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完璧主義者から学ぶ、“成長戦略”と“選択と集中”の必要性

今の自分が何をすればよいか?に、端的に、理由も合わせて答えられる人は少ないのではないか。また人によっては、自身の描く理想像に追いつかなかったり、他人と比較したりで、劣等感にに苦しめられているのではないだろうか。今回はそんな悩みを抱える人に捧ぐ、自らの成長戦略の策定と、リソースの選択と集中の必要性を説いた記事である。

※本記事は、独断で偏見と仕事終わりのノリで書いてます。

はじめに


せっかくなので、コンサルチックに論点を整理してみたいと思う。今回の記事は概ね、以下のような論点設計である。

(問)完璧主義者をセルフストイック地獄から解放するためにはどうすればよいか?
〇そもそも、完璧主義者ってどんな人か?
〇完璧主義者を苦しめている、本当の問題は何か?
〇上記問題を解決する打ち手とは?


〇完璧主義者ってどんな人?

一言で完璧主義者と言っても多岐に渡ると考えるが、ここ最近、自称完璧主義な人間と話す機会があったので、その方の「完璧主義者具合」が分かるように、可能な限り具体的に書いていきたいと思う。

完璧主義者のペルソナ
〇高校生時代は当然のように東大を目指し、日々勉学に取り組む
〇仮に、友人Aが数学の秀才で他教科はめっきりだめだとしても、友人Aに英語が劣っている場合は、自身の方が劣っていると感じる
〇この場合、自分が目標とする数学の学力の基準は友人A並み(ないし、それ以上)である
〇伸ばしたい能力の幅は、学生時代は受験科目が最大幅であったが、社会人になってからは半無限に広がっていると感じている
〇社会人になってからも、特定の能力で自身が劣っている場合には劣等感を感じる
〇同年代だけでなく、先輩や上司とまで比較対象である
〇極論、イギリス人に英語の能力が、フランス人にフランス語の能力が劣っていることを気にする

私個人から見たら、異常としか言いようがないが、完璧主義の方から見れば何か共感を得ることがあるのではないだろうか。


〇完璧主義者を苦しめている問題は何か?

上記のペルソナを踏まえると、(言わずもがなだが、)他者との比較の中で異常なまでの劣等感を感じていることは明らかである。完璧主義者ほど、あらゆる能力を全方位的に伸ばしたい、という気持ちを持っており、他者と比較することで不要なまでの劣等感を感じていることが伺える。

上記から、他者と比較ばかりすることが問題なので、完璧主義者の皆さんは比較するのをやめましょう!

。。。みたいな浅い内容では読み応えがないので、ここで一つ問題提起したい。

〇完璧主義者を苦しめている、本当の問題は何か?

仮に、「あらゆる能力を、今すぐ、ノーリスクで、全方位的に伸ばせる」としたら、皆さんはそれを望むだろうか。私は当然、望む。多少の向上心をもつ人間であればきっと、考えるまでもなく望むことであろう。

しかしこれを、世の中のサラリーマンに分かりやすいよう、特定の企業の話に置き換えるとその異常性が垣間見えるのではないだろうか。
ある上場企業の社長が、「事業AもBもCもDも、新規事業のEもFも、全事業の売上と利益を2倍にしたい!」という発言をしたら、いかがだろうか。

その心意気はあっぱれだが、いくつかの押さえるべき重要な点が欠落している。自社の成長戦略(ストーリー)とリソースの有限性踏まえた、時間軸の概念である。
企業で例えるならば、「事業Aで築いた他社より強固なアセットで、事業Cで顧客を集め、新規事業Eでマネタイズする。そのために、投下できるリソースの上限を踏まえると、まずは来年までには事業Cの会員数を1.5倍にする。」といったところであろうか。
逆に言ってしまえば、成長戦略さえあれば、自分がどの能力を引き延ばすべきか、が一目瞭然である。

問いに戻るが、完璧主義者を真に苦しめている原因は、自分の成長戦略(ストーリー)が定まらないまま、ただがむしゃらに努力を続けている、ということではないだろうか。

またこの問題は、完璧主義者以外の方にもあてはまると考える。
「なんとなく必要な気がする英語を勉強する」、
「なんとなく“頑張っている自分”に満足するためにいつ使うか分からない資格を取得するために勉強する」、など。
それ自体を否定する気はさらさらないが、立ち戻って考えてみると、英語や資格勉強よりもまず先に取り組むべきことがあるのでないだろうか。


〇完璧主義者の抱える問題を解決する打ち手とは?

この問いを解くということはずばり、
正しい時間軸で自分の時間と労力(リソース)を配分するための指針となる、自分の成長戦略をどう描くべきか?
という問いを解くことに他ならない。

ここから具体的なHowの話に入っていくが、成長戦略を描くまでのロードマップは、大きく別けて以下の3ステップだと考える。(あくまで1 of them)

1ステップ.10年後(等、先の未来で)自分がどんな人間になっていたいか?、をざっくり考える
2ステップ.その将来像に向かって、どんな能力や経験を、どの順で得るべきか?、を大まかに考える
3ステップ.数年単位のマイルストンを敷き、まずは直近のマイルストンに向かって何をするべきか?、を具体的に考える

(1つ1つのロードマップを具体的にどのようにこなすかは、また別の記事で書く。気が向いたら)

ひとまず、だまされたと思って、成長戦略を描いてみてほしい。
一人で難しい場合は、周りの知人・友人・家族とひたすらディスカッションすることで光明が見えてくるはずだ。
(頭をよくする最短の方法は、誰かと話すことである。って偉い人が言ってたので。)


さいごに

「完璧主義者をセルフストイック地獄から解放するためにはどうすればよいか?」
に対する答えは、「自らの成長戦略を策定し、それに沿ってリソースを選択・集中させること」である。
成長戦略に沿って努力を積み上げることで、少なくとも自分の目指している方向に、建設的に、一歩一方踏み出している実感を味わえるかと思う。

速足で書いたため、随所で書ききれなかった内容は、

「成長戦略が起爆剤となり、転職活動で5社から内定をもらった話」
「リソースの選択と集中で、英語の偏差値40から大阪大学の文系学部に入学した話」
「リソースの選択と集中で、TOEIC500点でも外資系企業で生き残る戦略」

などで今後書いていきたいと思う。(気が向けば、、、)


今後とも御贔屓に。


書籍の購入費に当てさせて頂きたいと思います!!