年賀状を思い通りにチェンジ⁉Adobe Fireflyの「生成塗りつぶし機能」をためそう
こんにちは!しま🦓です!
こちらは「まるみデザインファーム」のアドベントカレンダー企画に参加している記事です✍️
ちょうどぴったり丸1年ぶりのアドベントカレンダーのnote、書きますよ〜🙌年々1年が過ぎるのを早く感じますね~。私はまだ9月末くらいの気分なんですけども〜🤔(9月末くらいから子供たちの体調不良が断続的に続いていてマジで記憶があやふや……)
いきなり「まるみデザインファーム」ってなに?なんなの!?と思われる方もいらっしゃるかと思うので、気になる!知りたい!という方は。下記のリンク先でご確認ください。
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さてそんなまるみデザインファームを率いる、まるみ師匠が先月行われたAdobeMAXのショートセッションに登壇されました。
さらに先週にはそのセッションを視聴できるオンラインセミナー「AfterMAX」が開催されました!AdobeMAX当日お留守番だったファームの方は視聴できましたでしょうか👀✨
AfterMAXは、まるみ師匠以外にも豪華な方々が登壇されていました✨見逃してしまった方も下記リンクから購入出来ますので気になる方はチェックしてみてください🙌
先月開催されたAdobeMAXでの師匠のセッションに関しての感想レポートは下記にまとめておりますのでよかったらあとで見てくださ〜い✌️
さて話を戻しまして、12月1日に開催されたAfterMAXの最中に、まるみ師匠がAdobe Fireflyの「Photoshopの生成塗りつぶし」を利用して、年賀状を良しなにするのもいいかも?なことをおっしゃってましたので、早速試してみました!(本題に入るまでがあまりに長いッ)
2年前の年賀状
日々の家事や育児に追われていると毎年、年賀状用のイイ感じの写真をわざわざ撮ることに手間をかけていられません。(ちゃんとした写真で年賀状が作れるのは子供が七五三の時くらいです笑)
それに子供たちが楽しそうに、元気そうに自然体でいるような写真を撮って親族や友人に送るのがいいな~と思うので我が家ではその年のベストショットの中から選んだもので年賀状を作っています。
ただ、2021年の年賀状にしたいと思った写真(画像)がちょっとだけ修正したい部分があったので、Photoshopでその部分を修正して年賀状の画像で使用しました。それがこちら☟
修正したかった部分とは電柱と電線です。当時Photoshopでせこせこ修正して自力で電柱と電線を消したバージョンを作りました。元画像には電線と電柱があるのですが、目ざわりだったのと(えっ)文字を入れたかったので消えてもらいました。
上の年賀状をよく見れば分かると思いますが、空の色が不自然に白っぽくなっていると思います。頑張った証です。(頑張った……のか?)
ちなみに電線と電柱がまだある頃の元画像がこちら☟
電線を消すレタッチは、と~ってもめんどくさかったです。しかも今と同じで、なんちゃってレタッチしかできないので、頑張ったわりには別にそこまできれいじゃないです💦
さらに、年賀状サイズに印刷してしまえば拡大は出来ませんし、年賀状ですから写真の綺麗さがメインではないので、ちょっとした画像の破綻(桜の枝と電線がおかしくなってるなどなど)なんて誰も気にも留めないでしょう。
ですが、なんかこだわっちゃうんですよね~^^
写真好きなので^^
今回のゴール
桜を満開にするレタッチは当時どうやっても出来なかったと思うので、これを叶えたい!さらに、自力でやった電柱と電線を消すレタッチをAIがやったらどうなるかを検証したいので、
・電線と電柱をなくす
・桜を満開にする
この2点を軸にAdobe Fireflyを利用したPhotoshopの生成塗りつぶしをやっていこうと思います!
範囲選択「ガードレールより上」
⬆見えにくいですが点線で囲まれた範囲です⬆
う~ん、うん……おしい!!!
なんか桜の花びらが……汚いんだよね!(正直&素直)
花びらというよりふわっふわの雪が積もってるように見えなくもない。パッと見はまあアリっちゃアリみたいな気もしてくるのが不思議。でもよく見るとやっぱり桜の花びらには見えなくてちょっと不気味。
「桜の木はそのまま」ってプロンプト入れたのに意味ないな~と思ったり、あとは桜の花びらの生成が汚くなる原因が、古いスマホで撮っている写真だかって問題もあるかもしれないと思ったり思わなかったり。
ただ、今確認したら画像のサイズは「5312×2988」なので、そんなに汚くなるのかな……?(AIの元画像に適切なサイズとかのこの辺については詳しくないので、どの位の値が適正かは分かりかねる)
ガードレールが切れている部分をあえて選択範囲でくぼませたところ(左の真ん中らへん)に、おかしな形の車が出現したり、ガードレールをギリギリを攻めすぎて若干被って選択してしまった部分(主に右側の方)が破綻してしまったりしています。
ですので、電柱と電線をなくして桜を満開にさせることを目標に加えて選択範囲の重要さについて検証しながら進めていきたいと思います。
範囲選択「全て」
イ―――――ヒッヒ!!!
鉄塔生やしちゃったよ!!!
声出して笑っちゃったよ!!!
「なくす」って指定したものだけになっちゃったよ(笑)
私の特技が「何の前触れもなく突然、広大な大地に鉄塔を立てることです。」になっちゃうよ!(ならないよ笑)
範囲選択の「全て」とは本当にそのままで、全範囲を四角く囲って全部の範囲を選択している状態です。
消したいものの対象の単語は、含めない方がいいと思わざるを得ない生成結果でした。「なくす」「消す」以外だと対象を消したい時は、どんなプロンプトがいいのか今後も検証が必要と感じました。
すぐ試せそうなこととしては英語でプロンプトを入力するのがいいかもしれません。テキストから画像生成の方では英語で入力することの方が多いので、次機会が来たときは生成塗りつぶしでもやってみます。
やはり今回のことでさらに範囲選択の重要性に気づいたので、次は範囲選択を細かくして進めてみようと思います。
範囲選択「細かく限定」
範囲選択を上記のように指定します。
電柱と桜と被っていない電線のみを範囲選択します。
これは雑に適当に選択しています。
何となくいい感じ!けど、わざわざ選択している範囲の電線があからさまに消えておらず(右の2本のやつ)、こういう生成結果を見ると自分でやった方が早いじゃん。って思ってしまいます。(せっかち)
先ほど、消したいものの対象の単語を含めない方がいいと感じたので、プロンプト「青空にする」で生成してみましたが、そもそも消したいものの内容がAIにとっても、細かくてめんどくさい感じなんだんあと改めて実感しました。(AIの気持ち勝手に考えたけど全然違ったらマジごめん)
なかなか消えてくれない電線
⬆左側は消えたけど右側は消えてくれない中途半端な例⬆
プロンプト「青空にする」は生成結果を何度かやり直しました。だって、わざわざ細かい範囲選択までしたのに希望する結果を得られなかったら範囲選択を細かくした意味がないですからね~~~。(意地を張る人)
なのになかなか綺麗に電線が消えてくれないんですよ(泣)ほんと、自分でやった方が早いって思い始めてきます。(マジでせっかち)
⬆なぜか増える電線⬆
(しかも極太)
増えるなーーーーーー!
(笑)
範囲を細かく指定しても、桜の枝や花と被っている電線の部分を忖度して逆に電線を再構築(生成)してしまっているように感じました。
消したいものの単語、ここでいえば「電柱」や「電線」といった単語を入れなくても範囲選択が中途半端によろしくない感じだと、うまくいかないことが分かりました。
いよいよ最後、まとめます。
先ほどの、プロンプト「青空にする」で、特に電線の勢力が弱い結果を元に、下記のプロンプト「桜を満開にして青空となじませる」を生成。
歴史は改ざんされた
電柱と電線は完全に消滅!
満開の桜の花びらが出現!
立派なおうちの屋根出てきちゃったよ~~~🏠
桜以外の木々もたくさんあるところを見るとお寺風ってことなのかな~?左の灯篭風の電灯が追加されているところをみるとそんな気がしてきます。最初の桜よりも遠近感があるおかげで、花びらが汚くみえる感じはそこまでしません。
ただし部分的にガードレールの線(上にさらに1本増えた……)が増えていたり、灯篭風の電灯も元からは無いものなので存在が不自然です。
また、不自然さを解消するために、この画像をちょこまかレタッチしていたら、最初っから全て人の手でレタッチしてた方が早く終わるかもしれない、ということに気付いてしまいました。(桜は満開にできないし、趣味レベルしょぼレタッチですが、それもまた味ということで……)
そしていちばん重要なことですが、これを年賀状で送れるか?と聞かれたら、答えはNOです。そもそも、原型をとどめていなさすぎるので、ここまでくると子供たちと「ここで写真を撮った意味」まで問われてしまう気がします。(ここまでやった意味~~~笑)
今回のAdobe Fireflyの生成塗りつぶしで編集をするとしての着地点(=ゴール)を決めるとするなら、電柱と電線を消すところまでに留めて、AIの力を借りて桜を満開にするのは無しにすべきかなぁと感じました。
こういうのって個人の感覚や差があると思います😇正解がないやつです🙄AIでも桜が満開の方がいい!と思うならばそれはそれでいいと思うのです🌸私は試してやってみた上でナシだな、って思っただけです👍
さらにここまでAI画像生成を使用して感じたことがあります。AIの技術がこの先、進んでいっても「全知・全能・万能で、できないことは何もない。(ニンゲンノジダイハオワッタ,コレカラハワレワレノジダイ.)」って未来はまだまだ先なのかもしれないということです。(と言うかまだまだ先じゃないと困るんですよねぇ苦笑)
もしAIが自我を持ってしまったらそれこそもう人間の時代は終わってしまいそうな気がしますが(泣)現状〜近い未来のうちは、AIにはAIの得意なことをやってもらって、とりあえずしばらくは共存していく形でなんとかなっていけばいいなぁと思っています。(もちろん法に従う範囲内でですよ!)
今回Photoshopで生成塗りつぶしを使用しての気づき
① 細かすぎない程度にざっくり範囲選択することが大事(範囲が広すぎるのもよくない)
② 距離のある遠くの自然物の質感などの細かい再現が苦手
③ ②のような状況で被ってしまっている被写体をよしなに生成するのが苦手
これはあくまで私が操作したからこうなったってだけであって、もっとAdobe Fireflyの生成塗りつぶしに詳しいプロフェッショナルな方が操作したら、一発で希望通りにイイ感じの生成が出来るかもしれません。(我こそは!って方いらっしゃいませんか〜)
確かに日々AIツールが進化していってますが、それでも人の手で手動でレタッチをしていく需要が完全になくなることはなさそうと思えて(現時点での所感)、人間はまだまだこれからだぜ!みたいな気持ちになれたのは非常に良かったです。
まとめ
先月AdobeMAXのまるみ師匠のセッションについてnoteを書きましたが、その時の内容もふまえて考えると、
・Adobe Fireflyの生成塗りつぶしには得意不得意がある気がする(当社比)
・範囲選択やプロンプト次第で内容が大幅に変わるので、パターンをいくつか試して最適解に近づけると良い
この2点は私がAdobe Fireflyの生成塗りつぶしを使用して得た操作感です。
今回使用した元画像からでは、欲しい結果をすぐ得ることは出来ませんでした。ですが、年賀状で使用したい写真や画像をAdobe Fireflyの生成塗りつぶしで、希望通りの内容に編集することは十分に可能だと思います。もちろん、「元画像が小さすぎる」とか「極端に複雑な内容を含んでいる」とかそういう特殊な状況の場合は除きますが……。
つまり、希望通りの内容に編集することは十分に可能ってどういうこと?と思う方は、⬇こちら⬇のnoteを参照していただけると分かりやすいかもしれません。
今回の取り組みでAIツールだからって、「何でもかんでもどんな事でも魔法のように出来ちゃうよ!」ってことはないんだよ!ってことが今回のnoteで分かったような気がしました。
(いや、たかがこんな電線すら消せないとかプロンプト選び下手くそすぎかよ〜┐(´д`)┌と思うそこのあなた!そうですあなたです!!!私に適切なプロンプトを教えてください!追記で記事書きます!!!)
今年からはAdobe Fireflyを利用して素敵な年賀状が作れそうな気がしてきますね✨ここまで読んでいただき、ありがとうございました🦓!
おまけ
Adobe Fireflyには今紹介した「生成塗りつぶし機能」以外にもこんなことができるよ!という紹介。
noteとAdobe Expressが連携
この記事のカバー画像はAdobe Firefly の「テキストから画像生成」で生成した画像をちょこっと手直ししたものを使ってます。手直しする前がこちら☟
アドベントカレンダーなので日にちの部分の「6」だけや「06」を生成したかったのですが、全体的にイイ感じの内容で出るのに限って数字がおかしいのばかり生成されたので、10の位の部分を適当に生成塗りつぶしをしてカバー画像のような「0」にしました。(よくみると6のペイント調の塗りと比べて、めり込み具合があるので不自然である)
また、Adobe Expressはnoteと連携しているので(下記リンク参照)このAdobe Firefly の「テキストから画像生成」機能を使いながら、noteの見出し画像がサクッと作れるのです。
(作れるのです、とか言ってドヤってますが私はAdobe Firefly の「テキストから画像生成」で生成したものを手直しした上でFigmaに持って行って文字入れしてますので、Adobe Expressは使ってませんオイオイオイ)
noteで記事を書かれている方は、この機会にぜひAdobe Expressを使われてみてはいかがでしょうか。noteでは12/15まで☟キャンペーンのようなイベントも開催☟していますのでぜひぜひ!
明日の12/7の担当は「SHIORIさん」です!よろしくお願いします✨
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