なぜ皆既月食の月は赤いのか

〈2分ほどで読める記事です〉
みなさんこんにちは。株式会社taskの大島佑介です。

明日はみなさんお待ちかねの皆既月食ですね。楽しみにしていた方も多いはずです。

知らなかった方にも分かりやすいように明日は月を赤色にしておきます。すみません嘘です。しかし、明日の20時過ぎは赤い月が見えるので楽しみにしていてください。

赤い月が見たい!という方は以下のタイムスケジュールをご覧ください。月食がなぜ起きるのか少し気になる方は1分間解説動画も合わせてどうぞ。


さて、ここから先は少しずつマニアックになります。なぜ皆既月食では月が赤色になるのでしょうか。その前に、そもそも月食はどのような状態なのかを説明します。

月食は太陽、地球、月の順で一直線上に並んでいるときに発生します。太陽から光を受けた地球が影をつくり、その影の中に月が入ることで月食が起こります。

月の一部分だけが地球の影を通ることを部分月食と呼び、月の全てが影を通ることを皆既月食と呼びます。38万kmも離れた月に影を作り出すとはスケールの大きな話です。

ここで気付く方もいるかもしれませんが、地球の影に入っている月がなぜ赤く見えるのでしょう。

それは、皆既月食の時に月から見ると太陽は完全に隠れるのではなく、地球の外側に光の円として見えます。地球の大気を通ると夕日と同じように赤い光だけが月に届きます。

※波長や重力レンズについて気になる方はぜひ調べてみてください。

そのようにして赤い光だけが月に届き、その月を地球から見ると赤い月が見えます。


今回は簡単に科学の話をしましたが、華々しい結果の裏にはひとつひとつの原因が積み重なっていることは仕事でも同じです。

私も社会のためになる結果を出すために地道に仕事をしていきます。明日は自然や宇宙のスケールを体感しながら想いを馳せるのもいいかもしれませんね。

大島佑介


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