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まだ語られることの少ない?リモートワークの障壁

 友人の投稿からこんな記事を見つけたので、前から言っておこうと思っていた表題の件について。

https://www.itmedia.co.jp/business/articles/2102/17/news117.html

パーソルキャリアは新制度を導入することで、社員が居住地にとらわれずにキャリアを構築できるメリットがあるとしている。例えば、東京のオフィスで働いていた社員が、親の介護のために北海道に引っ越しをしなければいけなくなったとする。これまでだと、「北海道の拠点で行っている業務に従事する」「引っ越しを機に退職する」といった選択肢しかなかったという。新制度を活用すれば、東京のオフィスで行っていた仕事を継続しながら、親の介護もできることになる。

端的に言えば、この「可能になる」というのは、あくまでも制度上、機能上の問題であって、実際のところはあまり上手くいかない可能性が高い。特に一般的なオフィスサラリーマンにはよく当てはまるかもしれない。

意外と大事な承認欲求

日常のオフィスワークの中で当たり前にあったものが、移住リモートワークによって削がれてしまう。それは 「"身近な" 承認」である。

移住にまつわる仕事をしている人のそばにいたり、カフェに立って移住してきた(実家に戻ってきた)人と話していて感じるのは「自分のことをわかって欲しい」という望み。

たとえ、オンラインで一緒に仕事をしていると言えど、すぐそばに居るのと居ないのとでは、天と地ほど異なるに違いない。想像するに、とても不思議な感覚ではないだろうか。これまでのキャリアはあるのだが、それを知る者が周りにいない。WEB上にいる間は認めてくれる人がいるけども、一旦切断してしまえば、まるで別人格なのだ。それを楽しめる人はどれほどいるのだろう。

目の前には仕事関係以外の人間にしかおらず、気軽に業務に関わる「雑談」が出来ないというのも、ストレスだろう。

如何にプライベートを充実させるか

移住促進事業というのは、全国各地で争っているトピックかもしれないけども、もし何かしらの策を打った暁に移住リモートワーカーが増えたなら、彼らを孤独の渦から救わなくてはなりません。それが出来るのは、心を許せる友人、馬が合う友人、笑わせてくれる地元民だけと言っても過言ではないだろう。
記事の題材になっているケースで言うと、その辺は最悪な環境かもしれない。(親子の愛はまた別問題)

中央集権の終焉はあるか?

コロナによってようやく入った中央へのメス。芸能界の再編も相まって東京にある色々な組織が変化していることと思います。その勢いが失われることなく続いて欲しいなぁ、と願っています。



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