お客さんがひとりしか来ない日でも、めげない。
こんにちは、ばるじぇのの太い方です。
2023年6月20日、
「プラごみを出さない食料雑貨店」が
オープンしました。
ばるじぇのの細い方、つまり、妻が店主として、企画、仕入れ、ディスプレイ、販売等を一貫して担当しています。
開店して2週間過ぎた今、
感じたこと、感動したこと、を自由に綴ってみます。
ぼくがね。
1.文化祭のノリである
まず、お客さんにはたくさん来て欲しいのですが、「お客さんが来ないと生きていけない」と命を削りながらは働いてはいません。
これは、高校の文化祭と似ています。
文化祭って、多くの方は、出店でいくら儲けようとか、来客を100名見込もうとかよりも、商品は何にしようか考えるのが楽しかったり、目の前のお客さんに精一杯接客したことを覚えているものだと思うのです。
そう。そしてぼくたちも。
怒涛の日中を乗り越え、
子どもたちが寝静まった夜、
ぼくと妻の企画会議(晩酌)は始まります。
「いや、正直このグラノーラは高すぎるわ…」
「この野菜はスパイスとセットで売ったら?」
「『いらっしゃいませ』は客と店の二項対立を生み出すよね」
など。
言いたいことを好き勝手言ってしまうのは申し訳ないとも思います。
しかし、アルバイトとか会社とかだと立場などが邪魔をしてしまって「こうしたらいいのに」を実現しにくいですよね。
特に会社員だったら
「この野菜明日までに売り切れよ」
「よし、明日から店頭に立って呼び込みして」
みたいなことが起こる…かもしれません。
その点、文化祭のように、伸び伸びと楽しく試行錯誤しながら取り組めることは、結果としてお客さんの満足度につながるのではと思います。
究極な話。
妻、そしてぼくが、食料雑貨店でやりたいこと。
それは、お客さんと、お客さん同士が、仲慎ましく世間話をしながらお買い物をすること。
赤字でなければよいのです。
2.とはいえ無給状態である
6月の月報は後日数字をまとめて記事にします。
そちらでは売上、客数、利益、反省点や施策なども事細かく記載してみます。
ざっくり6営業日を終えて、
1週目には約30名のお客さんが来ましたが、
2週目には閑古鳥が鳴く状況でした。メェ。
営業日は火・水・金曜日で、9:30〜13:30と短く、さらには閑静な住宅街でもありますが…これらを鑑みても少ないと言えるでしょう。
現時点での集客ツールが、店前の掲示板とInstagram(及び連携したFacebook)ですが、掲示板を見て来ていただいた方が8割ほど。
当初は売上単価も1000円を見込んでいましたが、とんだ甘々甘ちゃん野郎で、約600円でした。
妻とぼくと0歳の息子が店番をしていますが、さすがにお給料を出せるほど売上は立ちません。
…毎月給料をもらえるってすごいことなんだな。
ただし、何も悪い話だけではなく、お客さんとお話をする中で見えて来たこともあります。
カフェがオープンしたと思って来た
コーヒーだけでも飲みたい
カフェができたらまた来る
レンタルスペースを使いたい
昔(前々オーナー時代)のカフェがよかった
川が見えていいわね
●●が美味しかった(リピート)
どうやらニ代前のオーナーは、カフェや個展をやっていたらしく、そこに通われていた方が今回興味を持っていただき訪ねてくれたようです。
カフェ利用希望者の声は多く(ぼく調べ、母数は少なめ)、少し前倒しでプレオープンできるように動いていきます。
3.今のところ楽しい
正直、開業して、毎日が苦労の連続です。
経理処理はよくわからないし、経営は机上の空論だらけだし、各種申請も思い通りにいかないことが多い(Googleビジネスプロフィールは永遠に許可されないし誰か助けてください)。
無職だから時間に余裕があると思ってましたが、3食作って、掃除、洗濯、買い物、子の送迎、子とお遊びしてたら1日終わります。ほんとに。
だけど、楽しい。
何が楽しいのか?
今は妻と二人で、線路を作ってるんですよね。
作り方はわからんけど、とりあえず木を切って板にして、並べて、トンカチでカンカン鉄を打って。
あっちに行こうか。
こっちに行こうか。
ぐにゃぐにゃ曲がった線路だからこそ、
見える景色も多様で移り変わりが激しい。
失敗も成功も毎日たくさんある。
同じことを繰り返す日がない。
スタートアップのイケイケ社長みたいなことを申し上げてしまいましたが、今のところ、楽しくやれているのはそんな理由からでした。
これからも楽しくなるといいです。
ぜひ引き続き、われわれの行く末を、
本 note、及びInstagramにてお見守りください。
最後までお読みいただきありがとうございました。
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