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春節いろいろ

大きな都市のチャイナタウンにでも出かけない限り、旧正月・春節の雰囲気はここらへんではなかなか味わえない。(アメリカ東海岸で教師をしています)

この季節になると我が校の中国・台湾からの留学生は家が恋しいだろうなぁ、と思う。中国では旧正月は爆竹や花火なんかで盛大に祝うし、ご馳走がずらりと並び、親戚一同が久しぶりに顔を見せ合うホリデーなので、アメリカに来ている子供はちょっと取り残されたような気持ちがするだろう。日本の紅白歌合戦のようなテレビも見れないし、赤い袋のお年玉も貰えない。

かつてはたくさんいた中国からの留学生はここ4−5年でぐんと減り、現在は一学年に5−6人ずつしかいない。全部で30人足らずの生徒たちをもてなすために、学校は毎年いろんな催し物を企画している。

今年は午前中の授業をまるまる潰してみんなで水餃子を作り、切り絵や習字や、カラオケをした。この日ばかりはシャイでいつも仲間で固まっている中国人生徒たちが張り切ってリーダーとなり、みんなを相手にプレゼンしたり、餃子の包み方を丁寧に教えてあげたりしている。

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私もみんなと一緒に書法をした!とりあえず生徒よりかは上手い笑。

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ランチも中華料理だった〜(京劇のフォークはマイフォークですw)

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フォーチューンクッキーを開けてみると・・・

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"Be prepared to modify your plan. It'll be good for you!" (プラン変更にも慌てずに。いいことだから!)

ランチの後に早速プラン変更があった。

授業の始まりに、”先生、何か中国語の歌を歌ってください!” のリクエストにみんなが手を叩くので、パッと思いついたものを歌った。(ちなみにこの歌を歌えのリクエストは割と頻繁に入る笑)

おめでたい日なのに、ちょっと寂しい感じの曲だったかな、と歌いながら思っていたが、目の前に座っている女子生徒の目がうるうるし始めた。

”わたしのお母さんがカラオケで必ず歌う歌です”

ちょっとだけお母さんの代わりになれたかな。この歌、元々は日本のポップスなんだよ。

新年快楽!今年もみんなにとって素晴らしい年になりますように!

シマフィー 


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