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第5回山梨県活性化フォーラムで話してきました

先日、甲府市の4U(県庁の防災新館正面)で開催されました、「第5回山梨県活性化フォーラム」にて、登壇してきました。

山梨県を(主に経済的に)活性化させよう、その仲間を集めて活動しあおう、という目的で集まってきた人たちの会です。

テーマは「知る・触れる機会作りで地域課題を自分ごとに」ということで、1人2分のライトイングトークの時間で話しました。

普段、話したことを残すことってあんまりないので、珍しく投稿するのは、「話す時間が短いので、もうちょっと補足したいな」という理由です笑

以下、スライドとともに、話したことの文字起こし+補足とともにお送りいたします。
(たった2分の講演録に価値があるのか…はさておき)

以下、講演内容とともに。

※引用で入れている文章は補足という名の副音声解説です。むしろ今回のコンテンツのキモはこちらかもです。

タイトル

今日はこのような機会をいただきまして、ありがとうございます。

講演テーマは「知る・触れる機会作りで地域課題を自分ごとに」です。

このテーマは、スライドを完成させて最後に付けました。何より、山梨来てからの活動って「一言で要約すると何?」がなかったので、今回言語化したらこれだった、という感じですね。

(一応)自己紹介

まず、私の肩書きについてですが、いろいろな役割をやっているので、ひとまず並べてみました。

自治体のDX推進の支援が本業で、他にも3団体のボランティアや理事、ファンドレイジング担当を務めたり、山梨県の地域コミュニティ活性化のための財団立ち上げ準備会のサブリーダーなどをやっています。

この量の活動をしている人って、東京圏だとそんないない…らしい(客観的に見てどうかが分からないので「らしい」。)同フォーラム内の前半で対談していた、トップファンの高村さん曰くは「この量のプロボノをしている社会人はおそらく上位10%じゃないすかね」とも。この辺あんまり自覚ないんですよね…ただ死ぬほど忙しいとは思っています。

導入

私は実は、東京圏から山梨に移住して2年目になります。もともと神奈川県川崎市の寺で育ちましたが、山梨に移ってきて、住みやすい場所だなと感じています。

いうまでもないのですが、「人が少なく、雑音が少なく、臭くない」だけで大アドバンテージです。ほかにも「世間の狭さ(ゆえの応援してもらいやすさ・悪いことが迂闊にできない感じ)」「住むコストは安い」「食べ物飲み物が美味い」「ハブとなる人と繋がっておけば、これやりたい!って言った時の次の展開が早い」「飲むところにはこと欠かさないしスーパーのお酒が豊富すぎる」あたりが個人的に住みやすいポイントかなと。

そんな今でも住みやすいと思ってますが、「もっと安心して楽しく過ごせる町にしたい!」と思っています。

ですが、まだ移住して2年ですので、できることには限りがあるのが現実です。

それでも、この2年間で出会った方々と一緒に活動する中で、自分にできることは何かを考えるようになりました。

2年間で様々な人に出会いまして、いろんな活動が生まれました(後述します)。そのような機会がいただけることに感謝しつつ、「コレコレやろうよ!」に答えきれてないなーが正直なところです。
キャパを増やしていかねば…

神奈川県でも地域課題を自分ごとにする活動をしていたのですが、今、山梨で行っている活動も、まさにそれに通じるものがあります。

このとき不意に「神奈川県でも」と言ってしまったのですが、振り返ってみてどれが該当するのかな?と思ったところ、「横浜アクションプランナーでのNPO支援・インターンシッププログラムの手伝い」「川崎での地域活動」が含まれるので、問題なかったですね。笑

▼横浜アクションプランナー(2024年一時休止予定)

▼川崎での地域活動①:たかつ若者ミライ会議(たかつまちづくり協議会の解散により同時解散)

▼川崎での地域活動②:かわさき若者会議(かわわか!)


活動の紹介

たとえば「KIFUBAR」というイベントを不定期で開催しており、そこでは山梨県の地域課題について団体がプレゼンを行います。

それを通じて参加者は課題を知り、バーで飲んだ金額の一部が寄付に回るという仕組みです。

こうした形で地域課題を知り、寄付を通じて触れる機会を作ることで、少しでも「自分ごと」として捉えられるようになればと考えています。

以前も記事に書きましたが、KIFUBAR自体は都内で開催していたところに、嶋田がスタッフで関わっていて、そこから山梨に展開した、という経緯があります。このプレゼンを作るときに、「KIFUBARをやりたい理由って?」と問いかけたのですが、その答えがいったん出た形でした。

▼KIFUBARについて

また、まちづくり法人山梨タンクでは、地域で「こんなことをやってみたい」というアイデアを支援する事業も行っています。

現状、まちづくり法人山梨タンクは、「甲府経済新聞をやっている団体」というイメージになるかなと思います(実際、私の前に話していた河西さんが「地域の記録係として甲府経済新聞をやる山梨タンクをやっている」と話しているくらいですから)。
でも本来、コンセプトは「山梨県のThink & Doタンク」である以上、「Do」にまでもっていく必要があるし、そのための「Think」も、甲府経済新聞の運営だけではたまっていかないと考えています。
公式ホームページで改めて告知する予定ですので、こうご期待・・・!

▼まちづくり法人山梨タンク公式サイト

さらに、山梨県初の市民コミュニティ財団の設立にも携わっており、地域の助成金や基金を通じて社会活動を支援する仕組みを作ろうとしています。

山梨タンクが「地域で自分のやってみたいことを通じて、まちを楽しい場所にしたい!」という、いち市民の活動のきっかけを作る場づくりを志向しているのに対して、こちらはより「地域貢献活動を興し、地域の困っている人たちを包摂できる活動をしている人たちの支援機関」という表現が近いです。

▼コミュニティ財団の公式note

最後に

少し長くなってしまいましたが、地域の課題に気付き、行動することで、自分たちの地域をより良いものにできると信じています。

その課題解決をしたい理由は非常にシンプルで、「誰にでも突然の事故や病気で困難な状況が訪れて、自分が助けてもらえない状態は地獄だから」というものです。

来週、勤務先が倒産して再就職が困難になるような不況になるかもしれない。
明日、片腕が使えなくなるかもしれない。
1時間後、災害で家が住めなくなるかもしれない。

しかし。

そのようなときに助け合えるコミュニティがあれば。
そのようなときに同じ境遇で話せる人たちがあれば。
そのようなときに身を寄せる先があれば。
「自らの人生を終わらせる」という極限なことを起こさずに済むかもしれない。

だから、その最後のセーフティネットを、または最後の「あなたはいていいんだよ」を、山梨県で作っていきたいのです。

このような地域を一緒に作っていきたい。そういう仲間を探しています。ぜひ一緒にやりたい、とお考えがある方は、お声掛けください。

ありがとうございました。


講演としてはこんな感じでした(ところどころ副音声的解説入れましたが。)

根源の話は下記のnoteにも入れましたので、ぜひあわせて読んでみてください。


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