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ソイツが俺のやり方。

「コロナが明けたら、ガンガンお客さんのところに行って営業するぞ!」

といっていた人たちはろくにZoomの使い方も覚えず、しかし「もう我慢できない」とばかりに地域の状況も顧みず出張営業して。直接会うのが俺のやり方よ。といって、新しいスタンダードに取り残されるような人間には、なりたくないなと思います。

※今回の記事はあくまで僕個人の経験から思うことです。人間のあり方のお話。

「コロナが明けたら〜」という人、会社勤めをしていた頃、社内にいっぱいいて。

僕も最初はそう思ってたんですけど、「これはそう簡単に明けないし、明けたとしても社会のあり方は変わっているんだろうな」と感じるようになりました。

2020年はまだ東京にいました。

オンラインで商談ができるよう、何度も周囲に「Zoomの使い方教えますよ」と声をかけたし、テレワーク中でも情報共有がしやすいよう、Googleドライブも薦めたりもした。

でもね。変わらないんですよ。

「あー、またそのうちね」「明けたら元に戻るから」

・・・そんなMacのコマンドZじゃないんだから、スパッと戻んないでしょ。

分かっていたつもりだったけど、「人を変えることはできない」ことを肌で感じた瞬間。

その後、僕は香川県にUターンしつつも東京の仕事を続けていたんですけど、誰よりもZoomを使いこなして、直接会えはしないけど東京の顧客の担当を続けました。

周囲に頭ごなしに「Zoom使え」っていうことはしなくなったけど、自分がテレワークだけで営業ができて売上も作れている様を見たら、ひょっとしたら何か変わるんじゃないか。

・・・変わらないんですよねえ。

テレワーク状態で会社に9ヶ月勤めましたが、部署でテレワーク中の僕を繋いで打ち合わせすることは、ついぞ一度もありませんでした。

・・・アハハ、駄目だここ(苦笑)

まあそんなこんなで、会社を辞めました。

会わなきゃ不自由なのは、誰よりも僕が感じていました。片田舎で東京の人たちと仕事をするには、何よりも相手にテレワークに対する理解が必要だから。

本題は、「ソイツが俺のやり方」というやつです。

ソイツは相手のやり方じゃない。「ちょっと落ち着いてきたんで〜、月末あたり伺ってもいいっすかあ〜」って、ある上司は営業のアポを都合よく押し付けていましたが、月末が近づくにつれ、周辺状況が変わる始末。

そんなことが何度も何度も。「ダメだったかあ〜、くそ〜」。

いまは人流も戻ってきたように思いますが、コロナ禍のスタイルに適応した人とできなかった人で持っているオプションに大きな差があると考えています。自己流に固執している間に、「新しいスタンダード」に取り残されていく。

「俺のやり方」にこだわっている一方で、機会ロスしていることはないか? 世の中に置いていかれていないか? 僕自身は反面教師的に考えるきっかけになりました。

変わるのは不快なことだけど、ちゃんと問題意識を持っている人間は変わる。変わってる。

過去の栄光や成功体験をいつまでも引きずる人間には、なりたくないな。あの人、今ごろはガンガン営業をしているんだろうか。


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