レコードセレクション(4.19, 2019)
以前クラブで出会った方に、週1でnoteを更新する企画に誘われました。何をやろうか迷いましたが、シンプルに、映画やレコードについての感想をシェアしたいと思います。
今週は最近買ったレコードをセレクトしました。今月27日(土)に主宰するDJイベントSoul Mattersでは、ゲストDJとして、都内随一のトロピカル音楽集団TOKYO SABROSOのYOSUKE BAOBABさんをお迎えするということもあり、アフロとラテンから3枚選びました。
■ Afro Begue「Boula niit tognié」
昨年のフジロックにも出演を果たした、国内のアフロビートバンドによる待望の7インチシングル。A面はダンサブルかつ哀愁漂うアフロビート。B面はDJのRYUHEI THE MANさんによるリエディット。このリエディットは、中盤のブレイク部分を大胆に引き延ばしており、現行アフロではあまりない独特なグルーヴ感があってかっこいいです。ディスクユニオンのラテン鈴木さんが制作を手がけていますが、彼がバイヤーとして仕入れる音楽も、こうして制作する音楽も、そのどれもが今のダンスフロアの基準を拡張していくものばかりで、とても刺激的です。
リンク先にはこの曲のMVもあります。撮影場所は渋谷The Roomです。
■ Grant Phabao Afrofunk Arkestra『Grant Phabao Afrofunk Arkestra』
上のAfro Begueがダンスフロアで流れる音を拡張するような曲だったとしたら、Grant Phabao Afrofunk ArkestraのLPは、今のダンスフロアの基準において、まさにキラーチューンと呼べる曲ばかりが詰まってます。実は昨年にリリースされたアルバムでしたが、国内での入荷があまりなく、最近ようやく手に入れました。特にリンクの「Feeling You Feeling Me」は、普段ファンクをかけるDJでも違和感なくかけれるアフロファンクで、「これ、何ていう曲ですか?」と聞かれることも多いですね。
■ San Simón 「Golden Lady / C'est La Vie」
NYのラテンバンドSan Simonが放った7インチシングル。A面はスティーヴィー・ワンダーの「Golden Lady」の高速ラテンカバー。リンクにあるB面「C'est La Vie」はシティソウル×サルサとでも言える曲。先日のDJでB面をかけたんですが、「オシャレすぎる」とまで言われてしまいました。実際、MVも含めて非常にオシャレで都会感ありますが、思わずステップを踏む人、ステップは踏めなくても自然と揺れる人が多く、普段の生活の中だけでなく、ダンスフロアでも重宝する曲です。
この7インチシングルのA面は新曲で、B面は2年前のアルバム収録曲。DJ特有のワガママではありますが、できれば、B面は7インチ用にエディットして、4分以内に収めて欲しかったです……。
ちなみに冒頭で触れた主宰イベントは、来週土曜日に、名門の音箱、渋谷The Roomで開催します。レアな生音からハウスまで流れるパーティです。お時間ありましたらぜひ!
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