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アイデアの本気度が伝わる人、伝わらない人の違い。

「アイデア」は頭の中にあるだけでは0円の価値しかなくて、アウトプットしてはじめて意味を持つ。

という気づきについて、前回の記事で書きました。気づきというか、当たり前の再確認というか。

アウトプットすることを「流通させる」と形容したのですが、流通させるにもさまざまなパッケージ形態があります。言葉も形態の1つだし、書面にして話すのも、動画でPRするのもそう。

ここで大事なのは、いったん良し悪しは置いておいて、「具体化」すること。具体化できるとはつまり、「本気度が伝わる」ということです。

なんというか、最後は「ここまで考えているのか…!」というパッションに起因すると思うのですね。パッションを通してはじめて、「じゃあ1つ、自分も試してみようか」「なにかできることあるかな?」といったように協力者が集まってきます。

けれど驚くほど、具体化を面倒くさがる人って多いです。

具体化することで自分の頭も整理されるものですが、それを放棄して、抽象的な概念ベースのままアイデアを流通させようとする。商品ではなく粗い設計図を世に出すことと同じです。誰も買わないですよね。

アイデアの完成度そのものは低くてもいいんです。具体化しようとすれば低くても考えようとするし、課題も見つかります。「ここのコストをどう回収しよう?」といったように。

一歩ずつ煮詰めていくことでアイデアは形を帯びていきます。具体化することを拒んでは、机上の空論のまま。いざ、市場に出す段階でも欠陥・手戻りだらけ。
(じっくり煮詰めたものをさらに手を加えるのと、まったく考えられていないものを後から改善することは意味が違います)

自分が本当に熱意を持って取り組めることなら、本来、形にしていくことなんてわけないはずです。むしろ、「あーでもない、こーでもない」と試行錯誤しているうちが、一番楽しかったりしますよね。

もし具体的することになんらかのブレーキがかかるのなら、「なぜそのアイデアを現実のものにしたいのか?」という問いを、自分自身に立てたほうがいいと思います。

見栄とか自己満足とか、あるいは「補助金があるからせっかくだし」といったことではなく、自分がやらなければいけない理由は?

そういった理屈を超えた理由が、やはり本気度の強さにかかわってきます。希釈された「それっぽい」理屈では誰も動きません。

というわけで、自分を追い詰める意味でも今回書いてきましたが、こうやって世の中に宣言をしてアイデア流通の逃げ道を塞ぐのも大事ですね(苦笑)。

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