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緊急事態宣言15日目/失態

noteを始めて2週間=緊急事態宣言が発令されて2週間だけど、ほんと時間が経つのが長い。息子の保育園が休園になって2週目だが、てっきり3週目だと思っていた。

昨日カメラ雑誌のことを書いたら、今日になって「月刊カメラマン」が昨日発売号をもって休刊の知らせが。僕が高校生の頃は、高校写真部員必読の雑誌といえばCAPAか月カメか、あるいは財力にモノをいわれて両方、という時代だった。両誌とも主な読者は学生や若者で、その世代は第二次ベビーブームで人数も多かったし、バブルの頃だから誌面の景気もよかった。僕は高校生の頃はCAPAを読んでいて、そして15年ほど前から仕事をさせていただいているが、読者時代のイベントやプレゼントも本当に豪華だった。僕もキヤノンのフラッグシップ機・EOS-1HSとLタイプの標準ズームを読者プレゼントでいただいた。希望小売価格たぶん40万円くらい。

僕は競合誌で仕事をしているので月カメの仕事をしたことはなく、写真展のお知らせを掲載していただいた程度。でも編集部員の方々は皆さん面識があるし、坂本編集長からもお世辞半分だろうが「いい仕事してるねぇ」などとよくお褒めの言葉をいただいた。ウェブ媒体としては残るようだけど、戦友を失ったようでとても残念である。

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夕方にはランニングで、いつもの川沿いではなく町中を走ってみた。川沿いはランニングや散歩をしている人で混んでいるせいもあるが、さすがに飽きてきた。人のいない方や、気になる方、行ったことのない方に向かって走っていくのはなかなか気持ちがいい。

ついでにポケットのGR IIIでいろいろ撮っていたら、液晶に「内蔵メモリーの空き容量がありません」。カメラを持ち出すときは必ず1枚空写しをして、メモリーとバッテリーがあることを確かめるのだが。GRは内蔵メモリーがあるので、SDカードが入っていなくても空写しができてしまうのだ。この点はフェールセーフともいえるけど、僕のような確認方法をしている人間にはミスに気付きにくい機能なわけで。ちなみに内蔵メモリーで撮影できる枚数はRAWで40枚。…と表示されているが、今日はRAW+JPEGスモールで58枚撮って、残り2枚の表示だった。フィルムならローライかハッセルで5本分と考えれば緊急用には十分かもしれないが、おリコーさんならケチらず32~64GBくらい入れてほしかったなぁ。

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そういえばかなり前だが、一度だけメモリーカードを忘れて現場に行ってしまったことがある。しかも某世界的企業の社長の撮影だ。伺った本社ビルに着き、広報の方も現れた時点で気が付いた。バッグに入っている2台のキヤノンEOSは、どちらも内蔵メモリーなどない。冷や汗がどっと出るが、幸い撮影時間まで30分ほどあった。ちょうどスマホというものを初めて買ったばかりで、最寄りのコンビニを検索。運良くビルの隣にあった。広報さんに「まだ時間があるので」と断り、祈るような気分でコンビニへ行くと、1GBのSDカードがあった! しかも1枚だけ! 

EOSに入れてみるとRAWでは全然枚数が撮れないが、そもそもRAWで撮らなきゃいけない案件でもないので、しれっとJPEGラージファインで撮影。本当に命拾いだった。もっとも最近ではコンビニでSDカードを販売しているのを見たことがなく、たまにmicroSDがアダプター付きで売っている程度である。なので手帳やよく使うカバンなどに、古いSDカードを常に忍ばせている。使ったことはないけれど。

■GR III

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