新しい年、スーパーのたくあんに身構える
冬休みは恒例の南の島(カリブ海)ダイビングに行っていた我が家(*アメリカ東在住です)。
クリスマスも年越しも関係なく、潜って潜ってまた潜る毎日なのですが、その合間にご飯も食べんならんので、テイクアウトをしたりスーパーで買い出しをしたりする。
この島は元オランダ植民地であり、現在もオランダ領だが、何年か前に現地の貨幣を無くし現在はアメリカドルが使われている。写真がないのが残念なほど、私たちが最初に訪れた2008年に手にした紙幣は色とりどりの南国色にヤシの木やらハチドリやらサンゴやらが描かれた本当に美しいお金だった。使うのが勿体無いくらい!
それがなくなり色気もへったくれもないドル紙幣になり本当に残念。
島は小さいけれどスーパーは大小取り混ぜて5−6軒あり、今回はオランダのスーパー、現地のスーパー、中華移民のスーパーで買い物をした。それぞれに力を入れている商品が違い、値段も、品揃えにも特徴がある。
私たちが借りたアパートに一番近く、これまでの旅行でもちょくちょく寄っていたのは規模は小さいけれど品揃えの良い中華系のスーパー。
ここでランチ用のパンやらクッキーやらチップスやらを買い込むのだが、果物と野菜のコーナーが前回来た時よりも充実していたので冷蔵庫エリアをうろうろしていた時・・・・
オレンジやレモンや金柑に紛れて・・・・
レモンとネーブルを両脇に抱え鎮座するのはたくあん。
破格の$12.95の値をつけて堂々と、違和感なくそこにあるのだが、これは知らん人はフルーツだと信じて買って、びっくりするやろうな・・・。
中華系なのでたくあんがあってもおかしくない、でもここにあってはいけない。
面白いな、と思い写真を撮ったけれどレモンとオレンジの間に知らぬ顔で存在していたたくあんがしばらく頭から離れなかった。
この日は大晦日。
見てくれに騙されないよう
似て非なるものに心を奪われぬよう
考えずに何かを掴まぬよう
中身を確認するまで真実だと信じぬよう
たくあんに新しい年を迎え過ごす心構えを教えられたような、そんな最後の1日。
新年、明けましておめでとうございます
今年もマイペースで好きなこと・書きたいことを綴ってゆきます。
いつも読んでくださっている貴方様、ありがとうございます。
偶然にこの記事に出会った貴方様も、ありがとうございます。
みなさんいろんなことに騙されない一年にしてくださいね。
シマフィー
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