起業してからのお金の使い方
おはようございます、大鹿です。
今日は「起業してからのお金の使い方」というテーマで。
私のような個人事業主をしていると、会社員の1.5倍稼いでやっと会社員と同等くらいと言われます。所得税などを自分で納める必要がありますからね。
そこから事業経費を引いた残りが自分のお金。法人になるともっと細かいはずですがざっくりそんなもん。さらにさらに生活費を引いた残りが、自分の使えるお金です。
私は個人で仕事をしていますし地方に住んでいるので、浪費しすぎるということはありません。
ある程度、省エネで生きていくことができます(笑)。
でもケチということはなくて…私の場合、惜しげもなくお金を使う場面を決めています。ここだけは起業人として、1人の個人として“豊か”であるために使う場面を。
それは「体験」です。
会ってみたいと思っていた人に会えるならヒョイっと飛行機に乗って都会に出ます。
自分1人では行かないような場所に人と行ったり食べたりする機会があるならお金を使います。
それまでの自分だったら買わなかったものや本を、人から薦められたら買います。
今の自分の暮らしの延長線上に“ないもの”を意識して選べるように。またやってみたいことがあってもお金を理由に諦めないでいいように、メリハリをもってお金をコントロールしている。
体験が増えるだけ人と話すネタが増えます。
また体験を重ねればイチユーザーとして人の悩み・不満・不安が分かるので、それが自分の仕事に対する気づきになったりも。
体験にお金を使えないようでは、人として退化していくように思います。
少し話が逸れますが、私は書く仕事もしているので、本を買って読むという一見プライベートな時間も実は自分の肥やしになっていたりするんですよね。
たとえば「登場人物の感情を表現するためにこんな描写をするんだ」という気づきを得られたり。時事・経済情報は小難しい本よりも小説から学ぶことのほうが多いです(笑)。
私が書くのが特別上手とは思っていませんが、文章が上手くなるためのアドバイスを求められたら1.本を読むこと 2.写経をすること とお伝えしています。
テクニックも大事だけど普段からどれだけ活字に触れているか? だと思うんですよね。執筆で食っている一流の人はなんだかんだみんな、そう言う。
小説を書こうと思ったら人間関係の機敏に触れる体験も旅行の体験も、時には専門的な業界への取材体験も必要です。物語は体験がすべてですね。
こうした体験が、直接的・間接的に仕事や自分自身の成長にしっかり返ってくるんです。
会社員を卑下するつもりはまったくありませんが、私は会社員時代、本こそ読んでいたものの日々の暮らしに精一杯で体験にお金を使うことをしてきませんでした。
それも体験のワンダーランドたる、東京で暮らしていたのに。いますっごく後悔しています(汗)。
地方には地方の良さもありますが、やはり都会は体験できることの量が違う。だから、商談など小さな機会があれば、なるべく日帰りをせずに泊まって都会の体験を楽しむようにしています。
ちょっと躊躇するくらいのお金を使わないと出会えない人もいました。でも良いご縁になったのでまったく後悔はしていません。
むしろ、質の良い人と出会おうと思えばお金を使えばいい、という気づきにもなった。(その逆もしかり)
あなたはどんな体験にお金を使っていますか?
これは1つの長期投資と考えて(成功も失敗もありますww)、「体験費」なるものを確保してみてはいかがでしょうか。
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