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2023島根と山口と鳥取の旅①


ANAのスーパーセールで、お得に山陰に行ってきました。
羽田(09:15) - 米子(10:35)
米子(17:30) - 羽田(19:00) 5泊6日の旅となりました。

マップ

2023/05/12 金 松江散策

順調に米子空港到着。目玉おやじがお出迎え。
レンタカーは日産NOTEで、長旅でハイブリット車に乗るのは初めて。
思った以上にパワーがあって、肘掛けがいい感じ。やるな日産。

作品を知らない外国の方は、なんだと思うだろう。

江島大橋

ベタ踏坂と言われ、すごい写真を見ていたので期待したが、空港側から大根島*に行く時はそうでもない。振り向いて逆側からの方が凄い坂に見えた。
*大根島なのに、特産は人参

月照寺

松江の城下に入り、小泉八雲ゆかりの寺というので行ってみた。
彫刻が素晴らしい。真面目に修復作業をしたら、プチ東照宮ではないか?
駐車場完備。バスも泊まれる結構な有名スポットらしいが、鄙びた感、大。

門の上に藤の彫刻が細かい
じっとり。こちらを伺ううさぎ
組まれた梁のシュロの葉がかっこいい
八雲のお気に入りらしい。『知られざる日本の面影』に出てくる大亀。

国宝 松江城

全国で現存する12天守のうちのひとつ。唯一の正統天守らしい。

城萌えはないのだけれど、そこに国宝の城があれば登るしかない。
天守閣は風さわやか、晴天。城下一望で、登った甲斐あり。
城の周りでギャンギャン鳴く声が、蝉時雨のように聞こえ、誰だ?と歩きながら探すもわからない。
天守閣からじっと目を凝らすと、木の高いところに鷺の巣が無数に見えた。あれは雛たちが餌をねだる声だったのか。

喋る自販機。からくり箱の売り上げはおもてなしに使うらしい。

暑い。いちごオレ飲む。観光案内所前の自販機は松江スペシャル。
お金を入れると「よう来た」と野太い声で言われ、
ボタンを押すと「残念!(ハズレ)」と叫ばれ、びくっとした。

松江歴史館

小泉八雲記念館には行かないので、彼の足跡辿るつもりで入る。
駐車場もここなら無料。城からはちょと歩くがお得だ。

八雲ストーリーは天井に投影、だら〜んと休んで見られるのはとてもイイ!
速度標識がこんな板に貼り付けられてる街、松江。

城山稲荷神社

これも八雲さん由来。この神社の火災除けのお札で変わったものがあると、大英博物館やオックスフード大学などに送ったという話だ。

お稲荷さんがたくさんで、いかにも異邦人が好きそう。
社殿の下にそっといる子がカワユス

松江ホーランエンヤ伝承館

歴史館のチケットあれば無料なので、入る。
ホーランエンヤは、城山稲荷神社から阿太加夜神社に御神輿を船団でお運びし、また戻ってくるという10年ごとのお祭り。
なんと、さっきの稲荷神社が出発点だったと知る。

島根美術館

うさぎと夕日のために行った。

マップにも「宍道湖うさぎ」とでている薮内佐斗司うさぎズ
迫り来るうさぎ。キャワワ!
前から2番目のうさぎ、なぜかシジミが置かれ、他の子よりツルッツル。


湖から2番目のウサギに「シジミの殻をお供えして西に向かって祈ると幸せが訪れる」とか、「そっと触ると幸せに」という勝手な伝説があるため、ツルッツルだった。わたしは、全部の均等にウサギを撫でまくった。
本日の日没は18:58なので、18:30ぐらいまで館内常設展を見て待つ。
雲が出ていたが、なんとかギリ「夕陽が見れた」と言っていいでしょう。

このために来たんだぞ、うさぎよ。


🏨 松江ニューアーバンホテル本館

美術館至近。宍道湖を挟んで反対側にあるホテル。
本館の建物の外観、古色蒼然でうっ!?となったが、館内はリニューアルされていて綺麗。
夕食なしプランなので、1Fにコンビニに助けられる。
ポプラのお弁当は、ご飯をその場でよそって入てくれるんだ。へぇ〜!!

朝食がなかなかに良い!おしゃれ&ヘルシーだった。
しじみのお味噌汁がめちゃ旨で、シジミのポテンシャル舐めてました。


2023/05/13 土 出雲から石見へ

松江フォーゲルパーク

本日は雨。急遽、全天候型花鳥園、松江フォーゲルパークに予定変更。
フォーゲル(Vogel)とは、ドイツ語で「鳥」なんですって。
敷地面積はやたら広い。超長〜い動く歩道で山頂に連れて行かれる。
途中に鳥のTips看板がある。動く歩道中の「ひま潰し」の気遣いが嬉しい。

センターハウスは、てんこ盛りのお花でクラクラするぐらい綺麗

温室に入ると、ハシビロコウがいた。トコトコと動いている。
給仕時間、バケツにはどじょうがチルチル動いてたが、狩りはしなかった。

お楽しみ給餌コーナー。ショウジョウトキにペレットをあげてみる。
手のひらに乗せると、長い嘴の横を使い、そっと掬い上げて食べる。
嘴の噛み合わせが悪い個体*には、専用のバケツがあり、餌を水に浮かせると、嘴を縦に突っ込んで食べていた。(*奴のおねだりが攻撃激しかった)

ショウジョウトキ 最初はどうなるかと腰が引けた

お約束のペンギンパレード、ペンギン待機場に扉がなく、どこから出るのかと思ったら、まさかの両手で捕まえ、ひょいひょい並べてのスタート。

衝撃のひょい!
並ぶまでじっと待つ。偉い子達なのだった

パラダイスホールはまさに天国!
ほんとは餌をやって、手に鳥を乗せてもらうところなのだけど、
緑色のギニヤエボシドリさまが自主的に手に乗ってくださった!!
しかも2羽も。すっかりくつろいで、片足を上げて寝そう。
こちらもホワァっと体がいいもので包まれる。

リラックス。足の裏が暖かい。ああ幸せ!

フクロウのショーが始まるので、泣く泣く手放しそちらに向かうのだった。

https://youtu.be/wdOL2Y_N4k8


出雲大社

車は古代出雲歴史博物館の駐車場(無料)に停め、テコテコ大社に向かう。
参道を歩いていて、突然夫が声を上げた。
なになに?と見ると、達郎の提灯が奉納されているではないか。

一体どんな経緯でここに奉納されたのか。
波乗り玉を拝む謎の像
両手を広げて、ハイ〜。君は誰だ?
酒を作るうさぎ。境内にあざというさぎがたくさんいた。大社の権威とは・・・
雨の出雲大社
出雲大社といえば、の、しめ縄

出雲大社の清浄な空気、雨でしっとりもまた良し。
周りにぐるりと八百万の神の宿泊所があるのが、「10月に集まるのって本当なんだ」と思わせる。
お昼は出雲そば。3段がさねなので味が変わるのかと思ったら、
同じ味が3回来たよ。OH・・・

お土産屋さんに、やたら可愛い集団めっけ。


島根県立古代出雲歴史博物館


見どころは巨大神殿出雲大社の創造模型創造模型1/10と出土品だ。

人の大きさ考えうると、気の遠くなるデカさ。ありえん・・・
弥生時代の青銅器や古墳時代の金銀の大刀!カッケー!!

出雲大社でずいぶん歩き回ったので、足を休めようと映像を見たが、
これは、悪いことは言わん、やめときなされ。
いつの時代に作った・・・というひどさ。大人が見るものではない。

石見國三之宮 大祭天石門彦神社 夜神楽

いろいろな所でやってるけど、神社で見たかったので、ここを選ぶ。
定員70名、ホテルを通じて事前予約しておいて正解。
夜神楽は20:00〜なので、一度ホテルで休息のちお出かけ。
太鼓の音がすごく響く。胸板を叩かれているようだ。
神社の舞台は広くないので、仮面をつけた演者がとても大きく見えた。

保存会の皆さんが若い!続け、未来へ!!


演目「恵比寿」
恵比寿顔ってこうだよね、というニコニコしたいいお顔をしていて、こちらを向くとつられて笑ってしまう。鯛を釣るのがメインイベント。
釣りの前に海に向かって撒き餌をするシーンがあり、客席に向かって飴を撒いてくれた。拾うと御利益があるので、ミルキーほかありがたくいただく。
漫画「ばらかもん」に出てくる「餅まき」のようで楽しかった。

ビクの中から飴を出して、豆の様に撒く
鯛は客席側に泳いでいる
タイミングばっちり。釣れたぞ〜!!
なんともめでたい演目でした。



演目「鍾馗(しょうき)」
鍾馗vs疫病神の戦いの初めにスモークが焚かれたり、花火を持ったりとド派手な演出だ。初めは能の如き静かな足運びで、中盤から激しく回転する舞が続く。全部で40分以上あったと思う。踊り手の技量と体力が問われそう。
ぐるぐる回った後にセリフがあるのだが、疫病神は息が上がっていたのに対し、鍾馗はしっかりした声だったのが印象的だった。

鍾馗は茅の輪と剣で、病魔を退治する。衣装が煌びやか。
後ろ姿の龍がとてもかっこいい。
前半に何回も出てきた足運び。すすっと、日本版ムーンウォーク。
スモークと花火でド派手に登場する疫病神
丁々発止を繰り返す
茅の輪に閉じ込め、トドメをさす

トドメを刺された疫病神は、足からすすっと幕の中に入り消えていく。
舞台ならではの出方、隠れ方の工夫が楽しかった。
伝統芸能、もっともっと評価されるべき。

🏨 島根浜田ワシントンホテルプラザ

夜神楽で時間が読めなかったため、夕食なしプラン。コンビニ飯。
こちらにはレンジがないのが残念。
朝食の「和朝食」、パリパリわかめをご飯にかけるのが美味!
島根の赤天、よく噛むとピリリと辛くてクセになる味だった。


2023島根と山口と鳥取の旅② に続きます。



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