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軽い文章たち

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文字数少なめ(当社比)をまとめています。箸休めにどうぞ。
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#エッセイ

白い紫陽花のドライフラワー

最近、引っ越しをしました。書類や本は幾つかの段ボールに分けて入れ、お皿や花瓶は真っ白な梱…

霜の花
2年前
9

青汁を初めて飲む夏

健康でいたい。 誰しもが願わずにはいられない、全人類共通の望みであり目標でもあり……。 か…

霜の花
2年前
8

ピアノと私

「練習した?」 と母が言う。 「してなーい」 と私が答える。土曜日の午後、毎週毎週繰り返さ…

霜の花
2年前
10

ブロッコリーのあれやそれ

最近、蒸したブロッコリーを食べることにハマっています。蒸すと言っても蒸し器ではなく、フラ…

霜の花
2年前
9

うつのまにまに

 このところ、少しnoteから離れていました。飽きたとか嫌いになったという訳ではなく、近頃、…

霜の花
2年前
11

足したり引いたり迷ったり

相談者A:自分の生き方について、気に掛かっていることがある。 聞き手B:気に掛かっているこ…

霜の花
2年前
4

線香の香りを聞く午後

休日の昼下がり、じんわりと沁みるような太陽の日射しがわずかに傾く頃。日の光を顔に浴びると、何故かだんだんと瞼が重たくなってくるような、そんな時に、僕は一本の線香を焚く。 真っ白な陶器の皿に、銀色の小さな香立てをそっと置く。そして、良い香りの滲みだす紙の箱から、新しい線香を一本取り出す。その線香を、少し傾けた状態で、香立てに開いた小さな穴に差し込んで立てる。 そうしたら、着火ライターで火をつける。少し重たいレバーを人差し指で押すと、ガチッという音と共にライターの先端に火が灯

送電塔と片方だけの子供靴

近所にある片側2車線の車道の脇に、強靭な金属の根を張り続けている巨大な送電塔がある。 煤け…

霜の花
3年前
13

冬へ向かう道の強烈な紅葉

静脈血が固まった様な真っ赤な葉が一枚、道路に落ちていた。 赤黒く萎びたそれが、ひょい、と…

霜の花
3年前
14

卒塔婆の美しさについて

 先日、少し涼しかった日、小さな墓地のそばを通った。黒や灰色の、思い思いの形の墓石が、横…

霜の花
3年前
10

「自由に描いていいよ」が苦手だった

    小学生の頃、図工の授業というものがあった。僕はこれが兎に角、苦手であった。     …

霜の花
3年前
5

近ごろ世に聞くDTMとは何ぞや

今回は「DTM」について素人が書いてみようと思います。 DTMとは、「Desk Top Music」の略らし…

霜の花
3年前

“お洒落着洗い”のあれこれ

先日、我が家の洗濯機でお洒落着洗いをした。 つまり、いつもとは異なるボタン操作をさせられ…

霜の花
3年前
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SLを作っている話

 といっても何と言うことは無い。本屋で買った、蒸気機関車の木工作キットを組み立てている。  しかし、これがかなり楽しい。  「つくるんです」という名前のシリーズの「3Dウッドパズル」、と銘打ってある。ボンドやハサミなどを用意する必要はなく、ただ、薄い木の板からパズルの部品を取り外し、それらを説明書通りに組み立てる。小さい紙やすりが付属しているので、とげが出たら少し削る。  一つずつ部品を組み立てていくと、かなり緻密で精巧な作りになっていることが分かる。カーブした屋根、大き