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博士課程一年目の確定申告

2022年の確定申告、完了しました

多分。終わりました。
ちゃんとできている!はず!

学生なのに、確定申告が必要なんですね。
これは私が起業しているとかそういうのではなくて、大学の選考を通して、「学位プログラム」に採用されているために、お金をいただきながら博士課程の学生をさせてもらっているため、その申告が必要である、ということです。

学位プログラムとは。

https://www.jst.go.jp/jisedai/outline/index.html

上記リンクで分かりますが、ながーい説明文の一部を抜粋すると

新たに大学の研究科や研究室など既存の枠組みを越えて優秀な博士後期課程学生の選抜等を行う事業統括を選定し、そのリーダーシップのもと、当該博士後期課程学生に対する様々な支援を実施・展開する大学の取組を国として支援するものです。

とのことです。
私の所属している大学では、学振DC1, DC2以外の学生はほぼ全員(私の知る限りではもれなく全員)がこの恩恵に預かるところになっています。

とはいえ、全員一律で、巻き散らかされているかというとそういうわけでもなくて、各学生に配分される金額(生活費、研究費)が面接や研究計画の評価、また、年度の途中で通達される追加配分で各々の学生にグラデーションがある感じにはなっています。

私はたまたまですが、学内に複数設置されている当プログラム参加の部門のうち、二つに採択されており(多分学内にも指折り程度しかいないはず)、そのおかげか満額に近い支援を頂けています。
(反面、各プログラムの講義や研修の類が多すぎて教員には「また講義かよ〜忙しいねぇ〜」とか言われる一年を過ごしました)

雑所得と経費、話をややこしくする要因

大学からは毎月の生活費として振り込まれる分は雑所得になります。一方でTA/RAや留学生の日本での生活支援(チューター)は給与所得ですし、また、出張費用など何かと振り込まれたものは非課税です。
これらが同じ大学名で振り込まれて混在するので、まとめるのが大変でした。

一方で経費計上できる部分もなかなか迷いました。
交通費や入学金などは計上していいっぽかったので、計上しました。
これら計上したやつがダメだった場合は、税務署からお伺い的なのがくる、という認識でいいんですかね?なんだかんだよく分かってません。

また、ありがたいことに、学位プログラム以外にも民間の奨学生にも採択されていたり、薬剤師の業務にも当たっていたりと、毎月複数箇所から振り込まれています。雑所得と給与所得が混在し、また、民間奨学金の方は確定申告しなくていいし、みたいなので少し複雑でした。

会社員はこういう手続きしなくていいみたいなのでラクそうですね。(炎上しそう笑)

同期の中には実家の方にまだ住民票があるから実家の方(ご両親?)にやってもらうみたいなことを言っている人もいました。
家族に詳しい人がいるのは羨ましい限りです。

が、勉強にもなるし、会社員とかになるとかえってなかなかできない経験っぽいから、自分でやるのもいいかなーと思ったりもしています。


博士課程になる方にアドバイス(?)

この一年間、確定申告することを見越して毎月末に「弥生の確定申告」に登録して記録しておきました。
これが功を奏して、昨日今日で済ませることができましたが、一年分放置してたらかなり大変になりそうですね……。

2023年もきちんと記録を付け続けようと思います。

これから博士課程だよ、雑所得で次世代プログラムや各大学独自のプログラム等でお金をもらって、確定申告が必須だよ、という方は是非何らかの方法で記録をつけておくといいと思います。
年度末にまとめてやろうと思っているとかなりしんどいと思いますので。笑


2023年分は

来年度は、
・薬剤師をやっている分
・長期インターンで企業で研究職として働いている分
(この経験は別の記事で書く予定です)
があるのが確定していますが、まだ増えそうな予感もしています。

まとめ

さまざま迷って、年間を通してみればこの申告のために結構時間も取られましたが、「10万円以上は一括で経費にできないのかー」とか学んだこともたくさんあり、非常に勉強になったのもまた事実です。

加えて、今回は詳しく触れませんでしたが、当該プログラムでは研究費もついているため、出張費の申請や試薬、研究備品(有機合成に使うシリンジとかカラムを買いました)の購入のたびにそちらの手続きや処理もしていました。
(本当はこれはよくないのかも?だけど)「ラボに全額、自分に当てられている研究費を渡して、ラボの秘書さんや教員にまとめて管理してもらっているため、業者への発注等はしたことがない」という同期や先輩もいます(というか私以外は聞いたところ全員そんな感じみたい?学部の性質ですかね?)

そういう意味でも、各研究室の運営費から見たら圧倒的に少額ではありますが、研究室や研究費の運営に関しても多少は理解できているつもりです。
今後、私のような学生がかなり増えてくるはずですので、この記事が少しでも参考になれば嬉しいです。
(……と言っても「ただ困惑しながらも何とかやっている学生がいる」ということしか伝わらないかもしれませんが笑

質問やコメントあればお待ちしています。

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