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【しまね女子ブログ】海なし県出身の夫をつれてきた

はじめまして、槙乃萌美(まきのもえみ)です。

昨年浜田にUターンで戻り、ご縁あって【しまね女子ブログ】に参加することとなりました。


というわけで、まずはブログを書くことになった経緯とともに、自己紹介を。


島根県西部の町、浜田市出身で、高校卒業後上京し、勢いで劇団に入団。

そこで舞台やCMに出演したり、吹き替え声優として30代前半まで活動していました。

劇団での経験や出会いは、自分にとってかけがえのないもので、そのときの芸名をどこかでまた、と考えていたところ

Uターン時にお世話になったふるさと島根定住財団の方からお声がけいただき、

今回、槙乃萌美としてブログを書くことにしました。


Uターンの大きなきっかけは、新型コロナウイルス。

いまだ収束の目処がたちませんが、2020年、東京では外出することも難しくなり、都心部での生活は一変。

舞台やイベントは軒並み中止、声優のお仕事も、今まで通り「みんなで集まって」収録することはできなくなりました。

結婚して3年目だった夫も俳優をしていましたが、やっと掴んだ出演舞台が中止となり、

夫婦二人とも、これからの生活がどうなるのか見通しが立たない毎日に、息苦しさを感じていました。

そこから、どういう気持ちの変化なのか自分でも説明がつきませんが、絶対に帰らないだろうと思っていた島根に戻ることになります。

主人は埼玉県出身で、島根に縁などなく、結婚してから数回訪れた程度。

話し合いを重ね、「二人で毎日を楽しく過ごす」ことが一番大切だという結論に至り、2021年、夫婦でU・Iターンすることに。

地元の島根は幸い、外出制限などもなく、基本的な感染症対策を行うことで生活できている、ということが決め手だったのかもしれません。

奥さんの実家の近くに移住することを「嫁ターン」なんていうそうですね。

まさにその「嫁ターン」状態で、浜田に移住を決めました。

嫁ターン前最後のディズニー・シー

移住を決めたのは良いものの、暮らしていくために必要なのは「仕事」と「住居」

私も主人も俳優業しか経験がなかったので、就職活動経験はゼロ。

ネットで求人情報を探すものの、今までの経験が直接活かせる職業は全く見つかりませんでした。

そんな時に出会ったのが、島根定住財団の存在です。

オンラインで移住する経緯や希望の職種など話を聞いていただき、紹介いただいたのが現在勤めるケーブルテレビ局。

これまでのエンタメの仕事とは違いますが、日々の暮らしを豊かなものにする情報を届けるという点において、通じるものがあるなぁと感じながら仕事をしています。


さて、順調に決まった仕事とは反対に、とても困ったのが「住居」

2019年11月に飼い始めたわんこと一緒に住むべく探し始めましたが、ペット可物件が、ない。

「二人で毎日を楽しく過ごす」は、正確には「二人と一匹で毎日を楽しく過ごす」だったので

わんこと一緒に住むことがこんなにハードルの高いことだとは、想像していませんでした。

この子のための家探しです

なかなか思うように進まない物件探し。

そして夫婦で出した結論は「二人で家を建てられるまで、私の実家に居候させてもらう」でした。

幸い両親は娘が戻ってくることを喜んでくれたので、1年ちょっと甘えさせてもらうことができました。

私がUターンだったから良かったものの、西部地域はなかなかペット可物件がないので、

これからのU・Iターン者を支援するためにも、大切なペットという家族と一緒に暮らせる賃貸物件が増えれば嬉しいなと思っています。


以上、自己紹介とUターンする経緯等をお伝えさせていただきました。


さてさて、今回ブログを書くにあたり、会社員の私がお伝えできることってなんだろうなぁと考えた結果、

突然島根に移住することになった埼玉県出身の夫と、

東京出身シティボーイだけど超ビビリのわんこと、

改めて島根と都市部の違いを感じる私の、ありのままのしまね日常暮らしをお届けしたいと思います。


さて今回のテーマは

「海なし県出身の夫を連れてきた」


お伝えしている通り、夫は埼玉県出身なので、海とは縁遠く、海に憧れを抱いて生きてきました。

私が生まれた浜田市は港町で、海を見ないとどこにも出かけられない地域。

夫は浜田に来たときから「海に行きたい」「海が見たい」、そして夏になれば「海に入りたい」と。

私にとっても海は大切な場所ですが、いつでも入れる環境だったからか特別感はなく、海水浴場は県外の人が来るイメージ。

そもそも昔から肌が弱くて海水が苦手なので、できれば海水浴ではなくプールが嬉しい人。

しかし、せっかく浜田に来てくれた夫の願い。

叶えましょうということで、大人になってからちょこちょこと海水浴に行くことになりました。


となると、我が家のわんこも一緒です。

あれ、でもうちのわんこ、泳げるんだろうか。


ということで、ライフジャケットをつけて、まずはお風呂で練習。

あ、本能で犬かきできてる。

では、いざ、海へ。

逃亡。

びびりの性格が「こんなところ入っていけるか」と申しております。

ちなみに、海なし県出身の夫は泳げますが、私はバタ足しても前に進めません。

頑張れ、できれば泳げる方の飼い主に似てくれ…!


この写真の場所は、整備のため現在入ることができませんが、

浜田には観光情報には出てこない、このような「さもプライベートビーチ」が至る所にあります。

(泳ぐ際は、遊泳禁止エリアではないことをお確かめくださいね)

時間をかけて、人が多い海水浴場に行かなければならない都会と比較すると、

ふらっと行けて、数組しかいない浜辺で遊べることは贅沢なんだなと、県外に行ったからこそ分かるようになりました。

買い物の度に、浮き輪やボート、シュノーケル等海グッズを吟味する夫の気持ちも、理解できるように。

ちなみに、私は東京に住んでいる時テレビで見るような海水浴場に行ったことがないのですが

「海の家」って、こういうことじゃないらしいですね。



家からすぐの海でしか泳いだことがない人間にとって、都会の「海の家」は未知の領域です。


さて、移住生活も2年目となると、わんこもだいぶ海に慣れたのか、お散歩の時に自ら海に突っ込んで行くことも増えました。

してやったりの顔がなんともにくい…

仕事終わりの、散歩からの、わんこのシャワーは、だいぶ時間と体力を削られますが、

夫だけでなく、わんこも浜田暮らしを楽しんでくれているのかなと思うと、ほっとする部分も。


毎日海に沈む夕日を見ながら、とっても普通ですが幸せを感じています。

今後もこんな、平凡ですが二人と一匹で毎日楽しい浜田暮らしをお届けしたいと思いますので、よろしくお願いいたします。


あれ、これ海なし県出身の夫より、海に入るわんこのブログだな。

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【名前】槙乃萌美(まきのもえみ)

【移住市町村】浜田市

【UターンorIターン】Uターン
【移住前の居住地】東京都
【年代】30代
【お仕事】前職は俳優・声優。現在は会社員
【好きなこと】歌うこと、家でのんびり過ごすこと
【Love shimaneとしてひと言】

学生時代、なんにもできないと思っていたふるさとに、自分次第でなんでもできると気づいて戻ってきました。

Uターンの私と、Iターンの夫(埼玉県出身)と、食べること大好きなわんこの、しまね暮らしの様子をお届けします。


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