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どうすりゃいいの、人間

知識が狭い、視野が狭い、世界が狭い。
使命感がある、独自の論理がある、承認欲がある。
悪気がない、自覚がない、限度がない。

正しいことをしていると信じている。
反対する人は間違っていると思っている。
異議は聞かないと決めている。

小さな問題も、狭い社会でのいざこざも、終わりのない絶望も、こんな風に誰もが持っている・持ちうる要素が重なり合って起こるのではなかろうか。
ニュースで見ること、身近に起こること、自分が関わること、自分が巻き込まれること、事態の大小はあれど人間界に問題や諍いは山ほどあり毎日遭遇する。

そして諍いなどを大袈裟に肯定して助長する人間が、さらに状況を悪化させ負の連鎖を起こしている。
彼らもまた上記のように視野が狭いから、自覚がないから、正しいことをしていると信じているから、弁護したり一緒に”戦ったり”するのだろう。


今回の事件の彼もざっとニュースを読んだ感じだとこの要素全部に当てはまっているようだ。


色んな世界で、色んなものに囲まれて、色んな経験をする人間が平和に生き続けるためにはある程度の寛容さと、忘れる技術と、多方面からの知識と、なるべく優劣をつけないルールと、それでいて”正しいこと”を見極める目と、人間は一人では生きられず一人として同じ人間はおらず皆それぞれが自分が正しいと思い生きている、という事実を教えてくれる大人がたくさん必要だ。

SNSでは頭のおかしい人はブロックすれば済むことだけれど、実社会ではそうもいかないことがある。そしてそんな悪気なく傷つける人間は五万といて、”この子は可哀想な子だから許してやって”と泣く人間もいる。

生きていくって難しい。
平和って難しい。
人間って難しい。
でも生きている人間は平和を目指して行動せねばならん。

被害者の皆様のご冥福を心からお祈りします。

シマフィー 



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