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2023年に見たテレビドラマベスト10

わーーー終わっちゃうよ〜2023年。
また今年も何もしないまま終わって…
ってことはなかったです!
今年は本を出しました!

本にも書きましたが、わたしはテレビドラマが好きです。
昔は見なかったんですけどね。アニメばかり見てた。
ドラマは社会人になるまでほとんど見てなかった。
だから90年代を生きていたんだけど、いわゆるトレンディドラマとかはそれほど見てない。
どうして見るようになったのか、何のスイッチが入ったのか忘れたけど、フリーになったばかり頃に書きはじめた日記に「これからテレビの連ドラマは全部見ることにした」みたいなことが書いてあって、「鬼嫁日記」だろうがなんだろうがとりあえず全部見ることにして20数年が経った。
最近はBSやら配信のテレビ放送とか枠が膨大に増えて、ドラマの数が増えまくってしまったので、さすがに全部は追いきれなくなってしまったのだけど、できるだけ見るようにしている。記録している「見たリスト」によると今年は朝ドラも含めて連ドラ82作品を見たようです。

ほとんど誰も興味ないと思いますが、noteの1年の最後は、テレビドラマのベストで締めるのが恒例になっているので、今年も2023年に見たドラマベスト締めたいと思います!


1位「ブラッシュアップライフ」

久しぶりにとても「来週が楽しみ」なドラマだった。タイムリープものというか人生やり直しもの。死んで何度もいちから人生をやり直す。単純にどうなるのこれ?な展開が楽しかったし、女子トークの軽快さと、くだらなさ、あと「逆転裁判」とか、「花咲舞が黙ってない」とか時代の小ネタも面白くて、こんなに盛り上がったドラマはなかった。

架空本ファン的には第5話に出てきた雑誌「東洋経営」が気になるポイント。
主人公の元カレが特集されてて主人公の生き直し、三度目の人生で彼の年商が10億から9億に下がってるという事実を知る。

ちょっぴり残念だったのは、4話に出てきた「花咲舞が黙ってない」の装丁。
この本は実在するけど、2014年のドラマ制作当時はタイトルが違っていて(「不祥事」「銀行総務特命」)、しかもこれ増補版で2020年に出た文庫なので、当時は確実に存在しない本なんですよね。惜しいなーと思いました。うるせー!ですよね。すみません。


2位「日曜の夜くらいは」

今年は女性が主人公の友情もので人生を取り戻す話にアタリ作が多かった気がしますが、その中でもとりわけて面白かった1作。メインキャスト3人がすばらしすぎて、がんばれ!がんばれ!って思いながら最後まで見た。とりわけ生見愛瑠、役者としてのめるるの発見!このドラマの白眉はそこでした。
ちなみに5話で登場する「東京カフェ時間」が気になって調べたら実在のムック本でした。


3位「最高の教師」

女性主人公もので、人生やり直しもの。今年のトレンドかってやつなんだけど、これは面白かった。1年後、誰が私を殺すのかというミステリーをベースにおきながら、きちんと「生きる」に向き合った物語がよかった。1話目から号泣。最終回まで毎週ずっと泣いてたな。芦田愛菜のとんでもない、とんでもなさに、改めて気がつく「芦田愛菜とんでもねー」なドラマでもありました。

4位「セクシー田中さん」

また人生取り戻し系、女性主人公ドラマ。そして生見愛瑠!今年はこの要素だけで選んでいる気もしますが、やっぱりでもこのドラマよいのですよ。とてもよいのは、商社マンで女性に対して偏見まみれのザ昭和男的なキャラクター毎熊克哉演じる笙野です。偏見まみれの彼が少しずつ変わっていく、自分が何を求めているのか気づいていく、そこがとてもよいのです。

5位「この素晴らしき世界」

平凡な主婦が失踪した大女優の身代わりになって、真逆の二重生活を送るっていうドラマ。悪い人が出てこないというのは最近のドラマの潮流としてあるけど、今までなら悪い方に転びそうな人たちが仲間になって、同じ目的を持って悪を生み出す社会の何かに立ち向かっていく感じがよかった。
架空本ファンとしては5話に登場した失踪した女優・若菜絹代の著書がよくできてて気になった。「視線」架空の出版社は「なつかわ書房」かな?


6位「たそがれ優作」

ここ数年、大活躍の北村有起哉の主演。職業、俳優という本人を模したとも思える役。毎回劇中劇から始まって、住んでる団地で大人びた小学生女子にいじられて、マドンナ的な人といい感じになりそうになり、ご飯を食べ、フラれる。メタ的な役者設定の主人公、寅さん的フラれもので、孤独のグルメ的なメシものでもあるというジャンル詰め込みすぎドラマながら、北村有起哉のうまさでそれらをフラットにしてしまう実はとんでもなくよくできたドラマでした。
架空本好きには、第5話で主人公優作を特集インタビューしたいと申し込んできた雑誌「舞台ジャーナル」が気になりました。

それから第7話、バス停で声出して読んでいる英語の教本。実はこのエミリー先生目当てで英会話を始めた?も気になるポイントでした。


7位「きのう何食べた? season2」

うっかりベスト10に入れ忘れてたので慌てて書き直した。超重要作をなぜ入れ忘れたのか…。シーズン1も劇場版もよたったけど、シーズン2はなんというか、もっと「大人のドラマ」になっている感じがあって、続く先の人生の選択がドラマの中に描かれているのがよかった。シリーズそのものがきちんと時間とともに成熟している。毎回料理も美味しそうだし、素晴らしいドラマでした。

8位「ラストマン」

なんというか、この2人が出て面白くないわけないじゃん!な期待にしっかり応えてくれる作りの安定感。このバディの活躍をずっと見ていたいなと、そんな気分にさせてくれたドラマでした。最高です!

9位「うちの弁護士は手がかかる」

平手友梨奈という言わば猛獣をあたふたしがら手懐けていくムロツヨシの掛け合いの妙。このバディの捨てがたさというか、危なっかしさが心地良い。そして90年代ネタ満載の小ネタの数々。毎回、導入が凝っていて、飽きさせない。ていねいな作りをさりげなく感じました。とてもよかった!
架空本好きにとっての神回は第7話。
劇中で作られるドラマ「女王様の法律」の8話の原作になったノンフィクション小説。実際の事件に少し脚色がされた本がたくさん出たという中の一冊。

平手演じる弁護士が読んでる週刊誌は「SHUTTER」。

テレビ局を著作権法違反で訴えさせていただきますと言って出す小説。
20年前の事件の最初のとは別のルポ小説。

ドラマ脚本家の仕事場には、資料として上記2冊以外にも作られた本が並んでいる。かなり手が込んでいる。


10位「しょうもない僕らの恋愛論」

主人公が40代のデザイナー。本のデザインをする中年デザイナーという設定が自分の境遇に近すぎてぐっときた。仕事の停滞。かつて良い時期はあったのに、若い才能が現れて居場所をなくしかけている。ある日突然20年前の恋人からSNSでメッセージが届く。そこに現れたのはその人ではなく、その人の娘。初恋の相手の娘が自分に気持ちを寄せてくるという、なんとも居心地の悪い展開が、これ自分ならどうするか?と、もぞもぞさせてきて、とにかく気持ちをざわつかせるドラマだった。
架空本好きに気になったのは、第3話で出てくる主人公が装丁をデザインしたマンガ、ワカタマコ先生の「三角テーブル」。これが主人公にとってすごく大事な作品だったという。

そして第10話、デザインへの情熱を取り戻した主人公が再び装丁を手がけたワカタマコ先生の新作「十人兄弟」。


本当は朝ドラ「ブギウギ」を入れたかったんだけど、まだ終わってないしな…とか、とりあえず今年の10本を選んでみました。

それ以外にも思い出深いドラマはたくさんあって…あと2本。


ランク外1「真夏のシンデレラ」

いつの時代のドラマだよ!って思いながら、でもドラマってこれじゃん!なかんじもあって、けっこう、いや、かなり好きなドラマでした。個人的にはベスト10に入れたいくらい好き。
架空本ではないのだけど、8話に出てきた間宮祥太朗演じる主人公の家にある「学研の図鑑・動物」。小学生の時の誕生日プレゼントで捨てられないという本。これ最新版でも、2010年版でも、昔のものでもなく、きちんと主人公が小学生だった2000年頃に売られていたバージョンを使っていて、きちんとしたドラマだなと思いました。

ちなみに同時期に放映されていた「彼女たちの犯罪」というドラマの同じく第8話にも学研の動物図鑑が登場する。こちらは最新版。8話に動物図鑑という謎のシンクロニシティ。

ランク外2「ハヤブサ消防団」

ドラマがどうこうより架空本好きには、主人公が小説家でたくさん架空本が出ることでお腹いっぱいになるドラマだった。第1話だけでこの充実度。まだほかにもあるんですが、とりあえずさわりだけ。

去年のドラマで気になった架空本はまだまだあるので、いずれまとめます…。

ランク外3「VIVANT」

結局、ベスト10から出ちゃった。ものすごく楽しんで見たのは事実だし、今年を代表するドラマであることは間違いないと思う。いや、ふつうに楽しみましたよ!そこは否定しない。でもどうせみんな褒めるでしょう、これは。なので圏外です。

ああ、今年も1年、ドラマ楽しかったなー!
来年も見るぞー!!!

お知らせ

結局続けることにしたました!
「続けるラジオ」第1回アップしました。
広い場所で録ったので音が悪くてすみません。


あと先週、アナウンスした友人と映画のことをだらだら話すPodcastも始めました!
「喜八の映画缶」第0回

解説
ブックデザイナー、習慣家・井上新八
アニメーション撮影監督、コンポジター:大河内喜夫
学生時代から30年以上続く映画好きの映画トークの延長戦
年間200本近く劇場で映画を見る映画好き2人による
マニアックになりすぎないゆる映画トーク
月1回程度、その月に見た映画の感想など雑談をお届けします。


おまけ配信ドラマ・ベスト5


あまりたくさんは見てないですが配信ドラマで特によかった5本。
サンクチュアリは最高だったな!!マスクガールも!!!!

サンクチュアリ  NETFLIX
マスクガール NETFLIX
The Last of Us U-NEXT
ザ・シューター NETFLIX 
グローリー 輝かしき復讐 NETFLIX

見たテレビドラマリスト2023

警視庁アウトサイダー
忍者に恋は難しい
今夜すきやきだよ
三千円の使いかた
女神の教室
夫を社会的に抹殺する5つの方法
ブラッシュアップライフ
リバーサルオーケストラ
我らがパラダイス
100万回言えば良かった
ダ・カーポしませんか?
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夕暮れに、手をつなぐ
リエゾン
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しょうもない僕らの恋愛論
星降る夜に
西荻窪 三ツ星洋酒堂
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あなたがしてくれなくても 
ケイジとケンジ、時々ハンジ。 
日本統一 関東編 
クールドジ男子
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波よ聞いてくれ
合理的にあり得ない 
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Dr.チョコレート 
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育休刑事
日曜の夜くらいは
明日私は誰かの彼女2
藤子・F・不二雄SF短編ドラマ 
テイオーの長い休日
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CODE 願いの代償
警部補ダイマジン
真夏のシンデレラ
18/40〜ふたりなら夢も恋も〜
成れの果ての僕ら
シッコウ 
こっちを向いてよ向井くん
トリリオンゲーム
この素晴らしき世界
転職の魔王様
最高の教師 
ハヤブサ消防団 
何曜日に生まれたの
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くすぶり女とすん止め女 
ぼさにまる
ONE DAY
うちの弁護士は手がかかる
ゼイチョー
マイ・セカンド・アオハル
トクメイ!
コタツがない家
ゆりあ先生の赤い糸
ハイエナ
フェルマーの料理
パリピ孔明
きのう何食べた? season2
今日からヒットマン 
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たとえあなたを忘れても
あたりのキッチン
マイホームヒーロー

朝ドラ 舞いあがれ
朝ドラ らんまん
朝ドラ ぶぎうぎ

大河ドラマ どうする家康(これは途中離脱しましたすみません…)

単発・短期ドラマ
やっぱそれ、よくないと思う 
大河ドラマが生まれた日
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