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伝統工芸品の今後

昭和59年にピークを迎え、年々生産額が減少している日本の伝統工芸品。
しかし、「もう底を打った」という声を色々な所で耳にします。

確かに今は「どこまで下がるんだ?」と減少を続けていた時代に比べれば、追い風が吹き始めているのだと思います。

とはいえ、今後日本の人口は減っていく事が確定しているので、つまり消費者の数も減っていきます。
まだまだ厳しい状況が続く事には変わりはないのでしょう。

明るい材料としては、伝統や文化の価値が上がっていく点だと思います。
物やサービスが充実して、AIの発達などで人間は余暇の時間が増えるというのはよく言われています。
そうなると、人間が出来るのは”文化”を楽しむ事です。
伝統工芸はそういった文化や、心の豊かさ、といったものに非常に親和性が高いので、もっと注目は増していくでしょう。
悲観しすぎず、楽観もしすぎず、今出来る事をやって伝統工芸を未来へ繋いでいきます。

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