シェア
しまこ
2022年4月26日 12:09
綿谷りささんの「夢を与える」を読んだ。書店で何の本を買おうか探していたときにこのタイトルに目がいった。気になったというか、コロケーションに少し違和感があったのだ。「夢を見る」でも「夢を掴む」でもなく、「夢」という圧倒的に個人の主観であるものを誰かに「与える」とはどういうことなのだろうか。小説の内容をとてもざっくりとまとめると以下のようになる。ある少女がチャイルドモデルとなり、成長とともに