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日本を変えるのは彼のように極端に正義感の強い人か?(53)


先週会計士のSさんが来た。
小さい会社なので、
細かい会計の事は事務担当の優秀なUさんにしてもらっている。
僕は昨年度の修正した売り上げ○○、利益○○、税金○○
というような事の報告と
今後の会社の方針のアドバイスをして頂く。
それもすぐに終わり彼の話は日本の現在を憂いている話になる。
時々Uさんも聞いているが
話が極端で熱く真面目ですごい人やなあという事で終わる。


会社での話が終わっていつも喫茶店へ行き
色々な話を聞くが
今回は主に日本の医者が金儲けに走っている事
にガマンがならないらしい。
(僕も他の先進国では医者になる時に
金儲けに走らないことや
どんな事があっても殺人に手をかしてはならない
などヒポクラテスの誓いにサインすると聞く
これが安楽死の問題にも関わってくるらしいが)
病人でもない人をに検査をして病人に仕立てて薬漬けにしたり、
税の優遇され過ぎのことなどを聞く。
実際に医療に関係ないベンツを何台も持っているとか
色々酷いことを聞く。
彼の話では一番利益を上げているのは医者で、
最近も悪どい医者にそんな不正に付き合えない
と一件クライアントを断ったと言っていた。
僕らが見てもらっている医者は、
利益もそんなに上げていない人たちで
会計士とは相談しなくていい
一所懸命している医者が殆んどだが、
大きな会計事務所に頼む医者は
利益を上げている人ばかりで
僕らの知っている医者とは違う。
彼はとにかく日本のことを憂いていて
日本の税制度や医療のことなどを延々と大きな声で言う。
もちろんコロナについても一家言あり
ワクチンも信用できないこと、
アメリカの製薬会社が儲けすぎていることを話す。
彼の毎日は充実しているのであろうし
手を抜くことを知らないで働くので
会計事務所の人は楽ではないだろう。
彼はいろんなことに興味があり
どんなことにも不正は許せんその考えが良いのか
会計士としての会社は仕事の範囲も広がり
関西と東京の事務所に行き来し収益も上げて、
その上不動産にも詳しい。


そんな彼を一度僕がサポートする貧困地帯の学校や
孤児院の関係でミャンマーに連れて行った事があるが、
僕がキリスト教系の孤児院で
代表として突然喋れと言われ
その子たちのことを考え
あなたたちが今試練を与えられているのは
あなた達が神によって選ばれている
というようなことを言った。
その時彼はえらく感動し、
帰ってその話を会計事務所でしたら
事務員がえらく感動した
と言っていた。


今、彼の関心は日本のことで
日本は選ばれた国なのにこのままではダメになってしまう
といい日本が良い国と思いすぎていて
陰謀論に近い考えを言うことがある。
政治も詳しいが汚い政治家に利用されないか少し心配になる。
彼の一所懸命さは
怠けな僕と正反対だが
僕を利他的な人として
贔屓目に見てくれているので付き合いさせてもらっている。
とにかく正義感と強すぎる人だ。

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