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TOEIC-IP初回挑戦で830点取るまで

はじめに

このnoteはこれからTOEIC-IPテストまたは公開TOEICを受ける大学生や社会人の方に向けて書いたものです.すでに標題以上の点数を取られている方やほかの方法論を見て勉強の方針が固まっている方にはおそらく無益でしょう.一方で,申し込んだはいいけどまだ何もやっていない方やなるべく短い期間で成果を出したい,特に,就活などのためにもう時間がないので短い時間で “とりあえず” 730点以上,できれば800点以上取りたい!という方向けに実体験を含めて書いています.また公開TOEIC試験については多くの方がnoteやブログに書かれていますし,満点取られている方も多くいらっしゃいます.一方でTOEIC-IP試験について書かれている方や”初回に,一発で,最短時間で"とりあえず必要な"点数を取る”ための記事は少なめかな,と思いましたので,記憶が新鮮なうちに書き残しております.ぜひ読んでいただければ嬉しいです.

参考書は絞る

増やしたほうがやってる感がでて気分としては盛り上がりますよね.かくいう私も今回の試験の1週間前に参考書を1冊追加しました.私の中ではわりと試験勉強上のルールのグレーゾーンではありましたが,今回に限っては手を出す価値の方が大きいと確信しましたので,追加しました.結果的にはこの参考書を追加したおかげで結果が大きくプラスに影響したと思っております.

TOEIC勉強計画

①まずは実力を確認する(初日)
 まずは公式の問題集で実力を確認しました.ここで何点取れるかを確認し,どの分野に力を入れていけばいいのか見当を付けます.さらに,時間的には間に合っていたのか否かといった点なども含めて確認します.

②単語帳は100 語/日を目安に2週間程度で一通り終わらせる(2週間)

 単語帳は2週間といってもそれで完全に身につくわけではないですが,全ての単語がまるっきりわからないということもないと思います.この2週間でわからない単語を洗い出しつつ,「もう触れなくて良い」単語にケリを付けました.そして覚えていない単語を重要なものから順に1日に100 - 200個のペースで覚えるようにしていきました.

③公式の問題集をひたすら解く&復習(時間の限り)
 公式問題集を行うのが手っ取り早く,実践までの時間がない方ほどおすすめです.市販の参考書には3回分の模試がついていたり,パートごとに特化した参考書がたくさん販売されていたりしますが,これは公式問題集を復習し,公式問題集を2, 3冊取り組んでみた上で必要に応じて取り組めばいいと思います.TOEICに慣れることが点数アップに直結します.確かに1冊が最新版は¥3000+税と安いわけではありませんが何度も実際の試験を受ける手間と結果的なコストを考えれば2, 3 冊買う範囲内では公式問題集の方が時間的にも経済的にも効率的だと私は考えています.

④必要に応じてパートごとの参考書の追加・補強

 私は『TOEIC L&Rテスト文法問題出る1000問』という参考書を公式問題集の他に追加で取り組みました.これは私の弱点がこのパートにあると感じたからです.文法の問題は素早く解いて時間をかけないのが定石ですが,私の場合,ここに初めは15分近くかかってしまい,リーディングのパート全ての問題を解くことができませんでした.最終的には,この参考書で補強した結果,このパートの問題の傾向を掴むことができ,このパートにかかる時間が 7 - 8分に減りました.そして,時間内に全ての問題に取り組むことができるようになった結果,点数がこのパートでの上昇分以上に伸ばすことができました.当たり前なことと言えばそうなのですが,リーディングの文法問題以外は読めば正解が必ず書かれているわけで,時間があればあるほど回答の正確性が増し,点数のアップにつながります.一方,文法問題や単語の問題は解き方や知識自体がなければ時間をいくらかけても解くことができません.つまり,いかに知っているか,そして,いかに慣れているかに大きく左右される部分だと捉えています.ここにかかる時間を減らすのは点数のアップに効果的だおもいます.

TOEIC-IPに特化した対策 

 TOEIC-IPに特化した参考書は今のところありません.そこそこ大きめの書店を確認しましたが,IPテストに特化した参考書は見つかりませんでした.TOEFLの場合と異なり,おそらく今後も発売されないだろうと思います.というのも,このIPテストは公開のTOEIC試験と進行方式は違うものの出題される問題は同じということですので,IP試験に特化した参考書をわざわざ作る意味があまりないからです.
 とは言え,進行方法も異なりますし,特にリスニングのパート4は会話文が話し始められる直前まで質問を見ることができませんでした.公開テストであれば会話が始められる前に十分時間を使って先回りして問題をみておくことができますが,それが困難になるわけです.それに対処するために,公式問題集に取り組む時点であえて質問文を見ずに回答してみるのも一つの方法かと思います.私は公式問題集を取り組む時点で完全に質問文をみることなく会話を聞き始めなくてはならないこともしばしばでしたが,これがかえっていい訓練になっていました.これから取り組むのがIPテストで,その対策を優先したい場合は,問題文を見ながら会話文を聞き,回答していく練習をするのもかなり有効であると思います.

使った参考書

まず単語帳ですがTOEICL&R出る単特急金のフレーズを使いました.これを1日100単語を目安に目を通し,2週間かけて全範囲を確認しました.その後覚え切れていない単語に関しては試験までに残っている時間の限り繰り返し復習して覚えました.最終的には8割程度の完成度ではありましたが.ほとんど理解することができ,問題に答える上では支障のないレベルに到達ました.


実践問題に関しては,公式問題集を使いました.2冊の問題集を使って,1冊目には実践問題を実際の試験と同様に解きながら,自分の実力を確認しました.その後,この一冊目を繰り返し勉強しながら,解き方の感覚やどんな部分に注目しながら聞き取りを行えばいいか確認していきました.私の場合は,結果的にはリスニング問題やpart6, 7の追加の参考書は行わなかったので,この公式問題集を繰り返すことのみで,感覚を養い,実際の試験に臨みました.2冊目は受験直前にこれまでの勉強の成果を確認するとともに,最後の数日間で何ができるかを固めるために取り組みました.2冊目に関しては復習が若干手薄になったので,時間に余裕のある方は,2冊目の復習も完璧におこなうことをおすすめします.

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最後に,私が追加した参考書はTOEIC L&Rテスト文法問題出る1000問です.これを追加したことで,既述のように文法問題にかかる時間を初めて公式問題集に挑戦した際の大体半分程度に回答時間を減らせたことで,そのほかのリーディングのパートに時間を回すことができ,全体の得点率の向上につながりました.実際,全文を読まなくても答えられる問題も多く存在し,これらの傾向を1000問という圧倒的な量をこなして感覚と実力を身に付けられたのが大きなポイントだったと思います.
また,この参考書では大いなる副産物も得ることができました.この参考書中の文章の音声が無料でリスニングの音声がダウンロードできるので,この参考書の購入後はこれを移動中や実験中に聞いて,大体何を行っているのか聞くよう努力した結果,リスニングの点数の向上にもつながりました.実際にリスニングの問題で出るような単語よりも難しい単語も多く扱われているので,そんな中でも聞き取れるようにしておいたことで,リスニングの訓練にもなりました.もちろん,本来の目的である,文法の復習にもつながりましたので,一石二鳥といったところで,かなり効率的なおすすめの問題集&方法です.


使っていた参考書は有名どころの物ばかりで,目新しい物ではなかったと思います.参考書はシンプルに,冊数を絞って,繰り返して取り組むことが時間のない方・最短で結果を出したい方には良いと確信しています.また,IPテストに特化した参考書はありませんが,特にパート4は公式問題集への取り組み方を工夫することで,十分対策になると思いますし,公開テストの方を受ける際にも先読みし損ねたときに自分を救ってくれる力がつきます.ぜひ取り組んでみてください.

以上,長くなりましたが,最後まで読んでくださってありがとうございました.これからTOEICに臨む皆さんの健闘を祈っています!!


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