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14歳年上のスキンヘッド夫がくれた衝撃

皆さんこんにちは。
咲夢です。

今日は14歳年上夫の48歳のバースデー。

感謝を込めて
夫と発達障害の息子との思い出を
綴ってみようと思います。

タイ人の僧侶かと思った・・出会い

夫と出会ったのはもう11年前のこと・・・。

沖縄に一人旅をしていた私は
当時1泊900円くらいの
激安なゲストハウスに宿泊。

沖縄は「観光にはレンタカーが必須」
というのが常識なのですが・・・

そんなことは知らず、
ペーパードライバーだった私は
目的のビーチまで公共交通機関を使っても
行けないことがわかり、
ロビーで地図を広げながらあたふた・・・

すると向こうからタイ人の僧侶のような
風貌をした人が声をかけてきたんです!

「おれ、ビーチ詳しいから
連れて行こうか?」

あ、日本人だった(笑)
チャラいなこの人、大丈夫!?

と思ったけれど

「ビーチまで連れて行ってくれるなんて
超ラッキー!!」

と、まんまと付いていったのが
事の始まりでした。

結婚、出産を経て

それから、紆余曲折を経て
3年後に結婚。

そして息子(長男)が誕生しました。

私はそれまで勤めていた会社を辞めて
専業主婦に。

そして・・・
なぜか夫も専業主夫になりました(笑)

一瞬、ええええええ・・・・と
ひるみましたが

”今だけしか見ることのできない
子どもの成長を身近で見たい・感じたい”

本人には、そんな思いがあったようです。

家に、専業主婦(夫)が2人になり、
お金はないけれど
じかんはたーっぷりある
そんな1年を過ごしました。

毎日、家族でゆっくり朝起きて
公園で思いっきり遊んで
自宅に帰って、寝る・・・

今考えると、
とても貴重で
かけがえのない幸せな時間でした。

長男の発達障害が発覚

息子が大きくなるにつれて
「落ち着きがないな」「多動だな」と
思う瞬間が増えていきました。

公園に行っても

(月齢が同じ子たちと比べて)
お友達とうまく遊べない
順番を待てない
意思疎通がうまくできない

そんなことが続きました。

夫に相談しても
「個性だから気にしなくていいよ」
と取り合ってくれません・・・。

ずっとモヤモヤした状態が続き
3歳半検診で小児科の先生に
発達障害の疑いがあるからと、
病院の受診を勧められました。

受診した結果は、
「自閉スペクトラム症」。

ああ・・やっぱりか・・

頭では納得しつつも
気持ちが整理できない日々が続きました。

人に会いたくない、家から出たくない

診断が下りてから
楽しかった息子とのお出かけも
徐々に苦痛になっていきました。

勇気を振り絞って
知り合いがいなさそうな
ちょっと遠い公園へ行ってみたら
知らない子に「君とはもう遊ばない!」と
強く言われて、親子で泣いたこともありました。

もう外に出たくない・・・
誰にも会いたくない・・・

そう思いながら
気づいたら何か月も経過していました。

入園式での忘れられない夫の一言

4歳になり入園が近づくなか、
幼稚園選びも難航しました。

結局、自分の住む市内の幼稚園ではなく
隣市の幼稚園へ通うことに。

当然、入園式も気が重く
「(息子は)じっとできないんだろうな」
「みんなの前で走り回るんだろうな」
と想いながら参加しました。

案の定、息子は走り回って
先生の話どころではない・・・💦

そんなとき、同級生の子が
急に泣き始めたんです。

それを見ていた息子は
すかさず持っていたハンカチで
涙を拭いに行っていました。

それを見ていた夫が・・・

「ほら、よく見てごらん。
良い子に育ってるじゃん。大丈夫だよ」

ずっと息子の発達のことを
理解していないと思っていた夫。

でもこの一言を聞いて
理解できていなかったのは
私のほうだった・・・・と
衝撃が走りました。

”視点や心持ち一つで
物事の捉え方は大きく変わる”

夫の一言が、
そう教えてくれたのです。

そこから私の心に
大きなパラダイムシフトが起きたことは
言うまでもありません。

言葉ひとつで人生が変わる

夫は、言葉ひとつで
人生が大きく変わることを
教えてくれた人です。

言葉がきっかけとなり
世界の見え方が分かり
人への接し方が変わると
その先の未来まで変化が起きる

このエピソードは、
人生において忘れられない瞬間であり、
私のライター人生における大きな柱にも
なっています。

私のミッションである
「言葉がより良い未来を創る」というフレーズも、
この経験が元になってできたものです。

私も夫のように
目の前にいる人たちの人生が
変わるきっかけになるような言葉を
日々紡いでいきたいと思っています。

パパ、いつもありがとう。
これからもよろしくね。

#私のパートナー

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