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マジメにやり過ぎてはいけない…

またとるに足らないようなことなんだけど…
ただ自分的には「よっしゃ!」ってガッツポーズ取りたくなるくらいテンションが爆上がったことではあったので、一応書いておこうと思う。

ちょっと行き詰まっていたことの出口がちょっと見えたような…
やっぱ見えないような、そんなような話です。
ちょっと先に進むための糸口のようなものが見えたかな?くらいの小さな気づき。

いや、ここのところずっと不調だったんです。
いまだって、ま、そうなんですが…。

なにかというと文章が書けない。
ほんと書けない!
まったく書けない!!!
いや、書いてんじゃん!ってことなんだけど…
なんというか、ここ数ヶ月、文章を書くのがキツかったんですよね。
ま、まだキツいけど。

去年、本を書いた。
そのために「毎日書く」という習慣を始めた。
本を出そうと決めたのが去年の6月9日で、そこから原稿の断片のようなものを毎日書いている。

それで、本を出すまで、そして本を出したあと何ヶ月かは、変なモードにギアが入っていて、それこそ「何でも書けちゃうんじゃないの!?」みたいな全能感というか、勘違いモードに入っていたのね。

書くことが苦手、嫌い、っていうかせが外れたような、書くことが苦ではなくなった気がして、ブログもnoteも読書のメモを書くのも以前に比べてだいぶハードルが下がったな、なんて思ってた。

ところが今年の4月か5月頃か…。
突然、書くのがつらくなった。
いや、ほんと突然。

まず毎日書いてるはてなブログの映画の感想。
これが書けなくなった。
いや、書いてるんだけど…かなり無理して書いてる。
書き上がったもの自体は、以前とそう違わないようにも感じる。
ただ、ものすごく時間がかかるようになってしまった。
何よりも、とにかく、書くのがつらい。
しんどい、キツい、やめたい!!!
書きたくない…まじで。
そう思うようになってしまった。
息抜きくらいに思って、気楽に書いていたはずの映画の感想がこんなにつらくなるなんて…。
息抜きじゃなくて、完全に苦行。
理由はなんとなくわかっていて、Xにポストを始めたり、読んでもらうことを意識し始めたから。
それで「ちゃんとやらなきゃ」って思うようになっちゃった。
あまりバカなことは書けないよな〜、ちゃんとしたこと書きたいよな〜というような、どうでもいいひとりよがりが始まってしまった。
バカかと思う。
誰も期待してないのに。
わかってる、そんなことはわかってる。
何度も自分でそう言い聞かせた。
でも一度そういう意識が発動してしまうと、なかなか止まらない。
ただ、現状に不満が出てくるのはある意味で自然現象だと思うし、「次に進むためのステップ」そう割り切るしかないと自分に言い聞かせて、つらくても淡々と続けた。
つらくても、きつくても、そういうときこそ淡々と続けるしかないと。

もう一つ、毎日書いているものがあって、次の本に向けて毎日原稿を書いている。
あまり時間はたくさん取れないので朝30分、長くても1時間くらい原稿に向き合っている。
新しく書いたり、noteの文章を書き直したりして4月になる頃にはそれなりの文章量になっていた。
もう本とか楽勝じゃないの?なんて思っていた。
ところがこれもつまずいた。
映画のブログが書けなくなったのと同じくらいの時期にいきなりつまずいた。
毎日書いていたものを通読してみたらクソみたいにつまらなかったからだ。
もう、絶望するレベル。
いや、ほんと、どうしよう…って感じ。
とりあえず書き直し作業を始めたんだけど、これがキツい。しんどい。つらい。
どう書いてもダメな気がして、もう完全に行き詰まった。
ダメだこりゃと思いながらも、それでも毎日、ちっともテンションの上がらない原稿を書いていた。

それが、先週のある日…。
「あれ?なんか、違う」って感覚の日があった。
あれ、ちょっといい感じで書けてる?そんな感じ。
その日、極度の二日酔いだった。
前日、友人と遅くまで飲んで、深夜にタクシーで帰ってきて、朝は二日酔いで仕事していて、正直、身体も、気分も超つらくて、原稿なんか書きたくないって日だった。

気分は最悪だったけど、やると決めてるから書く。
ほんとにそれだけのつもりで書き始めたら、よくわからないけど、すらすら書けた。「あれ、なんかすごく自然に書けてないか?これ」っていう不思議な感覚。ああ、そうだ、この感じだったかも!という何とも言葉にしにくい感じが戻ってきた。

去年、本を書いているとき。
すごく書くテンションが高かった。とくに自分で締切と決めていた8月の終わり頃は、早く続きを書きたい衝動があって、息抜きに映画館に映画を観に行っても、見ながら原稿の続きを考えていたり、書くことに変な興奮があった。

あのときの感覚にちょっと近い、書いてて「ちょっと楽しい」が戻ってきた感じがした。
その日の二日酔いがよかったのかもしれない。
心よりも体が疲れ切っていた。
だからもう気を抜かざるをえない状態になっていた。
だからいつもより「いい加減に書いた」。
たぶんラクに書けた理由はこれだ。
気分が悪いし体調も悪いから、気を抜きまくって書いた。
これがよかったような気がする。

考えてみたら去年もこんなテンションだった。
真剣にやってはいたけど、マジメにやりすぎてなかった。
原稿を書いても本が出るか、出ないかもわからないし、その意味ではすごく気楽に書いていた。
気楽に書きながら、やってやる!という変なアドレナリンが出ているおかしなモードだった。

行き詰まりの原因。
「マジメにやりすぎてた」
これな気がした。
だから全然楽しくないし、面白くならなかった。

ちゃんとしたことを書こうとしすぎて、誰がどの位置から、誰に向けて書いているのか、よくわからないものをずっと書いていたのかもしれない。
自分のキャラ設定が全然定まってなかった。
マジメになりすぎてた。
いつのまにかそんなモードになっていた。

脱力せざるをえない状態でやってみて、変な呪縛から解かれた。
二日酔いに感謝したい。

で、これって「毎日やる」って決めて、無理矢理毎日やってたからキャッチできた事だよなと思う。
毎日続けることで、変化に敏感になるのだ。

気を抜いて書くのが正解かどうかはわからない。
ただ、自分なりに書く立ち位置というか、この感じで書いていこうという糸口は見つかった気がした。
少なくとも自分としては書くことに少しだけ前向きになれている。
内容もちょっとは面白くなってる気もする。
ま、気のせいかもしれないけど…。

映画ブログの方もちょっとだけラクになった。
もう少しラクな気持ちで書いてもいいな、というモードに少しだけ戻っている。
時間がかかりすぎるのでここ数ヶ月は事前に下書をするとか、いろいろ試してたけど、そういうのはやめた。考えすぎないようにすることにした。とにかく書く前の準備をやめた。これもようはマジメにやりすぎてた。
相変わらず時間はかかっているけど、もうそれはそれでいいやって思うことにした。
それがよかったのかわからないけど、映画の感想ではじめて「はてなブログ」公式のおすすめで紹介された。

毎日続ける、それはこうやって小さく何かに気づいて変化していくことなんじゃないかなと、改めて思った。

ただ、やっぱ、書くのはしんどい!!

追記:
書き終わってはてなブログにログを残していて気がついた。
そもそも「書くのがしんどくなった」
これに気がついたのも毎日続けているからだよね。
やっぱり毎日続けるのは面白いな。
気楽にはてなを書いてて気づいたことでした。


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