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【第4回おせっかい会議】〜具体的な活動の第一歩は、名前を決めることから?〜

前回のnoteで式根島で学生による地域診断の報告イベントを実施したことをお伝えしました。

島民以外の第三者、しかも学生という若い人から式根島はどう見えているのか、リアルな声を聞くことができたことは、とても新鮮な体験でした。

このイベントから間もない12/19に、第4回のおせっかい会議(新生よっちき会議)が行われました!


式根島にあったら良いな、と思うことを書き出してみよう!

学生たちの率直で客観的な話を聞いた後、会議で話し合ったのは「島にどんなところがあったら行きたくなるか?」「何があれば、島の人たちが気てくれるか?」「楽しいと感じられるのは、どんなことか?」ということです。

これまでの会議では、式根島の良いところやワクワクすることをみんなで考えてきましたが、そろそろ具体的に活動していこうとの声がありました。

では、どんな方向に向かって動いていけばよいのか?
今までの会議を踏まえ、具体的に活動が向かう先を考えよう。

ということで、アイデアを出し合いました。

改めて考えると、式根島は人口約500人の小さな島。
夏の海水浴シーズンはたくさんの観光客が訪れますが、それ以外の春、秋、冬にはお店も飲食店もごくごくわずかしかありません。パチンコや映画などの娯楽もありません。自然と温泉はたくさんありますけどね!

島にあったら良いなと思うものを、まずは実現性などを置いといて、とにかく好きなことを書いてもらいました。個人的な趣味に偏っていても良いのです!(スナックでも雀荘でも立ち食いそばでも!)

バラバラなことをみんなで書きましたが、KJ法でまとめていくと、なんとなく方向性が見えてきました。


やっぱり「食」は盛り上がる!

キーワードとして出てきたのは、

「語れる場所」
「遊べる場所」
「いろいろな人がやる場所」

そしてやっぱり盛り上がったのは
「食のあれこれ」

カフェ、とんこつラーメン、寿司、おでん、パフェ、カレーなど、人気のある食だけど島ではなかなか食べられないもの。

そして、式根島の名産品が食べられる食堂。
(意外に島の人も伝統的なレシピを知りたがっている?それとも、各家庭に伝わるレシピを食べてみたい?伝統的なレシピほど、各家庭によって味が違うともいいますよね。食べてみたい!)

食べ物について語っているときは、みんなで本当に盛り上がってワクワクしてきました!

本当はこの後、「体操」など、これまで出たアイデアについても話そうと考えていましたが、あっという間に時間が経ってしまったので、次の課題について話し合うことにしました。

活動のコンセプトを書き出してみよう!

次のテーマは、今後、具体的に活動していく中で決めておきたいこと、

「おせっかい会議の活動のコンセプト」

です。

「コンセプト」というと、だいぶ堅苦しくなってしまうので、

「活動をしていく中で、こんなことができたらステキだよね」
「おせっかい会議の活動に参加すると、こんな良いことがある、と島の人が思ってくれたらイイね」

と感じることを書いてもらいました。
漠然とした目標は「健康と幸せを自分たちでつくる」ですが、それをもう少し具体的にしていくことが目的です。


自分たちで、つながりがある楽しい「場所」をつくる。


アイデアをまとめていくと、

「自分たち自身の力で」
「健康になる」
「場所をつくる」
「つながりがある」
「一緒に楽しい」

などのキーワードが出てきました。やや無理やりまとめると

「一緒に楽しくつながって、自分たちの力で健康になれる場所をつくる」

人口は少なく、話すことはなくても知らない人はいない、という状態の式根島ですが、高齢者率は非常に高くなっています。そのため、診療所に診察に行く以外はほとんど出歩かないので、しばらくあの人見ていないよね、という人もいます。式根島だけでなく、人口の少ない地域はお店や遊びに行くところが少ないので出歩く必要性も少なく、あっという間に誰とも話をしていない、という状況に陥りやすいのかもしれません。

場所が少ないんですね。

おせっかい会議の活動で、最近はすっかり出歩かない人でも「行ってみようかな」と思える場所をつくれると良いね、との話になりました。

活動の方向性が、かなり具体的になってきました!!!

活動の名前を改めて決めよう!

そこで、この活動をこれまで「おせっかい会議」と呼んでいましたが、正式に名前を付けて動き出そう!と、みんなで名前のアイデアを話し合いました。

「わかりやすい名前」
「かわいい名前」
「親しみやすい名前」

などのアイデアが持ち上がりましたが、やっぱり式根島の活動だから、島の言葉を使った名前にしようとなり、付箋に書き出してみることになりました。


「よっちき」(寄っていきなよ)に決定!


盛り上がってくると、参加している島の長老の方々(75歳以上)が島の言葉で会話をしましたが、島の外の人間にはサッパリわからない(笑)。あまりにもわからない単語はやめようとの話もありつつも、「寄っていきなよ」という「Come on!」の意味があるという

「よっちき」

を採用することに決定しました!!!!

ということで、この日を境に、「おせっかい会議」から「よっちき会議」に生まれ変わることになりました。

具体的な活動の方向性が見え、名前も決まったところで、どこかで1回実際にやってみたいよね!と盛り上がって、今回の会議は終了しました。

次回からは、具体的なターゲットを定めて動いていきたいと考えています!


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