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父、手術予定となる

胆嚢炎と判断された膿は抗生物質でも完全に引かず、外科手術にて胆嚢自体を取り除くこととなりました。今週中に準備と検査、来週月曜日に術の予定。

一番気がかりなのは体力の消耗。腸を切ってつなげる程の負担ではない。という見方もある。ただどの程度耐えられるのかは未知数。原因が癌の転移として、腸との癒着があれば手術は一段と難しくはなる。

更に言えば、回復も含めた入院の期間延長によって、普段の生活に戻れなくなる可能性が高まること。今は入院しているものの、父は実家での一人暮らし。母は病院で植物状態。姉は地元で仕事をしているけれど、朝は早く帰り時間は不定期で19時〜20時前後というところ。僕はクルマで高速90分程度の場所で暮らしている。勤め人では無いけれど、この時間でも動いていたりする。

極論、姉も僕も父と同居は難しい。同居したところで寝る場所が同じになるだけで、生活は支える事が出来ない。訪問介護のスタッフも1時間程度だし、毎日来てもらったところで空白どう埋めれば良いのだろう。

姉は仕事帰りに実家経由で顔出して、洗濯物などを対応してくれている。僕は週一で泊まり、必要な手伝い(買い物や通院)を付き添ってる。でも、これが限界かも。これでも仕事に支障は出てるのが現実。

肺癌ステージ4、要介護4、胆嚢摘出の外科手術予定、既に2週間安静(寝たきり)、禁食水のみOK、という77歳。術後に最低限の身の回りの事を出来るレベルでの回復って可能なのか。ちなみに余命半年宣告から9ヶ月経過。

結局今の医療の課題は、この中途半端に一人で生きられない人間を、入院箚せ続けられない程度の回復させてしまうことでの、家族の負担増大ってことなんじゃないの。

家の中での訪問サービスや介護器具、諸々の費用負担は9割が国負担。つまり税金ですよ。そんな中途半端な形で、どれだけ多くの人に負担かけてるのか。申し訳なく思ってしまう。

生きる意味の倫理とはなんぞ。

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