#自己紹介
ちょうどよいタグがあったので、ここらで少々、自分の立ち位置というか、所在を明らかにしておきたいと思い、今更ながら簡単に自己紹介をしようと思い立ちました。必要な範囲で。
決して好きな食べ物は豆腐ですとか、好みのタイプは歯並びのキレイな人ですとかそういう話じゃないです、残念ながら。
え?だまれって言いました?言ってない?了解です。
たまに聞かれることとか、お伝えしておきたいことなんかをちょろっと書いてます。
■ぶっちゃけジャニオタなの?
答えるとしたらイエスですが、ジャニオタというか「“ジャニーズ”という文化を愛している」人間です(※超めんどくさいタイプ)
このような時勢でなければコンサートも行ってますね。ファンクラブに入っているグループもありますし、友人に連れていってもらうこともあります。
会場までは普通の格好をしてますけど、会場内ではグッズのTシャツ着てパーカー羽織って、首にタオルくらいは巻きます。えっ三十路ですがなにか。
でも、それこそクラシックのコンサートも行くし、父と同世代のミュージシャン(井上陽水さんや小田和正さん)のライブも行きます。音楽はジャンル問わずなんでも好きですね。
ミュージカルや舞台も観劇しますし、ジャニーズだけ好き、というわけではないです。
ジャニーズについて書く機会が多いのは、志望していたというよりは偶然が重なったというか…言い方こそ良くないですが、最初はたまたまだったんです。
もちろん好きなので、書かせていただくのはものすごく嬉しいです。メインの仕事として書き始めてからは、やっぱりジャニーズっていいなぁと日々、思っています。
大きなきっかけは、昨年「webon」というメディアで「90年代J-POP入門」(同時に『なぜ90年代J-POPはあんなにアツかったのか?』という電子書籍にしていただきました)というものを書かせていただき、その流れで「90年代ジャニーズ入門」というコンテンツを書いたこと。
ライターが仕事をするには、自分を売り込むか、お声かけをいただくかのどちらかだと思いますが、いずれにせよ過去の実績が重要です。
そのときに「90年代ジャニーズ入門」を目にとめてくださったメディアがあって。
そこからトントントンと、複数のメディアでジャニーズの記事を書かせていただくはこびとなりました。
ジャニーズの記事は「難しい」と言う人も多いです。私も、そう思います(笑)
世界、それこそ文化が独特かもしれないですね。
まさか、はじめから貶してやろうと思って記事を書く人はいないと思いますけど、書きようによっては、そう捉えられてしまうこともあるだろうし。かといって過剰にビクビクしていては不自然になる。
私はまだ批判を受けるほど本数を書いていないけど、素敵なコンテンツが「持ち上げ記事」と揶揄されていたり、心から褒めているだろう記事を「感覚がずれてる」と言われていたりするのを目にすると、誰かの「好きなもの」を扱う仕事の怖さを実感します。(これは、ジャニーズにかぎったことではありませんが)
でも、怖いという気持ちは、持っておかなければならないと思う。人がなにかを「好き」と思う気持ちは、たやすく扱って良いものではないと思うので。
怖さを頭には置きつつも、あくまでフラットでいること。それは常に心がけています。
あと「ファン」としての主観は捨てます。ジャニーズのことを書くときはとくに。
知っていることでも改めて調べますし、世間の反応も見ます。
熱意は持って書きますが、主観だらけの自分語りはnoteだったりブログでやればいいことなので。
「仕事」という意識は、絶対に忘れない。公私混同しない。あと、ゴシップの類の仕事はしない。
これは、心がけではなく決めごとです。
■担当は?
記事を書くと、ほぼ毎回「このライター、〇〇担なのでは」「同志かな?」というコメントをいただきます。好意的にそう書いてくださっている方がほとんどなので、単純に嬉しいです。
担当が書いたと思ってもらえるって、最高の評価ですよ。
おそらくですが、誤った情報はなかったということだろうし、熱量は伝わったということかな、と。そういうコメントを目にするたび、安心します。
いまだに、記事が公開される日の前日は眠れないです。起きて、ファンの方の反応があって、世界と自分の軸がズレてなかったことを確認して、ホッとする。この繰り返しです。
そろそろ安心して眠りたいんですけどね(笑)
こればかりは、まだライター歴が浅いのでどうしようもないです。一回一回が本当に勝負。今後の仕事にもつながるし、なによりも、対象のファンの方の心をいたずらに傷つけたり、不快にさせたくないので。
話は戻りますが、担当は秘密です。お茶の間的にはみんな好きですし、書くようになってリサーチするうち、どんどん好きな人が増えました(どうしよう)
現時点で(チケットさえとれれば)必ずコンサートに通うグループは……2つですね。昔はもっと熱を上げていた時期もありますけど、そのあたりは内緒です。
■ジャニオタを仕事にするの?
ときどき、エッセイ的なお仕事のご依頼をいただくことがあります。「ジャニオタ目線で」とか「ジャニオタ代表で」というようなものですね。
そんなことを語れる立場ではないので、基本的にはお断りをしています。お声がけはありがたいかぎりですが、おこがましいなという思いがあったので。
ただ、懸念している点があって。私は、結局のところ自分の文章“だけ”で勝負をしたことがないから、いつまでも自信がつかないんですよね。
自分の記事が読まれるのは「大きなメディアで人気者について書いているから」。
卑屈になっているのでもなんでもなく、事実そうなんです。
だけど、そのチャンスは誰にでも訪れるものではないし、掴み取ったのは自分です。
同じテーマについて書くにしても、ライターによって切り口や表現は違うでしょう。
「自分が書いたから良いものになったんだ」くらい思えるようにならなければ、いつか心が折れるときが来ると思います。
だから、自分の意見や自分の言葉を伝える場所は、少しずつ作らないといけないなと思っています。
それが「いちジャニーズファン」としての声を求められることなのであれば、それはそれで嬉しいことだし。
だから、最近は少し前向きに考えています。
思考回路に組み込まれた「ジャニーズファン」イズムみたいなものは自分でも感じるので、それが他者から見て本当に面白いのであれば、チャレンジしてみたいですね。
■結局、どうなりたいの?
そもそもライターになろうと思ったのも最近ですし、昨年の5月に「2年だけ頑張ってみる」と決めたので……
当初の予定でいくと「来年の5月までに芽が出なければ辞めます」。
(とはいえ、おそらく辞めないです。よほど経済的に逼迫しないかぎりは……笑)
本当にやりたいのはエンタメの仕事なんだなと気付いて、動き始めたのがこの年明け前後。
想像していたよりも、ペースは悪くないはず。
ただ3月以降、東京にも行けてないですし。これから行けるようになるかも分からない。
でもこればかりは自分でどうこうできるものではないので、今できることをやりつつ待機するしかないですよね。
私は、インタビューの仕事がしたいんです。映画、音楽、アイドル…ジャンルは問わず、エンタメに関わる人、クリエイティブな人のインタビューを、仕事の中心としてやっていきたいと思っています。(そう思うようになった経緯はまたいつか機会があれば)
でも、素人も素人ですから。先日まで病院でケーシー着てましたからね(笑)
経験もなければ当然、コネもない。まるで別の業界から来たわけなので、まずは実績を作らなければならない。私が何者で、どんなことが出来るのかってことを示さなければなりません。
でも、実績ったってなんでもいいわけじゃないと思うんですよね。
文章力とか構成力とか企画力、そういうものは当然必要なんだけど、やはり「どれくらいエンタメを愛しているか」という真摯な気持ちが伝わる、そういう記事の積み上げこそ「実績」だと思うんです。
それこそ「このライターが推しのインタビューやってくれたらいいのに」って、ファンの方に思ってもらえるくらいにならないといけない。と、思う。
■みなさんに感謝したいこと
そもそも私は、記事を読んでくださるみなさんに「エンタメ記事」の面白さを教えてもらいました。
エンタメ記事って私、この仕事をするまで、雑誌かインタビュー記事しか読まなかったんですよね。
まさにいま自分が書いているようなコラムって、ほとんど読まなかった。「だって本人が話したことじゃないし。写真ないし」みたいな(最低)
だから、対象のファンの方が読んでくださったり、拡散してくださったり、コメントをくださるのが最初は不思議でした。もちろん嬉しいけど、読んでくださる理由がはじめは分からなかった。
自分が本腰を入れて書くようになってから、他の人の記事もたくさん読むようになりました。
「共感できる」記事を見つけると、嬉しくなるし「見て!!」って思う。
「そうそう、それもっと大声で言って!」みたいな(笑)
推しに良いキャッチフレーズなんてつけてくださった日にはもう(Tシャツにしてもイケるな…)とか思う。
自分が言葉にできないことを、うまく表現しているライターさんに出会うと「すごいなー」と思うし、ちょっと嫉妬します。
脚色せず、事実を記す。
素晴らしいものは広める。どう素晴らしいかを伝える。
ファンの方が、好きすぎるがゆえにうまく言葉にできない感情や感想を言葉にする。
記録、記憶、どちらの意味でも「残す」ことってライターの大事な役割だと思う。残すだけじゃなく、広める力も持てるようになりたいですね。
■さいごに
書いていってみるとたいした自己紹介でもなかったですが(体型もこれくらいペラくなりたい)、ここまで目を通して下さった方、ありがとうございます。
noteは引き続き、好きなタイミングで好きなエンタメについて語っていく予定です。つたないですが…みなさんが、胸に大切にしまっておきたくなるような文章を書けるよう、日々精進してまいります。
シンアキコ
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