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キミは見積1枚に命の価値を込めているか?

今日も誰より価値ある1日を。

こんにちは、大鹿です。
noteを開いてくださって感謝です。

私に「価値の価値」を教えてくれた方の言葉です。

「見積1枚に命の価値を込めているか?」

たった紙1枚。されども。

その紙切れ1つに、私たち自身が振り絞るアイデアや何より関わる人たちの働きが込められていることを考えると、生半可な気持ちでは出せません。

私は食品商社の出身で、現在はご縁があり、当時の仕入れ先の1社とお仕事をさせていただいています。

すると、見えなかったものが見えてくる。

商社時代は悪く言うと、仕入先からいただいた見積に自社の利益・かかるコストのペイ分を乗っけて、お得意先に出すだけでした。右から左に流す作業に近い。

もちろん、当時の会社にも関わる人が多くいたものの、面倒なセクショナリズムなどもあってそこに「人の命が乗っている」だなんて考えもしませんでした。

私は担当する仕事柄ありませんでしたが、仕入先からリベートをいただいて販売することも、営業の仕事として当たり前に行われていました。

リベートというと言葉の響きが悪いかもしれませんが、要は販促費です。ただその「意味」を分かっていない同僚が多かった。

極端な話、仕入れるとメーカーに利益が100円出る商品に対し、200円の販促費を要求するだとか。しかもそうしたリベートありきで「おたくの商品を扱うかどうか」を決める。

本当に、本当に悪しき習慣です。算数、できないのか?(私は異業種からの転職だったのでずっとおかしいと感じていました)

少し話が逸れましたが、こんなことができるのも見積を「単なる紙1枚」にしてしまっているから。

今、ポジションが変わり、私が当時仕入れていた側に立って仕事をしています。

上り調子の企業とはいえ、社員は50名にも満たない数です。

商社時代のように、1つの業務に担当がそんな何人もいるものではなく、「この仕事のことは〇〇さん、こっちの仕事は□□さん」というふうに限られた人材で会社が回っています。

頻繁にやり取りをしていれば、自然と親近感がわきます。そして、

「自分はこの人たちの生活を支えるために仕事をしているのか」

と切実に思うわけです。顔が見えるだけに。

この人たちが製造して、この人が受注を処理して、この人が代金回収をするから利益が入ってくるんだ。

昔も今も本質はそう違ったことをしているわけではありません。

しかし自分が個人事業主になり、お金がどのように作られているか、そしてその苦労が肌で分かったからこそリアリティを持って感じられます。

だから、見積1枚をただの紙切れにしてはいけない。見積はともに働く人たちの命を乗せた切符、のように考えています。

どうやったらこの見積に興味を持ってもらえるか?
命を乗せて提案する商品にどんな価値があるのか?

これらを真剣に伝えることが私の仕事です。

当然、一方的なリベート要求など受け付けません。命を軽んじることになるからです。相手に算数、教えます。

あなたは見積1枚、書類1枚に、どんな重みが乗っているのかを考えていますか?

映像でイメージしてみてください。

明日から、いや今日から、あなたの肩に乗っている「価値の価値」が変わると思います。

今回はこの辺で筆を止めておきます。



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