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母に貰った着物を着る

明日は着物でお出かけなのだけど、初めてこの金茶の着物を着る。(*アメリカ東に在住です)

随分前に母にもらったのだけど、これまであまり色が好きではなく箪笥の底に長らく眠っていた。
広げて見てみると、裏地は紺色でピリッとカッコよく、表の金色はグラデーションのようなローズゴールドの部分もありなかなかオシャレだ。

この着物はもともと桃色だった。
母が私の小学校の入学式か卒業式(どっちもかも)に着たもので、写真で見たことがある。
それきりで仕舞ってあったのだと思うが、それからしばらく後に母が着物に凝った時期がありたくさん素敵なのを買い漁り、この着物も染め直してもらった。

その時に家紋の代わりに可愛い刺繍も入れてもらっている。
母が好きなイルカと海と太陽。

刺繍、上手やね

つい5年前には うーん、ちょっと地味だし似合わないかな、と思っていたのに今日出してみるとその唯一無二なカッコよさにテンションが上がる。
明日は暑くなるから着物はやめようと思っていたけれど、やっぱり着てみたい。

ショッキングピンクのアンティーク帯と合わせて、半襟はターコイズブルーかピンクにして、自分なりの着こなしをしてみよう。

桃色の着物を着てニカっと笑っている母の顔を思い出してちょっと可笑しくなった。明日は自分もニカっと笑う写真を撮ろう。

3年ぶりの着付け・・・・やり方覚えてないだろうなぁ、Youtubeでも見ながらやらないと。自己流で適当だけど、日本人はいないからいいや、と大体が間違ってなければいいや、と自分で着付けている。

あの桃色の着物の母はまだ20代。誰に着付けてもらったのだろう。

シマフィー 

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