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アメリカ生活:シマリスのだいたい今

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最近のお話をまとめました。シマリス界では最近とはだいたいここ10年以内のことです。
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2022年6月の記事一覧

デラックスXデラックス:530キロのかっこよさ

デラックスXデラックスというバンドがいることをたった30分前に知った私だが、日本では有名なのだろうか?(*アメリカ東に在住です) 先日、帰り道に遠回りして海岸通りをゆっくり走っていると生徒2人がうろうろしているのを見つけた。 すぐそばの駐車場に車を停め、ゆっくり近づくと2人で歌を歌っていた。 聞けば、交代で海に関する歌を歌っているらしい。なんとも素朴な遊びでかわいい。 ”先生、日本の海の歌、歌ってよ!”と頼まれ、つい出たのが渡辺真知子さんの ”カモメが翔んだ日” だった。

母に貰った着物を着る

明日は着物でお出かけなのだけど、初めてこの金茶の着物を着る。(*アメリカ東に在住です) 随分前に母にもらったのだけど、これまであまり色が好きではなく箪笥の底に長らく眠っていた。 広げて見てみると、裏地は紺色でピリッとカッコよく、表の金色はグラデーションのようなローズゴールドの部分もありなかなかオシャレだ。 この着物はもともと桃色だった。 母が私の小学校の入学式か卒業式(どっちもかも)に着たもので、写真で見たことがある。 それきりで仕舞ってあったのだと思うが、それからしばら

英語には色んなウンコがあるんだ

休み時間に遠くから聞こえて来た言葉にギョッとして振り向いた。(*アメリカ東の高校で教師をしています) ”Oh noooooo, that's so UNCHI!" すかさず生徒に聞く。”今、ウンチっていったやろ?” 彼はえへへと笑って日本語でSHITはUNCHIでしょう〜と答えた。 心の中では ふむ、そんな風に罵声として使う時はクソの方だが、と思っていたがもちろんそんな汚い言葉は教えない。 何の言語でも”悪い言葉”は使わない方がいいので(公共の場では)、ここは先生らしく”

遠足ですがおやつは先生が買います

明日は水族館への遠足です!(*アメリカ東で高校教師をしています) 去年、おととしとパンデミックのせいで遠足がなかったので生徒たちも待ちに待った遠足です。 お天気も良さそうで、みんな朝からそわそわしていて今日の授業に全く集中できず、バスの中でどんな音楽を聴こうか、まずどの水槽から見ようかと休み時間もわいわいしていました。 ランチはみんな同じものを持っていきます。 学校のカフェで作ってもらったお弁当なのですが、遠足の日はサンドイッチとポテトチップス、そして大きなクッキーとリン

嫉妬からくる批判・革新の視点:重いランドセル

小学生たちが、重いランドセルの負担を軽くするためにランドセルに直接セットできるような小さな車輪がついた2本の棒を開発した、というニュースを読んだ。↓ というか、このニュース自体はその発明品に対して大人がいらぬ世話を焼きニュースのコメント欄にとんちんかんな”批判”を残して、それに開発者の小学生たちが反論する、という報道だった。 まずは上の記事をクリックして読んでみて欲しい。あなたはどんな感想を持つだろうか。 馬鹿馬鹿しい批判だと思うのか、一理あると思うのか、小学生の方が大人

ゆるゆると聞いてみる:どんな記事が読みたいですか?

いつもなんとなく心にひっかかっていることがある。 私のnoteをフォローしてくださっている方・読んでくださっている方はどんな内容の記事を読みたいとご希望なのだろうか。 これまでの582本は自分の思うまま、記憶にあるまま、その日のこと、考えて来たこと(そしてアルフィーさんのことw)を自分がいいように書いて来た。 反応が多い記事もあるし、あまり読まれていなさそうなものもたくさんある。 思えば私の英語に関する記事をきっかけにフォローしてくれた方、学校の様子を楽しみにしてくれて

幸せチャージ休暇

私の職場には年に二日の”幸せチャージ休暇”がある。(*アメリカ東で教師をしています) これはいつとってもいいし(もちろん有給)前日の連絡でもいいし、なんなら二日続けてでもいい。 仕事が忙しくてストレスが溜まっている時 はたまた溜まった仕事(採点)を片付けるために時間が必要な時 家族と過ごす日が必要な時 美術館やお芝居を観に行く時 ボランティアに参加する時 信仰する宗教の大切な日 などなど・・・基本は”自分を幸せにするための休み”なのだ(実際の呼び名はちょっと違いますが)

受賞の気持ち:581分の581

お題やコンテストは書く気力やアイデアやヒントなんかを貰えるので毎日チェックしている。 お題に沿った記事を書いて、そのお題についてのみなさんの記事を読むのも楽しい。どんなトピックも色んな視点や捉え方や受け止め方があるのだな、と感じるし、改めて書き手のみなさんは誰一人として同じではないのだ、とうれしくなる。 #一度は行きたいあの場所 というテーマで募集があった時、私の中に湧き上がって来たちょっと苦い思い出を文章にした。 そしてその苦い文章を入賞に選んでいただいた。 読んでくだ