見出し画像

育休ライフ 18週目

いつも閲覧ありがとうございます。
半径5mの人を幸せにしたい、シムラトモタカと申します。
8年間中学校教員ののち小学校へ異動して、今は育休中です。
ここでは、育休中に感じたことや娘の成長、仕事を離れることで見えてきたことなどを中心に書いていきます。


実家への帰省


実家への宿泊を伴う帰省は今回が初めて。
東京のド田舎ということもあり、普段できない体験ができた。
娘は私の母を好いているようで、2か月ぶりくらいに会ったのにもかかわらずすぐに打ち解けて楽しそうにしていた。なんとなく記憶に残っているのかもしれない。何よりも父母が楽しそうにしていたことがうれしかった。
娘も終始大興奮!特に我が地元「八王子祭り」に参加できたことと、檜原村にある「森のおもちゃ美術館」に行けたことがよかったように見えた。
毎度のように妻にはいろいろ気を遣わせてしまった。感謝感謝。


八王子祭り


八王子祭りは4年ぶりの開催で、とにかく会場の熱気がすごかった。東南アジアのような感じ。行ったことないけど。祭りには妻と娘とばあばで参加した。妻や娘には八王子のことを知ってほしかったし、母には恩返しがしたかったから実現できてよかった。
八王子祭りでは各町内で山車や神輿を出して甲州街道を練り歩くのだが、それが圧巻の景色だった。山車を引っ張る人は、小さな子供から若い人、自分の子供と手をつなぎながら歩く人、重鎮…とにかくいろいろな人がこの祭りを盛り上げようと協力していることがよーく伝わった。
その思いを感じることができたこともとてもよかった。地域を盛り上げること、文化を継承すること、大きなイベントは多くの人の協力で成り立っていることを肌で感じられた。山車を引く人の中にも、山車に乗って演奏したり掛け声をかけたりする人もいれば、山車を引っ張ったり皆に給水したり先頭で誘導したりする人もいる。祭りのメインである山車に目が行ってしまいがちだが、それを支える人がたくさんいることも再確認した。また、山車とは全く関係ないところで交通整理をする人も多くいた。そういったスタッフは山車が見えなくても、縁日のものが買えなくてもその仕事を全うする。少し見方を変えれば、本当にたくさんの方が運営に携わっていることがよくわかった。そういった気づきを得たこともまたよかった。

娘はお祭り特有の掛け声や和楽器の音色が本当に好きで、縁日のご飯を食べている最中でも、遠くで山車の音が聞こえると「見に行こう!」と手を引っ張ってきた。山車を一通り見終える→またご飯を食べる→音が聞こえる→見に行く、の繰り返し。何度見ても飽きないらしく、大興奮の娘だった。山車にもたくさんの種類があって、獅子舞の獅子やひょっとこ、浦島太郎など個性が違うものを見比べて、あーだこーだ言ってた。(喃語で聞き取れない)

これは来年も行くことになりそう。改めて八王子祭り、いいなと思った。


檜原村森のおもちゃ美術館


ここは小学校の跡地に建てられた、檜原村の木材を主に使っている美術館。
とにかく入った瞬間のヒノキのにおいが最高だった。木のおもちゃをたくさん置いていて、自然派な遊びがたくさんできた。娘もいい素材のおもちゃや木の床が気持ちいいのか、ずっと遊んでいた。児童館や有料のキッズスペースとは違う満足感を味わったと思う。ここは母がずっと娘を連れていきたかった場所。親孝行もできて良かった。
木のおもちゃは子供だけでなく、大人も触っていて気持ちが良い。また、全国から集まった木のおもちゃなので仕掛けや作りがよく考えられている。中には子供より大人のほうが熱中してしまうようなおもちゃもあった。
娘は
「イモムシを捕まえる遊び」
「木のパーツを組み合わせて顔をつくる遊び」
「木で作った野菜を収穫する遊び」
「木の滑り台で逆向きになって滑る遊び(あぶない)」
「木でつくられた動物や人形でごっこ遊び」
「ひたすら走り回る」
がお好みのよう。あんまり楽しそうだったから、二日連続で来館して存分に遊んだ。
ちなみに外にはかぶとむしハウスがあって、飼っているかぶとむしを観察したり手に取ったりできる。餌場を争うかぶとむしの戦いをじっと見ている娘が印象的。歩いて1分ほどで川にも出て川遊びもできる。景色も圧巻。大自然の中で子供も大人も満たされる。
とにかくおすすめ。一見の価値あり。


保活。


保活で気になっていたこども園を見学。名前は出さないけれど、今まで見学した保育園で一番良かった。保育園はそれぞれ特色があるが、今回の園は特に「大人の都合で子供に”できない”を極力させない」ことを大事にしており、子どものためを思う園長さんの熱意が最強すぎた。

「”できない”の最大の要因は人員不足。だからうちの園はとにかく人員確保。人を増やして多くの目で見る」

実際に1歳児クラスは国の基準プラス2名で運営していた。人がいるから遊びも広がるし、個別対応もできる。”一斉に”の必要性が減り、排せつや食事も少人数ずつできる。その結果、個々に応じた対応ができるし、個々の成長も見取れる。教育において当たり前のことを当たり前にやる姿勢、現場あがりの園長さんだが、ちゃんと管理職の役割がわかってらっしゃるその考え方もとても好感が持てた。
実際に見学日は熱中症アラートが出ていたため外遊びができない日だったが、人員が確保できるので廊下でアスレチック遊びが実現できていた。園児がたくさんいる中、園児と先生でマンツーマンで遊びを展開している姿もあった。他では見たことがない。
よいリーダーのもとに良い環境は育つのだと感じた。園長さんは大まかな計画を立て、目指す児童像はぶれず、それをもとに現場の保育士さんにベストなパフォーマンスを求める。
「裁量権は現場の保育士さん、ただ目指す場所はここだよ、そこは求めるからね。あとは好きにやって」
という具合に、現場に適度な負荷と自由を与え育てているのだろうということも分かり、こんな職場で働きたいと思った。こんなリーダーのもとで働けるなんて幸せだろうと思う。自分の職場に置き換えて、来年度の人事に期待したいと思った。笑



最後までお読みいただき、ありがとうございました。

この記事が参加している募集

最近の学び

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?