見出し画像

ある日起き上がれなくなって、自分が四季報写経している意味をもう一回考えてみた。

お久しぶりです。Xもここ2ヶ月くらいまともに更新しておらず「四季報写経やめたの!?」と思っていた方もいたかと思いますが、7月後半からずっとお休みしていました。

四季報写経やslackの運用もお休みして、イベントへの登壇などの予定もすべてキャンセルさせていただきました。ご迷惑をおかけした方は、本当に申し訳ありませんでした。

今は完全復活し、やる気MAXです。「やっぱり四季報写経、超楽しいな!」と毎日ゴリゴリ写経再開しております!

ということで、この2か月に何があったのか、休んでいる間に何を考えたのか、書き残しておこうと思います。


ある日、起き上がれなくなった

四季報写経ウーマンのツイートがバズったのが4月の中旬。それ以降、

四季報写経に興味を持ってくれる人がこんなにたくさんいるなんて、こんなチャンスなかなか回ってこない。
これがどのように私の人生に活かせるのかはよくわからないけれど、とにかくこのチャンスを逃さないようにしなければ!

と、毎日、四季報写経のことだけを考えてきました。

☟「四季報写経」ブームを大きくするためにどんな風に試行錯誤してきたのかは、こちらのnoteに超、詳しく書いてあります(笑)

その結果、このnoteを書いた後に
Abemaニュースに出演させてもらったり
東洋経済新報社さんから四季報写経の取材をしていただいたり
中央大学で講義をさせていただいたり
企業向け研修をやらせていただいたり

たくさんの素敵な経験をさせていただき、
株式会社 四季報写経も設立いたしました!(笑)

ただムーブメントが大きくなっていく裏で「いつまでこのブームを盛り上げ続けられるだろうか?」と、どんどんと追い詰められていきました。人に注目されること、期待されることが増え、たくさんの人が周りに集まってくれるようになってから、自分のまわりにいる人がサッーと離れていってしまうのではないか?まわりの人の期待を裏切ってしまうのではないか?と考えることが怖かった。

四季報写経ウーマンとして表に立つことが増えてからは

「自分も四季報写経をして、あんな風になりたい!」と人から憧れられるような完璧な人として振舞わないと、誰も四季報写経をやり続けたいと思わなくなっちゃう!

と思い、「もっともっと色んなことを学んで、高度なアウトプットを出来るようにならなければ!」と学べば学ぶほど、「今の自分では足りないところが多すぎる。」と自信を失うという悪循環のループに入ってしまいました。

四季報写経を始めた頃は、何か新しいことを学んだ時は「自分が知らなかったことをまた1つ知ることができた。また一歩成長できた!」とポジティブに捉えられていたのに、だんだんと知らなかったことと出会うたびに、「自分はこんなことすら知らなかったんだ。ダメダメじゃん。」と落ち込むようになりました。

「しんどいな」と感じることが増え、「私が偉そうに人前に立って話していいのだろうか?」と自信を失い、イベントや研修などで、人前で四季報写経について話すことに不安や恐怖を感じることも多くなっていきました。

そんなある日、人前で四季報写経について説明させてもらった時に、全然上手く話せなくて。

いや、私はもっともっと本当は伝えられることがあったのに。
前に研修やった時はもっともっといろんなことをお話できて、来てくれた人を楽しませることができたのにな。
こんな感じで申し訳なかったな。

と帰りの電車で猛烈な後悔に襲われて、泣いてしまって。

次の日、ベッドから起き上がれなくなりました。

全身が鉛みたいな感じで。起き上がって何かをしようとしても、心がこなごなになって「あ、無理。横になりたい。」とすぐにベッドに戻ってしまう感じで。その日は1日中、何も出来ずに寝ていました。

「もういったん限界だ。1回休む以外、選択肢がないな。」

と思い、色々な関係者の方に状況をお伝えし、しばらくすべて休むことにしました。

休む直前に、書きかけのnoteだけは書き上げたかったので、なんとか書けそうそうな時に無理くり書きました。「もしかしたら、二度とSNS更新できないかも?」とか思っていたので、何とか様々なことを忘れてしまう前に文章として残しておきたかったです。

ただ2000社写経した時も、最後の10社くらいは、思考力が低下しすぎていて、四季報の文章もロクに頭に入ってこなかったです。(元気になってからもう一回ちゃんとやり直しました(笑))

ひたすらゴロゴロする

8月の予定を全部キャンセルして「休める!」となってから1か月くらいは、ほぼ1日中ベッドで暮らしてました。

本当にひどい時は、ベッドから起き上がって、立っていられるのが1分くらいで。

何かを食べようと思っても、電子レンジで何かを温めている間も立っていられないので、食事はほぼ諦めて、ベッドで寝ながら飲み物とか飲んでカロリーを摂取してました。

思考力が低下しすぎていて、色んなことを決定するエネルギーが枯渇していて、ごはんを食べようと思っても、「お米のお供に何を食べよう」とか考えるのがしんどくて食べようと思えない。

そのうちカップラーメンだけは食べられるようになりました。とりあえずお湯だけ注いで、ベッドに帰ってきて、また横になって休憩して。落ち着いてきてから、ちょっとずつ食べてました。

あと、具のないスープとかもいけました。「ゆっくり休んでね」とスープをプレゼントしてくれた方がいて、とてもありがたかったです。

そんな感じでしんどい時間は本当にずっと寝ていたのですが、1日の中で午後になるとフッと身体が楽になる瞬間が来て、その時間を過ぎると、少しは動けました。

なので、夕方はちょこちょこ残っていたやらなければいけないことを消化したり、人と会ったりしてました。

人に会う時には無意識にスイッチを入れられたので、普通に会って喋れました。この時期に会っていた人たちには「案外、元気そうだね」と言われましたし、実際人に会っている時は、謎のスイッチが入って元気。

ただ数時間外に出ていると「あ、やばい。もう限界だ。横になりたい。」と思って、予定を切り上げて途中で帰らせてもらうこともあったし、家に帰ってきてからは夜まで起き上がれない時もありました。

たまにフッと楽になった時、「あれ、私もうめっちゃ元気なんじゃない??」と勘違いしそうになる時もありました。

で「なんか意外とすぐ復帰できるかも!また四季報写経ウーマンとして活動しよう!」と思って、ノリでnoteを書いて、気づいたら公開していました。

はやく復帰しないとみんなに忘れられる。
四季報写経が広まらなくなる。
少しずつ出来ることを取り返さないと。

と焦って、何かしようと思うのだけれども、やっぱり回復しきってないので、反動でめちゃくちゃ疲れる。

また身体がしんどくなってきて「あぁ、どうしよう。もう二度と四季報写経ウーマンできないかも。あんなに好きだったし、楽しかったのに。ゴリゴリ超楽しくインプットできてた頃に二度と戻れなかったらどうしよう。」と不安に襲われる。

まだまだ色んなことをやってみたいな
いや前みたいにまた頑張るなんて無理
私が四季報写経って言い続けることに意味はあるのかな??
みんな四季報写経なんてもう飽きているかもしれないのに、なんでこんなに四季報写経ウーマンについて深刻に考えているんだ。

と、色んな感情がぐちゃぐちゃになって、また身体がしんどくなってきて、ベッドから起きれなくなる。

私は私のペースで頑張ればいい。

という気持ちと

「四季報写経がブームになりかけている」というチャンスを逃すなんてもったいなさすぎる。この4ヶ月で私の人生は大きく変わったし、これからも四季報写経ウーマンを通じて、私の人生はもっともっと面白くなれるんだ。

という気持ちが、喧嘩してました。

ただ四季報写経やるぞ!と思ってもどうしても心がついていかなかったし、メンタルが多少落ち着いてからも、カップラーメン生活のせいで胃腸が荒れまくっていたり、夏バテにやられていたりと、体調がなかなか回復しなかったので、

まだ色々再開するのは無理。もう少し休憩が必要。
きっと大丈夫になるはずだから、のんびりするしかないな。

と、途中からは開き直って、四季報写経から離れて、のんびりとしてました。

やっぱり四季報写経やるぞ!

1か月くらい休むと、だんだんと精神的にも体調的にもだいぶ落ち着いてきて「これからどうしようかな?」と考えられるようになりました。

いったん様々なことをまっさらな状態で考えられるようになった時に

そもそもなんで四季報写経やってたんだっけ?

と、四季報写経の教祖、山川隆義さんが書かれたバイブル『瞬考』を読み返してみました。(皆さん、これは私の人生を激変させた素晴らしい本なので、とりあえず今すぐamazonのカートに入れましょう。)


四季報丸暗記で仮説が湧く人間になって、周囲に人が集まるようになり、集まってくれた人と一緒になって、丁寧に一つ一つ仕事を完遂する。
そこで一生懸命仕事をすれば、お客様(社内の仕事であれば同僚)との間に「信頼」というネットワークを結びつける接着剤ができる。
信頼がコツコツ増えていくことでネットワークが広がる。
お客様に自分のスキルやネットワークを貸す力も大きくなり、私がお客様から借りる力も、ネットワークが増えていくことで爆発的に大きくなっていく。
このサイクルが累積的に増えていき、今のような立場になったのではないかと思う。
四季報丸暗記が私のキャリアを支えたというのは、そういうことだ。

山川隆義『瞬考』131-132ページ

『瞬考』を読み返しているうちに、

私は、まず大量のインプット修行を経て、人にはパット思いつかないような仮説が湧いてくる人になりたい。そして、たくさんの面白い人と出会って、最高の面白い人生にしたい!だから、とにかく1歩目として大量にインプットをするために、四季報写経をするぞ!

と、四季報写経に取り組みはじめたことを思い返しました。

休んでいる間に山川さんともお話させていただいて、過去にビジネスプロデューサーとして作ったビジネスの裏話もいろいろと聞かせていただき

四季報写経に関しては、ウーマンのやりたいようにやるのが一番です。ウーマンはまだ若いので、先が何十年もあります。大事なことは、良いネットワークと繋がっていくことです。良いネットワークのノードは良いネットワークを連れてきます。若くても一流には一流が集まってくるなぁと感心しております。

とメッセージをいただきました。(ちなみに、山川さんも「ウーマン」呼びです(笑)。)

※山川さんの『瞬考』は四季報写経する人の必読書なので、まだ購入していない方は、とりあえず今すぐカートにいれましょう!凡人が天才に追いつくにはどうしたらいいのか、ヒントがたくさん詰まっています。

やっぱり私は四季報写経を通じて、もっともっと学び続けていきたいし、たくさんの面白い人とこれからもたくさん出会って、色んなことについて語りたいな!

と前向きに思えるようになってきて、「とりあえず四季報写経開いてみよう」と、1か月半ぶりに四季報を開いてみると、自然と写経したくなってきて、やり始めたら

やっぱり四季報写経は超・楽しい…!

気が付いたら3時間くらいノンストップでやっていました。

世の中にどういうビジネスがあるのか?
どうしてこの会社は上手くいっているのか?
この業界はどのくらいの規模の会社がメインのプレーヤーなのだろうか?
などと考えるのは、とても楽しい…!

休息期間に入る前は、途中からは、何かに追われるように四季報写経に取り組んでいたところもあったのですが、
「自分がやりたいペースで、自分のためにやりたいようにやればいいんだ」
という状態で四季報写経に向き合うと、

「この業界の市場規模はどれくらいあるんだろう。」
「社長の経歴が気になる…!」
など、知りたい!と思えるポイントが無限にあって、四季報写経が止まらず、、

今は以前よりもずっと楽しみながら、また四季報写経しております(笑)。

一時期は「もう二度と四季報写経できないかも」と思っていましたが、休む前よりもずっと四季報中毒になっています。

もし今、気持ちが落ち込んでどうしようもない人がいたら、人生なんとかなるので、とりあえずゆっくり休みましょう。人生、全部なんとかなるはず!

同志とともに、謙虚に学び続けたい。

休息期間に色々と考えて「もっともっと進化したいぞ!」と思えたので、謙虚にひとつずつこれからも学んでいこうと思います。「知らなかった」ことを知れたなら、それは自分が1歩レベルアップしているという意味だから。自分の小さな成長をちゃんと認めて、喜んであげようと思います。

知らないことに出会ったら、素直に他人に教えてもらおう。そうやって、1歩1歩積み上げていくことで、人生は面白くなっていくんだろうな、と思います。

ここまでは「どんな会社が存在しているのか」を知ることがメインでしたが、これからは

○○業界ではどのような戦い方をしている会社が成功している。
今後伸びていきそうな会社の特徴は○○だ。

など、インプットの精度もどんどんと上げていきたい。四季報に書かれていることだけではなく、会社や業界の歴史もどんどん学びたい。『四季報写経している人』から、『四季報丸暗記している人』にまで進化したい。

他人と自分を比較しはじめると、世の中にはすごい人がたくさんいすぎるので、ここ数週間色んな事を考えて、迷走して

自分には良いところが何もない!

と謎に落ち込む時もありましたが、まだまだ人生長いし、たとえこの先の1.2年、周りの人からみたら「失敗した」ように見えても、長い目で見た時には大成功するために必要な経験だったということもあるだろうし。

そもそも、人生が成功か失敗かなんて、他人に決められるものではなく、自分が死ぬ直前に「楽しかったな」と思えたら、どんな人生でも大成功だし。

ということで、「はぁ、楽しかった!」と死ぬ直前に思えるところを目指して、私は私の人生をこれからも楽しんでいきたいなと思います。

こんなにビジネスの儲け方について学んでいるくせに、10年以内に絶対ユニコーン企業を作るんだ!みたいな野望は今は正直あんまり無くて(笑)。それよりも、

どうしたら生きている間のすべての瞬間を楽しめるだろうか。

どうしたら、
・自分がやりたい
・自分の資質や能力を最大限活かせる
・社会にもたくさんの価値を与えられる
ことを、楽しく生み出せるだろうか。

と毎日考えています。

企業分析も突き詰めていくと「どのような価値を、どのような形で、誰に提供しているのか。」に集約していくと思うので、価値の生み出し方・届け方をこれからもたくさん学びたいなと思います。

そして、やっぱり一緒に学び合う仲間が欲しい!

私が四季報写経ウーマンをしていて一番嬉しかったことは、一緒に学べる仲間が出来たことで。

一を聞いて十調べるを実践されてますね。これを続けると、凄まじい情報基盤が頭に構築されます。また同じように一を聞いて十調べる人をネットワークしていると、無限に知識の海が広がり、誰に何を聞けば答えがすぐに返ってくるかもわかります。つまり、これが『瞬考』のコンセプトだったりします。

と山川さんからメッセージを頂いた時に、今の私にとっては、この「一を聞いて十調べる人のネットワーク」はslackで投稿してくれる方や、イベントでなどで色んな事を教えてくださる方だな、私はこの数カ月間たくさんのことを教えてもらったな。と思いました。

この前、とある起業家とビジネスの話をしていて
「なんでそんな海外の企業にも詳しいんですか…!」
と言ってもらったのですが、四季報写経slackのメンバーが、日本の上場企業の補足情報として、海外の企業の情報も教えてくれていたおかげです✨

ということで『日本一、上場企業について詳しくなれるコミュニティ』を作りたい!ので、その第1歩として『四季報写経大学』というディスコードグループを作り、参加者を大募集します(笑)。一緒にゴリゴリ学んで、凄まじい情報基盤を頭の中に構築して、10年後、20年後の社会をより良く、面白い社会にしましょう!

「私が四季報写経ウーマンをすることに意味はあるのかな?」と不安になった時に、これまでに四季報写経ウーマンに関わってくれた人からたくさん受け取ってきた素敵なコメントを、写経してみました(笑)。

Xで「四季報写経」で検索したら出てくる、四季報写経に取り組んでいる人のポジティブなコメントやイベントの感想
noteのコメント
研修やイベントのFBアンケート
個チャでもらったたくさんのメッセージ
山川さんがこれまでたくさん送ってくれた長文のメッセージ

など「四季報写経に出会えてよかった」というコメントをひたすらワードにまとめたら、15,000字になりました。こんなにたくさんの素敵な言葉を掛けてもらっていた私は幸せ者すぎる…!

やっぱりマイペースに、これからも四季報写経ウーマンでい続けたいな、と思いました。

全上場企業の四季報写経を達成したらどうなるのか、人体実験を継続したいし。
1回も会ったことのない四季報写経をはじめてくれている方ともたくさんお話してみたいし。

自分の世界の見え方がどんな風に変わっていって、自分がどんな新しい人にこれから出会って、どんな新しいことを学べるのか。どこに辿り着くのかはよく分からないけれど、やっぱりまだまだ四季報写経の道を究めていきたい。

ということで、皆さんこれからも仲良くしてください。私はまだまだ結構ポンコツなので、助けてください(笑)これからも一緒にたくさん楽しいことをしましょう!四季報写経でも、そうでないことでも、まだ見ぬ面白いことをたくさん発見しましょう。

ということで、一緒に四季報写経にゴリゴリ取り組んでくれる方、お待ちしてます!

「♡(スキ)」は、誰でも(noteにアカウントを作っていない方でも)押すことができます。この投稿を「いいな」と思った方は、気軽に押してもらえると嬉しいです。もちろんフォローも嬉しいです!


この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?