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【人事評価制度のススメ①】システム会社がよく聞かれること#5



【よくある質問】に関する記事を
ここまで書いてきましたが、
お客さんのお悩みの中で
最も多いのは、



人事評価制度をつくりたい!


というものです。


シクミタスはシステム会社で、
決して人事評価制度をつくる
会社ではないのですが(笑)、
ご相談に乗っていくと最終的に
人事評価制度がテーマになることが
非常に多いです。


システム会社で人事評価制度の話に
なるということが私自身とても
不思議なのですが(笑)、
前職で人事評価制度をつくっていた
こともあって、得意分野ではあります。


多くの経営者は人事評価制度を
つくりたいと思っていますが、
なぜ経営者が人事評価制度を
つくりたがるのか、勤めていた頃は
その理由がわかりませんでした。


しかし多くの経営者のお悩みを
聞いてきて感じている確かなことは、
一般の従業員の方々が思っている以上に、
経営者は皆さんの給与のことを、
めちゃくちゃ考えている

ということです。


経営者というのは会社のトップですから、
『何でも好きにできる』と社員の方々には
思われているかもしれません。

たとえば、社長に気に入られている人が
たくさん給与をもらっているように感じたり、
『自分はこんなに仕事をしているのに、
なんであいつのほうが多いんだ!』
というように不満に思ったことが
あるかもしれません。

伝わりにくいかもしれませんが、
特に中小企業の経営者は、
思った以上に社員の給与のことに
対して、真剣に取り組まれています。


ものすごく悩んで悩んでお給料として
支払うわけですが…
哀しいかな、100%喜ばれることは
ほとんどないのですね(苦笑)


その人の仕事への貢献や、
家族のことも含めたその人自身の将来、
他の社員とのバランスなど、
考えて、考えて、考えて…
給与を決めているのですが、
どうやっても不満はつきものです。


(私も過去には一社員として給料を
もらう側だったので、気持ちはわかります)


正直なところ、
成果を出してくれる人もいれば、
なかなか成果を出せない人もいます。
しかし、『成果を出していないので、
あなたには給料を払えません』
なんてことは当然できません。


それは、単に法律的な問題、
ということだけでなく、
雇っている経営者も人間ですから、
そんな非人道的な行いはできません。


会社では成果を出していない人であっても、
その人には家族がいて、子どももいる…
成果が出ていないからといって
成果だけを見て給料を決めるわけには
いかない事情が多々あるのです。


経営者だから好きにできる、というのは
ある意味間違いではありませんが、
社員を雇い、社員の生活を守るという
責任がある以上、好き勝手しているように
見えても、さまざまなことに配慮しているのです。

私自身、自分が経営者になり、
社員を雇ってはじめて、
『人事評価制度って大切なんだな…』
と痛感しています(笑)

多くの経営者は出てくる不満に対して
納得してもらえる仕組みや制度もなく、
なかなか想いを伝えきれないので
とても悩まれています。

これまでに多くの経営者の方の
人事に関するお悩みを聞き、また、
私自身も経営者になって、
その気持ちがよくわかるようになりました。


経営者も人間なので、お金のことで
社員とギクシャクしてしまうのは
嫌ですし、社員の方々にも納得して
働いてもらいたいと思うのは当然で、
だからこそ人事評価制度があったらいいなと
皆さん考えられるわけですね。

というわけで『人事評価制度をつくりたい』
というご相談、ご紹介が非常に多いのですが…


人事評価制度をつくる上で、


絶対にやってはいけないこと



があります。


次回へ続く!!(笑)



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