やっぱり教室内だけでの学習では足りないんだ
昨日の記事でお伝えした通り、今日は遠足(field trip)だった。(*アメリカ東の私立校で教師をしています)
外に出られるだけで嬉しいのだが、今日は最高の天気で水族館はあまり混み合っておらず4−5人の班に分かれてゆっくりと見て回ることが出来た。
学校の外で行動する生徒たちを見るのは本当に久しぶりで、いろんなものに興味を示し、質問をして写真を撮って、また違うものを観察してキャアキャアとはしゃぐ様子を眺めていると、やっぱり教室の外での学びは必要なのだなぁと実感した。
みんなあまりにはしゃぎ過ぎたために10時半過ぎにはもうお腹が空いており、45分には外のベンチに皆んなで座ってサンドイッチを食べた。
動くと、頭を使うと、話をすると、お腹が空くんだなと改めて思う。
私だって教室で教えている時はランチの時間になってもお腹が空かない時だってあるのに、今日は10時半にはペコペコだった(笑)。
今回の遠足は生態系や進化を学ぶ科学がメインだったけれど、生徒たちは水槽の作りや動植物保護の法律や環境汚染やなんかにも興味を持ち質問をしてきた。
実は私は動物園や水族館などの動物をディスプレイしているものはあまり好きではないのだが、15歳がたった半日の遠足で目に見えない学びをたくさんしているのを肌で感じると、連れて来てよかったなと思う。
帰りは近くにある環境保護区に寄っておやつを食べてハイキングをした。
静かな林を静かに歩く。風の音や鳥の囀りを聞きながら歩き、途中でいい匂いの葉っぱなんかを摘んで見せたり、頭上の鳥の巣や蜘蛛の巣やなんかを見上げながら、ゆっくりとトレイルを周った。
それではバスに乗り込んで帰りましょうかね、というときに一人の生徒が寄って来て言った
”今日は写真を撮ったり色んなものを見るのに夢中でインスタグラムもTikTokも見てないや!すごく楽しかった!”
教室を飛び出すとこんないいこともあるんだ。触って、匂って、知らない大人に質問して、スケッチして、笑って・・・やっぱり外でしか出来ない学びは多い。
また行こうね、遠足!
シマフィー
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