島 晃一 (映画・音楽ライター、DJ)

『キネマ旬報』、『ミュージック・マガジン』等に寄稿。『菊地成孔の映画関税撤廃』で映画『ムーンライト』記事。TBSラジオ「アトロク」のデッキ特集、J-WAVE「SONAR MUSIC」映画音楽特集、ラテン特集に出演。ご依頼は soulmatters2014@gmail.com まで

島 晃一 (映画・音楽ライター、DJ)

『キネマ旬報』、『ミュージック・マガジン』等に寄稿。『菊地成孔の映画関税撤廃』で映画『ムーンライト』記事。TBSラジオ「アトロク」のデッキ特集、J-WAVE「SONAR MUSIC」映画音楽特集、ラテン特集に出演。ご依頼は soulmatters2014@gmail.com まで

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  • 映画レビュー

    不定期で書いている映画のレビューです。音と音楽に着目した記事が多くなっています。各媒体でのライター仕事はこちらの記事をご参照ください。 https://note.com/shimasoulmatter/n/nc247a04d89ed

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    DJの方々にインタビューした記事を載せています。各媒体でのインタビューの仕事は「プロフィール、仕事の履歴」の記事をご参照ください。https://note.com/shimasoulmatter/n/nc247a04d89ed

  • Record Selection

    主宰するイベントSoul MattersのゲストDJやレジデントDJのセレクションです。

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ポートフォリオ | 映画・音楽ライター、DJ |島 晃一

d・プロフィール 島 晃一 | KOICHI SHIMA 福島県出身、東京都在住。 国際基督教大学卒業、早稲田大学大学院修士課程修了。 2017年からフリーランスのライターとして活動しています。『キネマ旬報』や『ミュージック・マガジン』、J-WAVE「SONAR MUSIC」などで、主に映画や映画音楽、音楽について執筆、ラジオ出演をしています。学術書への寄稿や大学でのゲスト講義も経験。また、各地域の駅周りの魅力を語ったTBSラジオ『アフター6ジャンクション』の「ペデストリ

    • 「シネマティック・サウンド」とは何か? その方向性を決定づけた巨匠ハンス・ジマーの音楽から紐解く

      他の音楽ジャンルと違い、シネマティック・サウンドを一言で説明するのは困難です。映画の音は、セリフ、音楽、効果音の3つによって成り立っていますが、この言葉を聞いて、音楽と効果音の2つを、あるいは音楽のみを想定する人もいるでしょう。実際、作品全体の音響デザインについて言及する事例もあれば、映画の劇伴やなんらかの映画的な音楽を指すこともあります。サウンドパックなどでシネマティック・サウンド、シネマティック音源と言うときは、ほとんどが後者だと思います。 その場合も、思い浮かべる映画

      • 映画におけるゲーム的な臨場感:『バッドボーイズ RIDE OR DIE』レビュー

        マーティン・ローレンス&ウィル・スミス主演、ジェリー・ブラッカイマー製作で、1995年に公開された『バッドボーイズ』。マイケル・ベイ監督の名を世に知らしめ、ウィル・スミスが、ひいてはラッパー出身の俳優がアクションスターになるきっかけになったとも言える作品だ。マイアミを舞台にしたこのバディ・ムービーは興行的にも成功し、大ヒットシリーズとなった。 ぐるっと回り込んで登場人物の表情と空を同時に捉えるスピンショット、テンポのいい、というよりはダイナミックな編集、極端とも思える色彩表

        • 映画『デッドプール&ウルヴァリン』レビュー:忘れ去られたものとマルチバース

          ※以下、音楽とその曲を使っているシーン、一部設定についての記述があります。物語、キャラクターの具体的なネタバレはありません。 マーベルコミック原作の映画『デッドプール』シリーズの3作目。前作から今作に至るまでの間の大きな出来事として、ディズニーによる20世紀フォックスの買収があった。そうした騒動を経て、今作はシリーズにとって初のMCU作品となる。公開前から、ライアン・レイノルズ演じるデッドプールとウルヴァリンの共演、ヒュー・ジャックマンのウルヴァリン役復帰が話題になった。

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          公開1周年、『トップガン マーヴェリック』レビュー

          グランドシネマサンシャイン池袋は、上映開始から1年間、1日も休まずこの映画を上映し続け、現在も記録更新中だそうだ。私もこの映画館でIMAXを2回、4DXを1回鑑賞させてもらった。実際、この作品の良さは、大画面の戦闘機の迫力と轟音に包まれなくては伝わらないだろう。『トップガン マーヴェリック』は、映画館での圧倒的体験を与えてくれる。昨年の5月末に映画館で見たときは、何度も感嘆と笑いの声が客席から漏れ、最後に拍手まで起きた。こんな映画館体験は生まれて初めてだった。 オープニング

          公開1周年、『トップガン マーヴェリック』レビュー

          映画『ブルーバレンタイン』の音楽演出:ライアン・ゴズリングと再発レーベル

          はじめに少し前になりますが、『ミュージック・マガジン』2月号で、ヌメロ・グループによるコンピ『Penny & The Quarters & Friends』(2022)のレビューを書きました。このコンピは、ペニー・アンド・ザ・クォーターズ「You and Me」という曲から始まり、この曲を中心に編集されたアルバム。その「You and Me」は、映画『ブルーバレンタイン』(2010)に使用され、一躍ヒット曲になりました。ここでは、音楽誌の原稿では書けなかった『ブルーバレンタイ

          映画『ブルーバレンタイン』の音楽演出:ライアン・ゴズリングと再発レーベル

          DJ JIN’s Selection For Soul Matters (Feb.21, 2016)

          ※この記事は以前使っていたSoul MattersのTumblrから転載しました。 It's Growing /Merv Murphy (Simmons) 「シカゴ・ブルースの巨匠によるレーベルから、おそらく1970年代にリリースされたであろうクロス・オーヴァー・ソウル傑作。「ジェントルとは何か」を教えてくれるヴォーカル・ワークと、それをさらに際立たせ呼応する女性コーラス。ホーンやストリングスも交えた豊潤なアレンジも相まって優勝。」  Domecrackers EP /

          DJ JIN’s Selection For Soul Matters (Feb.21, 2016)

          ラテンのDJ MIX「Latin Matters」をK.O.L. Radioに提供しました!

          ラテンのDJ MIX「Latin Matters」をK.O.L. Radioに提供しました! K.O.L. Radioは、ジャズDJとして様々なメディアやフェスなどで活躍する大塚広子さんとMr.Ok.Jazzさんによるネット・ラジオです。5月に担当したInter FM「The Room Radio」の後に、大塚さんにお誘いいただきました。ラジオのリアクションとしては最高な形に! ラジオ放送時とは前半の展開を変えて作成しました。 何より自分が所属するDJパーティ、CHAM

          ラテンのDJ MIX「Latin Matters」をK.O.L. Radioに提供しました!

          InterFMの番組「The Room Radio」にDJ MIXを提供しました。

          5月24日(日)16-17時、InterFMの番組「The Room Radio」に提供したDJミックスがオンエアされました。ラテンソウル・ファンク、ラテンジャズやサルサ等、ラテン尽くしの1時間。The Roomはもちろん、今年2月に「新しいラテン」特集の企画を担当し、この5月で休刊となる『ラティーナ』誌にも想いを馳せつつ選曲しました。 もうRadikoでのアーカイブも聴けなくなってしまいましたが、おかげ様で好評だったため、ジャズDJとして名高い大塚広子さんとMr. Ok

          InterFMの番組「The Room Radio」にDJ MIXを提供しました。

          ZOOMイベント「ネトフリ映画飲み」を始めます 【第一回課題映画:『ワインは期待と現実の味』】

          4月19日(日)20時〜、ドラマなし、Netflix配給の映画のみを事前に観て、居酒屋的に緩ーく語り合うZOOM飲みイベント「ネトフリ映画飲み」を始めます!  対象となるのはNetflixで製作または配給された映画のみ。名ドラマを次々と送り出すNetflixですが、映画もかなりの数が配信されています。まだそれほど評価の定まっていないNetflix映画を肴に、映画館を出て居酒屋で語り合う感覚で、緩く感想を言い合う飲み会ができたらと思ってイベントを立ち上げました。 参加希望の

          ZOOMイベント「ネトフリ映画飲み」を始めます 【第一回課題映画:『ワインは期待と現実の味』】

          『ベイビー・ドライバー』(2017年)

          ※ご依頼をいただき、より詳細なレビューをFASHIONSNAPおよびQUIで執筆しました。こちらもご覧ください。 『ベイビー・ドライバー』は、『ショーン・オブ・ザ・デッド』や『ホット・ファズ -俺たちスーパーポリスメン!-』などのエドガー・ライト監督によるクライム・アクション映画です。主演にアンセル・エルゴートの他、リリー・ジェームズ、ケヴィン・スペイシー、ジョン・ハム、エイザ・ゴンザレスらが出演。迫力あるカーアクションをはじめ、動きと音楽をスタイリッシュにシンクロさせる演

          『ベイビー・ドライバー』(2017年)

          TOJO & Takeshita's Set List for Soul Matters

          6月22日に渋谷The Roomで行われたSoul Matters。なかでも、ゲストのTOJOさんとTakeshitaさんは、タイプは違えど、ラテンの幅の広さと深さを見せつけるかのようなDJが素晴らしく、朝まで踊る人が絶えなかったですね。今回はそんなゲストDJのお二人に当日のセットリストを送っていただきました! お二人のDJについて、そしてラテン音楽についてもっと知りたいという方はぜひご覧ください。 また、以下のセットリストを見て、TOJOさんとTakeshitaさんの選曲

          TOJO & Takeshita's Set List for Soul Matters

          TBSラジオ『アフター6ジャンクション』のペデストリアンデッキ特集に出演しました!

          7月4日、ライムスター宇多丸さんによるTBSラジオ番組『アフター6ジャンクション』のペデストリアンデッキ特集に、同じくライムスターのDJ JINさんと共に参加してきました! 以下のリンクで番組の音声が聞けます。 ペデストリアンデッキとは、駅の2階から他のビルへとつなぐ広場性の高い歩道橋のことを言いますが、番組では、ペデストリアンデッキは都市のDJというテーマで、デッキのランキングを作成、そのデッキに合う選曲もしました。 とにかく特集の反響がすごかったです! Togette

          TBSラジオ『アフター6ジャンクション』のペデストリアンデッキ特集に出演しました!

          Soul Matters 活動の記録

          ■2014年 ・8月20日、中野のクラブ、ヘビーシックゼロでソウル、ディスコ、ハウス、レアグルーヴといったジャンルを、レコード中心でかけるイベントSoul Mattersを立ち上げる。 ・10月19日、中野ヘビーシックゼロでSoul Matters vol.2を開催。 約80人の来場者を記録。 ・12月10日、Soul Matters vol.3 ■2015年 ・2月4日、Soul Matters vol.4 ・4月15日、Soul Matters vol.5 ・

          レコードセレクション(06.07, 2019)

          今月22日(土)に主宰するDJイベントSoul Mattersでは、ゲストDJとして、モーション・ブルー・ヨコハマ発のイベントafrontierのTOJOさんとTakeshitaさんをお迎えします。TOJOさんとは、diskunion主催のトークイベント「DJ目線で覗く現行ラテン音楽の今とこれから」でもご一緒しました。また、Takeshitaさんは"ラテンの鬼"とまで評されるDJです。ということで、イベントに向けて、ここ最近買ったラテンの新譜・再発を3枚セレクトしました。

          レコードセレクション(06.07, 2019)

          ドキュメンタリー映画『作兵衛さんと日本を掘る』について、インタヴューを受けました。

          民謡クルセイダーズをゲストに、ドキュメンタリー映画『作兵衛さんと日本を掘る』のPRイベントとして行われたGOTTON NIGHT。 イベントは終わってしまいましたが、この映画についての感想やDJをやる際の考え方などをインタビューしていただきました。僕は福島出身のDJという立場から答えてます。 映画は地方の炭鉱労働を扱い、さらに冒頭で原発とも結び付けられている。戦前から続くエネルギーに関する変わらない構造を炙り出した作品でした。 これは今SNSで大量にシェアされるような政

          ドキュメンタリー映画『作兵衛さんと日本を掘る』について、インタヴューを受けました。