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仕事でメンタルをやられる前に読んで欲しい本3選

昨年の今頃、若手SIerにオススメの本を紹介しました。

今回は仕事で病む前に読んで欲しい本を紹介します。
というのも私自身が最近、転職後に病みまして、その際に読んでみてよかった本があったので、これから病みそうな方、もうすでに病んでいる方にも読んでいただきたいと思います。

多分そいつ、今頃パフェ食ってるよ

私自身、イヤなヤツや理不尽について頭から離れないタイプの人間なのですが、この本のタイトルを見て、「そっか自分ばかりイヤなことをリフレインして嫌な思いしているけどあっちはこっちのこと考えてもいないか」と思い気が楽になりました。特に「嫌な人への怒りがおさまらない」の項はまさにこの頃こういう状態だったので、呪いが解けたような思いでした。

職場だけでなく、SNS疲れや友人付き合い、自分自身についてにも「生きづらさ」を感じている人は一読してみてはいかがでしょうか。4コママンガのキャラがかわいい。

「自分の心」をしっかり守る方法ーーー「くやしさ」「悩み」「モヤモヤ」が消えていく

「自分の心をしっかり守る方法」というタイトルですが、すっごいざっくりまとめると「自分の心を傷つけているのは自分なんだよ」という感じです。色々なタイプの傷つきやすい考え方とその対処法が書かれていますが、めっちゃ頷きながら読みました。Kindle版ですがハイライトが止まらない。

私の感想としては、たった一回の理不尽とか傷ついた出来事を何回も繰り返し思い出してしまうことで、不要なまでに自分を傷つけていたことで今回のように病んでしまったのかなという発見がありました。

また、散々悔しい人生を歩んできただろう、人を許せないだろうという内容を書いておきながら、最後は「感謝の気持ちが大切だ」に着地します。

この本の最後に来て「感謝の気持ちが欠かせない」という文章を読んで、悔しい気持ちを抑えて人生を歩んできた人は、この本を床にたたきつけて燃やしたくなるだろう。

著者が自分で言っている通り、まさに今病んでいる人なんかは燃やしかねない(私はKindle版なので燃やせなかった)ですが、充実した人生をこれからでも送るためには許しがたいことを許し、当たり前のことに感謝するしかないのかもしれない。プライドなんて犬にでも喰わせてしまえ。

1万人超を救ったメンタル産業医の職場の「しんどい」がスーッと消え去る大全

こちらは職場でのしんどい状況に特化した本になるのですが、まず導入部分で「会社はあなたを守ってくれない」とはっきり書いてあるのが好印象。
また、上記2冊と少し重複するような内容の受け止め方だったり人間関係の対処の話もありますが、実際に体に起こる症状から自分の体からのSOSを見逃さないようにしましょうという観点もあり、合わせて読むとよいかと思います。

これは自分の担当医から聞いた話ですが、呼吸がしづらいのも立派な(?)ストレスからくる症状のようです。緊張で横隔膜があがって呼吸が浅くなるそうで、ストレスどんだけ広範囲に影響あるの・・・ってなります。

それができれば苦労はしないよ、というのも分かる

実際読んだからと言ってすぐに性格が変わったりしないですからね。

ただ、心の受け身の仕方というか、ダメージを少しでも減らしたり、危ない道を通らないような危機回避のやり方を少しでも知っていると、もう少し生きやすくなるかなと思います。

だいたい人付き合いが原因だから、個々人がみんな相手に敬意を持って接していけば解決するんだろうけどね・・・。

とはいえ傷つき病んでばかりもいられないので、私も治療しつつ心の防御力を高めていきたいと思います。

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