荒れたデスクトップはやめてくれ。
「ひっっ！ 汚い」
と過去イチ思ったのは、前職で会社員だった頃の上司。そう、パソコンのデスクトップが。
メールもフォルダ分けしておらず、よく上長しか届いていない大事なメールを見落としたりもしていました。「整理しねーからだよ、アホか」と本気で思ってた。
フォルダやファイルが散らばったデスクトップ画面を見ると、なんとも残念な気持ちになります。な、なぜ、それとそれが同じ階層にあるんだ。なぜ使わないファイルを、素のままでいつまでもデスクトップに置いておくんだ、と。
ウンと若い頃に佐藤可士和氏の『佐藤可士和の超整理術』を読んで『階層』という概念を理解し、また氏の何かのインタビューで
・空間も情報もアップデートの連続（=古いモノ・データ・考えを残さないようにしようね）
・頭のなかに記憶されない物事なんて、重要なことじゃない
といった一説を読み、大変感銘を受けました。
Macを信奉しているので、スティーブ・ジョブズのミニマリスト的な姿勢にも影響されていると思います。
リアルなモノについてはそれほど意地になって整理にこだわる方ではないのですが、ことデジタルになると、頭の中をおせっかいな収納おばさんが駆けめぐってしまう。
とにかく、荒れたデスクトップはやめて欲しいんです（笑）。
整理なんていうのはテクニックではなく、放置しない。気づいたときに片付ける。それだけだと思うんですよね。「そのうちやるかあ」って後回しにしていると、途端に前述の上司氏のようになってしまいます。
あの画面を見て、ほかのみんなはどう思ってたんだろう？ フラストレーションを感じなかったのだろうか。
パソコンのデスクトップも身だしなみのようなもので、オフィスにいると、どうしても他人の画面が目に入ってきませんか？ そのとき、近未来のサイバーパンクな世界のスクラップ場のようなデスクトップを目にすると、微妙な気持ちになります。
（なんかよく分からん表現ですみません。僕の頭のなかでは『ニューロマンサー』や『ブレードランナー』のような、黒煙と雨とジャンクな無秩序が思い浮かぶのです）
デスクトップの乱れは、心の乱れ。自分自身も、忙しく余裕がなくなるとついつい整理を後回しにしてしまいがちなのですが…汚い元上司のデスクトップを思い出すと吐き気がしそうになるので、そそくさと片付けます（笑）。
心の乱れをなくして、気持ちよく仕事をしましょう。
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