島田一巧@サラリーマン大家予備軍

還暦まで3年に迫る中、焦りとともにサラリーマン大家になるため猛勉強を始めた矢先に、母親…

島田一巧@サラリーマン大家予備軍

還暦まで3年に迫る中、焦りとともにサラリーマン大家になるため猛勉強を始めた矢先に、母親の入院と父親の自宅介護が一気に押し寄せる。社会福祉体制の不備にコロナが追い打ちをかけるが、そこに商機ありとの予感もする。介護にひるまず起業にチャレンジする男のリアルタイムストーリー。。にしたい。

最近の記事

起業と在宅介護 どっちもやったる日記 Day13  2022年1月29日 「やわらかな日差しに包まれて」

13日目 介護には休日がないのは当たり前だが、土曜日は会社勤務がないぶん、ゆとりをもって家事ができる。 曇天の寒空に洗濯物を干すのはためらわれたが、思い切ってベランダに出たとたん、急に晴れ上がり、やわらかくて暖かい日差しがわたしを包んでくれた. この先にはごほうびが待ってるよ、と言ってくれてる気がした。

    • 起業と在宅介護 どっちもやったる日記 Day12  2022年1月28日 「有給休暇蒸発」

      「ひとりで頑張らなくていい」 周りの人は言うけれど 介護休暇制度があるだけでもありがたいのだが、今年度分の5日間を瞬く間に使い切り、有休休暇も残り1日半となってしまったため、やむなく実家で父親のそばでの在宅勤務を今日から開始した。 会社には悪いけど、炊事・洗濯・掃除・入浴介助の合間に勤務を行うことになる。 周りのひとは自分だけで頑張らなくていい、というけれど、現実は厳しい。「介護施設をうまく利用したようがいいよ」とおっしゃるが、コロナ禍、さらにオミクロン影響で介護施設利用

      • 起業と在宅介護 どっちもやったる日記 Day11  2022年1月27日 「アパート満室経営の街」

        両親プラス叔母さんの新生活アパートが見つかりそうだ。 午前中に自分の街に戻り新しい不動産屋を訪問。2DK4万円。古いが、自分ちから徒歩10分の好物件。話担当者によると、この街は大きな大学があり、大抵の学生は1Kだが、供給不足で2DKにも流れ込んでくる。1月は新入生が空家賃を払ってでも抑えに来るから、急ぎましょう、と言われ、その場で申し込みを入れた。 供給不足なのかー! じゃ、この一帯の単身者用は満室経営ってこと?? サラリーマン大家予備軍としても、興味深い情報だ。 ===

        • 起業と在宅介護 どっちもやったる日記 Day10  2022年1月26日 「空いた実家で賃貸経営」

          空く予定の実家はJR駅徒歩1分の好立地なので、思いきってリノベーションして、賃貸経営を始めようかと思う。 お金のソムリエ協会に入っていなかった頃の私であれば、ボロ家を残されて途方に暮れていたはずだが、お金について、そして収益不動産経営について、周りの同志に刺激を受けながら学べる環境にあり、私の不安を取り除いてくれている。 空き家古家再生のYouTubeも見まくっていたので、どのように手を入れたらいいかも頭には入っている。 もちろん実践はこれから。 実践できる物件が、意外に

        起業と在宅介護 どっちもやったる日記 Day13  2022年1月29日 「やわらかな日差しに包まれて」

          起業と在宅介護 どっちもやったる日記 Day9  2022年1月25日 「事故物件でもいいから貸してくれぃ」

          じじばば3人を呼び寄せるためののアパート探しをしているうち、自宅付近と言えど、どのエリアがいいかのがあまりイメージできていないことに気づいたので、自宅付近の街並みパトロールを始めてみた。 休日の次女が面白がってついてきた。 放置された空き家戸建てを見つけては「貸してくれたらなぁ」と思ったり、「大島てる」物件の現地ツアーをしたり。。。 「大島てる」 サラリーマン大家の勉強をする中で、そのエグいサイトの存在を知った。。 事故物件の詳細な場所と内容が、地図上にバッチリ表示されて

          起業と在宅介護 どっちもやったる日記 Day9  2022年1月25日 「事故物件でもいいから貸してくれぃ」

          起業と在宅介護 どっちもやったる日記 Day8  2022年1月24日 「じじばば3人の部屋探し」

          入院中の母とLINEで会話している。 「退院したら階段なしの3階住まいをあきらめて、オレの街においで」と伝えたら、喜んでくれた。わたしの自宅は手狭なので、近くのアパートを借りるしかないが、適度な距離感があって、毎日行き来できる場所の方がいいと、母も賛成してくれた。 なんと。。。 さらに、遠く仙台で独り暮らしの妹を呼び寄せて、死ぬ前にそのアパートで暮らしたいと言い出した。 妹とはもちろん、私にとっての叔母にあたる。 他のきょうだいはここ5年くらいでみんな亡くなり、母と叔母さん

          起業と在宅介護 どっちもやったる日記 Day8  2022年1月24日 「じじばば3人の部屋探し」

          起業と在宅介護 どっちもやったる日記 Day7  2022年1月23日 「だから目を離せない」

          妻が休みだったので、父親の面倒見を一緒にやってくれた。これまでの6日間で培ったルーティーンを横で見てもらって、部分的にでも覚えてもらう。 外せないルーティーンは、3度の食事と投薬管理だ。アルツハイマーの症状を抑制するため、クスリは確実に飲んだことを確認する必要がある。トイレには自分で行ってくれるし、食欲は衰えていないので、見た目はとても元気。妻に対してもすこぶる愛想が良い。かわいいおじいちゃんだ。 ただ、1日分の食事をまとめて置いて「三回に分けて食べてね。」は通用しない。食

          起業と在宅介護 どっちもやったる日記 Day7  2022年1月23日 「だから目を離せない」

          起業と在宅介護 どっちもやったる日記 Day6  2022年1月22日 「母の延命治療拒否事件」

          実家生活6日目。 面会ができないはずなのに、大学病院の先生から呼ばれた。 術後の経過説明などは、すべて電話で済んでいたのになんで? 27歳の若い医師が出てきて、面談室に入った。要約すると、母親が治療拒否をして困っているので、家族から説得してほしいと。 「このまま逝かせてほしい」などと言って、食事を取るのを自らやめてしまっているとのことだった。 母は心房ブロック(心臓に鼓動をさせる信号が届かない部分ができる)という重度の心臓疾患だが、ペースメーカー装着によりほぼ普通の生活に

          起業と在宅介護 どっちもやったる日記 Day6  2022年1月22日 「母の延命治療拒否事件」

          起業と在宅介護 どっちもやったる日記 Day5  2022年1月21日 「高齢者がアパート借りられんって。。。日本はどうなってんの?」

          実家生活5日目。 コロナは病室と家族のコミュニケーションさえ謝絶する。 面会できないばかりか、通話については看護師の手を借りて病室を出て行わなければならない状態のため、ただでさえ戦場と化している現場では、なかなかお願いしづらいらしい。。。 そこで私と妻と孫娘ふたり、そして母親を加えた5人のLINEグループを作って、病室との通信手段を確立した。 82歳にしてLINEが使え、スタンプが送れるのが自慢の母親だが、こんな形で役に立つとは。。。「LINEグループ」の概念を、LIN

          起業と在宅介護 どっちもやったる日記 Day5  2022年1月21日 「高齢者がアパート借りられんって。。。日本はどうなってんの?」

          起業と在宅介護 どっちもやったる日記 Day4  2022年1月20日 「配偶者の呼び方」

          昨日の日記で、昭和オヤジのことを散々悪く書いてしまいましたが、私も昭和39年生まれ。バリバリの昭和オヤジでした。すんまへん ( ̄▽ ̄)。 「昭和オヤジはどうして妻を下に見るのだろう」という一文に、 「妻」という呼称を意識して使った。 私はつい最近まで、配偶者のことを フォーマルな場では「家内」 カジュアルな場では「奥さん」 と読んでいたのだが、 最近も芸能人が配偶者の呼び方で炎上していたとのこと。 呼称の語源や使い方の是非についてはネットを見ればわかりそうだが、あえてそ

          起業と在宅介護 どっちもやったる日記 Day4  2022年1月20日 「配偶者の呼び方」

          起業と在宅介護 どっちもやったる日記 Day3  2022年1月19日 「オヤジが大っ嫌いだ」

          実家生活が3日目に入った。 古い家はとにかく寒い。こんなところで暮らして、毎日エレベータなしの3階の上り下りをやってたら、82歳女子の心臓にはかなりの負担だっただろう。。。 「ホントにごめんね。」 7年前に家業を畳んだ父はみるみるうちに弱っていき、5年前から、日がな一日寝てばかり。自分の手足代わりに母をアゴで使っていた。 日中は5分に一度、「あれ持ってこい、あれ食べたい、飲みたい」とわがまま放題。 「夜中も大声で呼びつけるのよ。。。」  母親がこぼしていた。 その母親

          起業と在宅介護 どっちもやったる日記 Day3  2022年1月19日 「オヤジが大っ嫌いだ」

          起業と在宅介護 どっちもやったる日記 Day2  2022年1月18日

          母親の入院の間、父親の面倒見のため実家への泊まり込み生活に入った。 今週いっぱい会社を休み、実家で生活する環境を整える。 父親はトイレにはなんとか頑張って行ってくれるので、食事と洗濯と入浴補助くらい。仕事のほうが大変かもしれん(笑) 思えば半年前、意を決してリハビリパンツを履くことを提案したら、意外に素直に応じてくれたことを思い出した。たまに失敗してしまうのが、自分でもイヤだったのだろう。 14時。病院の母親へ荷物届ける。もちろん会えないので、看護師さん経由にて。 欲し

          起業と在宅介護 どっちもやったる日記 Day2  2022年1月18日

          起業と在宅介護 どっちもやったる日記 Day1 2022年1月17日

          月曜朝7時。母親からの電話で起きた。こんな時間の電話は珍しいので、イやな予感がする。 「ここ2~3日、息苦しいのよ。病院に連れて行ってくれない?」 急いで車を飛ばし、30分離れた実家へ到着。母親は普通に話せるし自分でも歩けるが、20年前に患った心筋梗塞に症状が似ていると言う。そういえば。。。土曜日に会ったときに階段を上がった後、いつもに比べて息が荒かったのを思い出した。 「土日はどうせ病院やってないから、月曜になるのを待ってた」。。。 そうじゃないだろっ! かかりつけ

          起業と在宅介護 どっちもやったる日記 Day1 2022年1月17日