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AボタンとBボタンだけで操作できますか?
特にセミナーや勉強会活動をしていて感じるのが、情報の伝達は「タイトル」が大事だということです。
そしてタイトルには、「考えさせないくらい明快な分かりやすさ」が必要だと思います。これ持論。
事実、セミナーや勉強会の開催情報をいくつも告知サイトに載せてきましたが、ことごとくお蔵入りと相成りました(汗)。初めてヒットコンテンツになったのは『マネして書けるキャッチコピーの秘訣』というもの。
ザッツ・シンプルですね。ある告知サイトには「商売繁盛」というキーワードを入れてみたところ、それも反響があったことがアンケートから分かりました。
この辺りから、タイトル作りには「テクニック」もあるけれど「単語そのものの力強さ」の方がもっと大切だという気づきも得て。ズバッと目に飛び込んでくる単語を探求すること。永遠のテーマです。
若干記憶がおぼろげだけれど、Apple社創業期の好きなエピソードがあります。
スティーブ・ジョブズだったか共同創業者のウォズニアックだったかがMacの設計思想を
「AボタンとBボタンだけで操作できるくらいシンプルなマシン」
にしたといいます。僕が考える「考えさせないくらい明快な分かりやすさ」の秀逸なアナロジー(比喩)がこれ。
Macの登場期は家庭用パーソナルコンピューターそのものの草創期でもあります。パソコンを一家に一台、普及させるには“難解なサムシング”と思われてはアウト。
ユーザーの肉体感覚とバーチャル空間が接続されたような美しくシンプルなユーザーインターフェースは、創業者2人の時代への挑戦だったことが分かります。
また、言葉は簡略化しますがジョブズは
「我々のコンピューターはフォルクスワーゲンではない。自転車だ」
というような発言もしていますね。これも、一家に一台パソコンを普及させるための秀逸なアナロジーです。歴史的なキャッチコピーでもあると思います。実に味わい深い。
特に昨今の情報化社会では、分からない=即、離脱となります。人の判断時間は3秒といわれていますが、「3秒」とする定義もずいぶん以前のことなので今ではもっと短縮されているでしょう。1秒とか? いや瞬間?
なおさら
考えさせない分かりやすさ
単語の力強さ
というのは探求しなければならないものだと思います。ともすれば何事も難しく伝えてしまいがちなのが人間の性(さが)ですが、
「果たしてこれはAボタンとBボタンだけで操作できるか?」
と立ち返ることが大切ですね。
追伸)
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