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緊急事態宣言11日目/体験

昨日は単焦点レンズのことを書いたが、今日も午前中の息子との散歩には35mm相当のX100V、午後のランニングには28mm相当のGR IIIを持ち出した。どちらもレンズ固定式のカメラなのだが、キャラクターがだいぶ違う。両方持っていると、どちらを持ち出すか迷うことも多い。まあランニングにX100Vは厳しいけど、息子との散歩ならGR IIIでもいい。でもひとつX100Vのアドバンテージがある。それはチルト式液晶だ。これのおかげで息子の目線の高さで写真が撮れる。

…ということに今日気が付きました。いやチルトすることはもちろん知っているけれど、チルトしない先代X100Fに慣れすぎてしまっているのだ。というわけでたぶん実戦で初めてチルトを使ったのがタイトルの写真。息子はいつもこのシーサーを見ると「ワンワン!」と言って近付くのだが、先日パパママに連れられた小さな女の子がやはり「ワンワン!」と言っているのを見た。まあ大きく分類すればワンワンかもな。

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ところで給付金がとても困った家庭に30万円から、ひとり10万円に突如変わった。うちでいえば0円から30万円である。X100VとGR IIIを両方買ってもお釣りがくる金額なのである。カメラを買う買わないは別として(僕は買わない、というか買えないけど)これはデカい。でもわーい!30万円だーっ!という気分にならないのは、実際のところそれ以上に仕事が減っているのもあるし、あまりにも先が見えないからだろうな。リーマンショックも直後はふーんという感じだったが、2年後くらいにかなり厳しいことになった。その話はだいぶヘビーなのでおいおい。

しかし世の中の雰囲気は、なんだか戦争に突入するかのようだ。中学生の女の子が布マスクを作って寄付しましたとか、自宅待機になった航空会社の社員たちが医療用ガウンを縫いますなんてニュースを聞くと、そこはかとなく千人針を思い浮かべてしまう。

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僕が子供の頃は、自分の両親よりちょっと上の“おじさんおばさん”は戦争を体験した世代であり、近所のおじさんから戦争のときにアレを食べたコレを食べたという話を聞いたり、そろばん塾の先生から疎開の思い出を聞いたり…。そういえば小学2年生のときの担任が樋口先生という定年間際のおじいちゃん先生だったのだが、毎日のように兵隊へ行った話をしていた。インパール作戦やアッツ島地上戦に俺はいたのだ的な痺れる話はなかったと思うが、1981年で60歳手前だから、逆算すれば1920年代前半の生まれだ。まだ生きていれば100歳手前か。この長寿時代だからご健在かもしれぬ。

戦争を体験した人たちが語ったり語りたがらなかったりしたように、このコロナウィルスのことも我々は後世に語ったり語りたがらなかったりするのだろうか。まあ語るより先にこうやって日記を世の中に全公開しちゃっているわけだが。

■X100V /GR III








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