はありますが、軍事的に格上の他国が侵攻してきたら簡単に白旗を上げてしまう国家があったとしたら、そんな国は侵略者に好き放題に蹂躙されてしまい、また国民も国民としてのアイデンティティーが大いに揺らぐでしょうね。

●天乃川シン
国民の命を繋ぐことは大切です。しかし、命を繋ぐことが出来たらそれでオールオッケーなのでしょうか?多くの国民から国民としてのアイデンティティーが失われてしまっては、もはや国家を維持することなんてできないのではないでしょうか?いずれ同化させられて終わりですよ。

●天乃川シン
即刻白旗上げて命を守っても、ナショナルアイデンティティー的なディアスポラ(大離散)が起きてしまったとしたら、それは亡国まっしぐらです。そして皮肉な話しですが、ソ連崩壊後に最大級に(良い意味で)ナショナリズムが高揚しているのは、今のウクライナだと思っています。

●天乃川シン
ですので、そういう意味でもウクライナはロシアを撃退する必要があるのです。勝利する必要があるのです。この戦争に勝った後のウクライナは、国民同士がそれは強固なナショナルアイデンティティで繋がった国家となるでしょう。

●天乃川シン
他人事のようで恐縮なのですが、私はより強固になったウクライナを見てみたいと思っています。かりそめの平和の下、コロナごときで怯え散らし子供を苦しめ、ウクライナで戦争が起きたら降伏を勧める、そういった情けない大人ばかりだと露呈した日本に対して大いに衝撃を与えてほしいとも思っています。

●天乃川シン
この戦争はもはやウクライナにとって「独立戦争」の様相を呈していると思います(もとも独立国家ですが)。だから簡単には降伏できないのです。命も大切ですが、誇りやアイデンティティーが懸かっているのです。国民の結束力が試されているのです。簡単に白旗を上げられるワケがないんです。

●天乃川シン
ロシアはウクライナの素晴らしい歴史や文化や風俗などを、野蛮で非人間的な方法で叩き壊そうとしているのです。それに反抗しようとするのは人間として当然の行為でしょう。ウクライナ人は多くのものを背負っているのです。政治的妥結は分かりますが、簡単に妥結妥結と言うのはいかがなものでしょうか?


――以上だ。

もちろん、橋下センセイから反論なんて来やしないでしょうが、どうにも腹立たしくてリプライしまくってやりましたよ。

もちろん、為政者は国民を――特に子供や女性を守る手段を全力で考えなければならないでしょう。しかし、命よりも大切な価値って存在しないのでしょうか?

そして、なぜ今のウクライナがあれほどまでに強いのかを、どうして理解できないのでしょうか? ナショナルアイデンティティーが高揚しているから強いんですよ。もちろん、ファナティックな形ではなくてね。

精神論的な物言いは危険を孕みますが、しかしウクライナの人たちの強さは、冷静に分析しても精神的なところに求められるでしょう。

遠くない未来、日本も戦争に巻き込まれるでしょう。その時、どのように戦うべきか、今のうちから冷静にウクライナから学んでおく必要があるでしょう。




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