【赤ひげ診療譚】山本周五郎/「第一話 狂女の話」【朗読時代小説】  読み手七味春五郎  発行元丸竹書房 再録配信

江戸時代の小石川養生所を舞台に若き医師、保本登と、実在した町医「小川笙船」をモデルにした人物、新出去定を軸に、患者や制度との葛藤を描いた、成長物語。 

 昨年メインチャンネルで配信しているんですが、音が悪かったので、改めて読み直してみました。
 1958年(昭和33年)3月~12月 『オール読物』 ※7月休載
 八つの短編からなりたつ連作時代小説で、映像化、舞台化は数え切れないほどされているだけあって、二回目の朗読でも、楽しめましたね。
 

■登場人物
新出去定……赤ひげ。小石川養生所の医長。
保本登……長崎へ遊学後、江戸へ戻り、小石川養生所の医員見習となる。
森半太夫……養生所見習医員。
津川玄三……養生所の医員。登と交替して養生所を出る。
お雪……養生所の賄所で働く。森を慕っている。
保本良庵……登の父。町医者。
天野源伯……幕府の表御番医。
天野ちぐさ……登の許婚者。
天野まさを……ちぐさの妹。
ゆみ……富豪の娘。人を殺め養生所の離れに隔離される。
お杉……ゆみの付添い女中。

■用語集
草本(そうほん)……本草学で、草の性質をもつ植物の総称
厳秘(げんぴ)……極秘
淫楽(いんらく)……みだらな楽しみ。色欲による快楽。
入費(にゅうひ)……物事をするのにかかる費用。
瓢(ふくべ)……ひょうたんの果実を容器としたもの。
本道……内科。
内障眼(そこひ)……眼病
施薬院(せやくいん)……貧しい病院に薬を与え治療した施設。
お侠(おきゃん)……若い女性の活発で慎みのないこと。
雪洞(ぼんぼり)……照明器具の一つ


■「狂女の話」目次
0:00 一
8:57 二
15:27 三
26:27 四
35:25 五
44:17 六
53:15 七
1:08:45 八
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