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しっとりとしてもっちりなマグロ

 マグロが変わりました。はい、確実に変わりました。「鮪のシマハラ」では、アイルランド産天然本マグロをメインに取り扱っています。そして一番のオススメ商品は、オーダー率80%を誇る「アイルランド産天然本マグロ定番盛」。つまりお刺身です。何度もポストしています。マグロはお刺身で食べるのが一番です。生で食べてこそのマグロの酸味とヌメリです。この私たちが提供しているお刺身のマグロが変わりました。はっきり言いきらせてください。「鮪のシマハラ」史上、最高の仕上がりです。

 どうやって変えたのか。それは仲卸さんと徹底的に各部位を再度研究しました。私たちのマグロは適正価格での提供を目指しています。そのため、カマ、頭尾、背節、腹節等多くの部位を組み合わせて購入しています。この部位の組合せと細かい加工のオーダーこそが私たちが持つ競争力です。

 その競争力をもう一度見直しました。ずっと考えていました。私たちのマグロはまだまだできる、いやもっとできるはずだ。もう一度、仲卸さんと一緒にマグロに向き合おう。年始から新しいマグロへの挑戦が始まっていました。

 実はいままでだって、仲卸さんと一緒にマグロを研究してきました。では今回は何が違うのか。それは、私がマグロのうまさを言語化したことです。「鮪のシマハラ」のマグロを定義したことです。

 当たり前ですが、うまさの基準は人それぞれです。もちろん好みも千差万別です。それなのに私は、仲卸さんに「とにかくうまいマグロを扱いたい。」いつもそう話していました。これではダメだ。最高のマグロは仕上がらない。そう気づいたのです。私が目指すマグロを具体的に表現できなくては、仲卸さんも協力のしようがありません。

 では、いきます。「鮪のシマハラ」が目指すのは、

「しっとりとしてもっちりなマグロ!!!」

です。

 口に入れた瞬間はしっとりとしたヌメリがあり、やがてそれが豊潤なもっちりとした食感にかわる。これです、これ。これこそが私がうまいと信じるマグロです。仲卸さんも共感してくださいました。「島原さん、言ってることはよく分かるよ。そんなマグロを目指そう。」そう言ってくださいました。

 そして完成したのが、いま提供しているアイルランド産天然本マグロです。飲食業界に身を置くものとして、自社の商品を文句なしにうまいと言い切れる喜びに私たちは浸っています。

 今後私は自社のマグロを、「うまいマグロ」などと曖昧な表現はいたしません。わたしたちのマグロは、しっとりとしてもっちりしています。私は最高だと思いますが、みなさんはどうですか。そう紹介していきます。やっぱり、マグロは素晴らしいなぁ。最高だなぁ。マグロに出会えてよかったなぁ。

 みなさん、みなさん、本当に最高なんです。ぜひ食べにいらしてください。もう一度言いますよ。「しっとりとしてもっちり」なマグロです。私現場で紹介します。話が長くて、マグロ乾いちゃいますねどね。アーメン



 

 

 

 

 

 

 

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