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写真展「明日COLOR」をやります

うちの近所のルーニィ247ファインアーツさんで急遽写真展をやることになりました。今年4月7日、緊急事態宣言が発令された夜にこのnoteを始めて、毎日たくさんの写真を載せてきました。その写真から選んだものを展示します。北は浅草から南は清澄白河までの隅田川沿い、うちから歩いていける範囲のスナップです。蔵前や浜町、清澄白河は最近“東京のブルックリン”などといわれていますが、どれくらいブルックリンなのか、ぜひ展示でお確かめいただければ…。

鹿野貴司写真展「明日COLOR(あしたカラー)」
ルーニィ247ファインアーツ Room2
2020年6月30日(火)~7月12日(日)・月曜休廊・入場無料
12:00~19:00/最終日は16:00まで
※コロナウィルス感染症防止のため、混雑時は入場をお待ちいただくことがあります。
http://www.roonee.jp/exhibition/room2/20200531215734

僕は49日間の宣言発令中、外での撮影仕事は2回しかありませんでしたが、息子の保育園が休園になり、朝から夜まで1歳半の怪獣のお世話。ぶっちゃけ人生でいちばん疲れました(笑)。そんな中、朝夕に息子を連れて近所を歩いたり、昼寝をさせてから買い物がてらちょっとだけ外出したとき、意識的に写真を撮るようにしました。今までなら絶対撮らないようなものにも、目に入ったらとりあえずレンズを向けてシャッターを切る。僕は近所のコンビニに行くときでもカメラを持っていく人間ですが、振り返るとたくさん写真を撮っているわけでもなく、息子の成長記録なんかもほとんど撮っていませんでした。カメラを持っていることに何か安心していただけなのかもしれません。そんなことに気付かされた49日間でした。

飲み会がネット上で行われ、テレビドラマですらリモートで制作される今、写真展がまともにできるのかという疑問はあります。ただこういう時期だからできることもあるんじゃないかと思い、かねてから何かやりたいと相談していたルーニィの篠原さん杉守さんに無茶なお願いをして、ありがたいことに無茶をしていただきました。

ルーニィさんも明後日から営業再開という状況ですが、これ以上感染者や死者や失業者や倒産が増えないことを祈り、また自分も心掛けつつ。もしお越しいただいたときには、写真を見ることで何かに気付いたり、あるいは何かを忘れたり、ただ単に気分転換したり、めいめい楽しんでいただければと思います。ただ小伝馬町まで行くのが厳しいという方は、展示する写真のほとんどはnoteに公開されていますのでそちらをご覧ください。こういうときは無理をしないことがベストです。

6月30日の小伝馬町が、東京が、そして日本がどうなっているのか、まったく予想できない中でのお知らせですが、よろしくお願いいたします。

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