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ベトナム ナムディン省旅行の記録(2019.12.29〜2020.12.31)

ベトナム人の学生時代の友人が結婚式を挙げるということで、年末年始にベトナムはハノイへ約1週間行ってきました。これはその旅行の最中に1泊2日でナムディン(Nam định)省を一人旅したときの記録。

ベトナムに行くのは4回目なので、メジャーな観光地ではなく、地方都市を巡りたいと思っていました。目的地にナムディンを選んだのは、近所のスーパーで働いているベトナム人店員さんの故郷だからという理由から。

・行きのベトナム航空機内で出た夕飯。空で食べるご飯はいつもと一味違う気がする。ワインは飲み切れず、旅行中もずっとチビチビ飲んでいた。デザートのハーゲンダッツが硬かった。

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・ノイバイ空港に到着後、Uberで呼んだタクシーでハノイ市内まで移動。蒸し暑い独特の空気にベトナムを感じる。霧に浮かぶニャッタン橋(日越友好橋)のシルエット。

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・初日の宿。飛行機の遅延で2時ごろに到着したため、ちょっと仮眠をとるだけになってしまった。1泊3,000円くらいだからいいか…

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・ナムディンはベトナムの首都であるハノイから約100km南西にある。今回は交通手段に前々から乗ってみたかった鉄道を選んだ。

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・5時半ごろに出発する始発に乗るため、まだ日が登っていない暗い街を歩いて駅へと向かう。野菜を担いだお婆さんが歩いている。

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・立派な外観のハノイ駅で切符を購入。色々なランクがある中で一番安い座席を250円で購入した。柄の悪そうなおじさんが大勢たむろしている。

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・列車の見た目は想像してたよりも新しくて綺麗。でも中の座席からは趣を感じる。レトロな雰囲気に興奮した。同い年くらいの女性が猫を連れて乗ってて笑った。

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・段々と明るくなって外の景色が見えるようになってくる。小さな町と水田が交互に現れては消えていく。この路線は南のホーチミンまで繋がっている。いつか鉄道でベトナム縦断したい。

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・座席の上に荷物を上げるのを手伝ったことをきっかけに、色々と話しかけてくれたお婆さん。なにを言ってるのかは全くわからない。ハノイを出てからは若者も含め、ほとんど英語を話す人と会わなかった。数字など簡単な単語も伝わらないことが多く、指差しベトナム語帳が大活躍。

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・約2時間でナムディン駅に到着。お婆さんに別れを告げて、電車を見送る。早朝の駅前にはバイクタクシーの客引きが大勢いた。

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・駅付近の様子。ナムディンは田舎というわけでもなく、都会というわけでもない…これぞ地方都市という雰囲気。ここからは1日かけてひたすら街を探索する。ホテルさえ予約していない全くの無計画。

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・まずは腹ごしらえということで、屋台で食べたヌードル。麺は米粉から作られたビーフン、具はトマト、交際、干し魚など。機内食以来、なにも食べていないからだに優しく染み渡る。「Ngon!(おいしい!)」と伝えたら、干し魚を追加でおまけしてくれた。

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・小さな湖のほとりにあったナムディンの看板。すかさず撮って例のベトナム人店員さんに送る。「本当に行ったの!?冗談かと思った!!」と驚かれた。それほど何もない場所らしい…

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・路地をふらついていたら、市場を見つけた。色とりどりの野菜や(おそらく絞めたての)鶏肉が売られている。店主らしきお母さんと買い物してる人たちが、大きな声で会話しており、活気があってワクワクする。

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・お昼ごはんはナムディンに行ったら絶対に食べたいと、かねてから思っていたフォーボー(Pho bo)を食べる。ナムディンは一説によるとフォー発祥の地と言われている。シンプルな味付けと牛肉のミンチの食感が合わさり、とても美味しく、ライムとナンプラー、唐辛子で味変しながら2杯も食べてしまった。

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・その後はあてもなく街をぶらぶら。これから絞めて食べられるであろう鶏たちや、確実に許可を得てないであろうのび太君、寺院のような建物を眺める…街中にトイレがないので、知らない人の家でベトナム語でトイレを借りる。

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・歩き疲れたので喫茶店で休憩する。ハノイにはカフェがそこかしこにあるけど、それはナムディンも同じだった。ベトナムコーヒーは濃くて美味しい。隣は一緒にでてきたお茶。自分以外にはお客さんはおらず、お姉さんが退屈そうにしていた。

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・再び街をぶらぶらしていたら、中華感あふれる巨大な建物を見つけたので入ってみる…

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・中では日用品が大量に売られていた。歩くのが困難なくらいで、迷路のようになっているエリアもあった。卸売市のようなものなのではないかと予想。

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・路上でパワフルなお母さん2人がカフェを開いていたので、席についてみる。甘々なベトナムコーヒーを飲みながら、ベトナム語をたくさん教えてくれた。スナック菓子、小さな青リンゴはサービス、ありがたい。

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・夕飯は再びフォー、シンプルな味付けが最高。何杯でも食べられる。

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・適当なホテルを見つけたのでチェックイン(一泊500円)。トイレに入ったらトイレットペーパーがなく、備え付けの水鉄砲のようなものを使用するはめになる。夜の街も出歩こうと思っていたのだが、疲れが溜まっていたのか、いつの間にか寝落ちしていた。

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・日本から遅れて到着する友人に合流するため、ハノイまでバスで帰る。バスターミナルは大型スーパーBigCの近くにある。朝ごはんにスーパーのフードコートでピラフと揚げた鶏串を食べた。

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・スーパー内は旧正月(Tết)ムード一色で、ビールやお菓子など、旧正月を祝うための商品がきらびやかに飾り付けられている。ドリアンなど日本では馴染みのないフルーツも売られていた。

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・ハノイ市内のバスターミナルのチケットを買って乗り込む。ハノイまでは2時間ほどかかる。小雨が降る中を渋滞にはまりながらゆっくり進んでいく。2019年最後の1日だった。

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まとめ:メジャーな観光地に行くのも楽しいけれど、あまり知られていない地方都市にこそまだ見ぬ面白いことが転がっていると感じた。新型コロナウイルスが収束し、また自由に旅行ができる日を待とう。

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