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わからないところがまた魅力「もぎりよ今夜もありがとう 片桐はいり」

もぎりよ今夜もありがとう
片桐はいり

友人から片桐はいりのエッセイを勧められたのが今年の頭。グアテマラの弟を読んでからだいぶ放置してしまった、、ごめんネ。(グアテマラの弟が1番面白いと聞いたはずなので許してくれるはず)

映画のもぎり、今ではなくなった職業?変わってしまったその魅力と片桐さんの生い立ち、映画お芝居との向き合い方が少しわかったような気がします。ものすごい技術的に凄いというより、好き!の感覚が永続的なのが凄い。

損得で測れない感覚、よく分からないけど好きなもの、意味を求めなくても根拠が無くてもまかり通る部分が自分の中にあってもいいと思う。

多くの側面を持つものに対して、新しい一面を発見した時に裏切られた感覚よりも魅力を感じることができた方が世の中楽しいに決まってる。

年末なので駆け込み投稿をしたいところです。


本当のことを知るよりも、その方がずいぶん愉快である。

たとえ一万なんぼ増えた現金を手にしても、わたしはけして儲からない、という計算だ。これは世の中の数式とは別あつらえの、わたしだけのそろばんがはじき出した答えである。

わからないところがまた魅力だったりもするのだから

世の中にちょっぴり愉快ないたずらを仕掛けたい

.26

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