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自動車ディーラーDX案 その1:メーカー・車種選びのDX

「勝手にDX」シリーズ第1弾の自動車ディーラーDXの
第1回目:メーカー・車種選びにおけるDX案です。

前回の内容はこちらをご覧ください。


対象プロセス

新車購入検討プロセスの中のメーカー選び・車種選びが対象です。

新車購入検討プロセス_1


大きく、私の行動や思考、その際感じた不満・不安など、そしてDXのチャンス・企画案の3つの構成でまとめていきます。

行動や思考

1.メーカー選び
まずはメーカーをざっくりと絞りました。
・ゴタゴタしているメーカーはちょっと敬遠(某N)
・個人的に見た目が好みではないメーカーも敬遠(某M、某T)
そして、以下2点で精査しました。

①安全性
車を持ちたくない(頻繁に使いたくない)理由の一つが事故です。特に人身。そして同乗者の安全性を考慮すると、安全性を第一の選定基準としました。この時点でアイサイトのスバル、安全と言えばのボルボ、それと安全性国内NO1の車種があるレクサスに絞られました(※実際はレクサスはあとで安全性の良さに気づきました)

②品質
次に面倒くさがりなので、なるべく車のメンテをしたくない。なので故障しなそう、品質の高さを第二の基準にしました。ネットを検索していると、JDパワーという調査会社が新車3年以内の故障の多さをランキングしている模様。その調査結果を基にするとレクサスが候補筆頭に。安全性の枠に入っていたボルボは落ちました。当然他の外車もすべからく落ちます。
スバルは良くも悪くもなく。

2.次に車種選びです。

セダンはまぁないかとなんとなく排除。妻が運転することからミニバン系を外し、家族4人で荷物も多くなることからコンパクトカーも排除。ということで、SUV系かフリードなどの小型ミニバンに絞り込み。大きい系SUVも妻が運転することを考えて外しました。

メーカーはSUBARU、HONDA、レクサスに絞っていたので、以下のラインナップが候補になりました。
SUBARU:XV、フォレスター
HONDA:フリード、ヴェゼル
レクサス:NX、UX

不満や不安、不足

調べ始めて思ったのは、いろいろなメーカーがあり、自分にとってどのメーカーが良いのか選ぶのも一苦労ということ。例えば、品質も、「壊れにくい」などのキーワードで検索して、ようやくJDパワーの調査結果のたどり着きました。安全性も正直ようわからんのです。スバルのアイサイト、レクサスの安全装備、ホンダSENSINGなど色々あるわけですが、どんな機能があるとどんなリスクが防げるのか、メーカー横ぐしで比較した表はネットに出回ってません(たぶん)。結局それぞれのディーラーに説明をしてもらうまで理解できませんでした。

車種選びも、後続のプロセスで試乗したときに、はじめて販売店の方からメリデメを説明してもらい、絞ることができました。メリデメは例えば車高が高いSUVは意外と酔いやすいとか、見通しがいいので意外と運転しやすいとか、UXやXVなどのシティタイプのSUVのほうが酔いづらいとか。そういう情報くらい自社サイトに載せておいてくれればいいのに、と思いました。

DXのチャンス・企画案

メーカーが作るのは難しい(どうしても恣意的になる部分がある)とは思いますが、安全性や品質、リセール価格が比較的高い(残価設定で支払額が少なく乗れる)、走行性能が良い、モテる、コスパが良いなどのユーザー目線での選定基準を選べば、おすすめメーカーがリコメンドされるツールが欲しいなと思いました。


自動車メーカー選定ツールUI

さらに車種選びでも、以下のようにアウトドア派の人、酔わない重視の人、広さ重視の人などの切り口でどの車種がいいかを選べるといいと思います。

自動車車種選定ツールUI

このようなツールがあれば、メールアドレスと簡単な属性であればユーザー登録してもいいかなと思います。この選定した車種を、妻にLINEなどでシェアできたりするとなおよいです。

メーカーサイトでは、はじめのユーザー登録のポイントが見積もりツール結果の保存や試乗予約だったりしますが、そこに至るまでこれまで述べた通りの検討をしています。そういう意味では本当の見込み客は、見積や試乗予約の手前にいるということではないでしょうか。

こういうツールを用意して、ユーザーのメルアドと簡単な属性、そしてどんな切り口を選択したかを登録しておけば、販売店側(メーカー側)はそのリード顧客に対して、ユーザー選択車種や関連車種のキャンペーンメールなどを自動で送付することもできるようになります。

DXのチャンスまとめ

1. 顧客向けにメーカー・車種を、ユーザー目線の切り口で選べるツールを用意する
2.そのツールでリード顧客とその人の志向性(切り口)を取得する
3.リード顧客に対して自動で販促メールを送る

次回は、試乗予約のDXについてお話ししたいと思います。


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